MacOS
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LaunchPadやAirDropなどを含む250を越える新機能を追加し、64ビット・マルチコアCPU[注 32]のみをサポートする。7月20日にMac App Storeでダウンロード販売を開始した。8月17日にはUSBメモリ版も発売された。
OS X 10.8 Mountain Lion詳細は「OS X Mountain Lion」を参照

2012年2月16日に発表され、デベロッパプレビューも同時に公開。正式名称もOS Xとなり、7月25日にMac App Storeでダウンロード販売(発売時は1,700円、2022年4月現在2,440円[65])を開始した[66]。この版から64ビットカーネル起動のみとなり、インテル32ビットプロセッサを搭載したMacおよび32ビットカーネルのMacでの直接インストールができなくなった。100以上の新たな機能が追加され、メッセージングサービスiMessage、リマインダー、通知センター、メモ、Game Centerなど、iOS 5で提供されたアプリケーションや新機能がMacintoshでも利用可能となった。Mac OS X Lionに引き続き、iOSに由来する機能が搭載された。Mountain LionとはPuma、Cougarの別名である。
OS X 10.9 Mavericks詳細は「OS X Mavericks」を参照

2013年6月10日に開催されたWWDC 2013で発表され、デベロッパプレビューも同時に公開された[67]。200以上の新機能が追加され、一般向けには2013年10月22日にリリースされた。また、このバージョンから無償となった。Finderにタブ機能が追加され、iOSで提供されているマップiBooksが搭載される。このバージョンからコードネームがカリフォルニア州の地名になった。Mavericksとはカリフォルニア州の海岸の名前である。
OS X 10.10 Yosemite詳細は「OS X Yosemite」を参照

2014年6月2日のWWDCで発表、同年10月17日にリリースされた。iOS 7で刷新されたデザインを採用しつつ、Finderやマルチタスクなど、デスクトップOSとしての機能がさらに洗練された。10.5以降に採用された3D Dockは廃止され、その結果としてGUIの雰囲気は10.4以前のGUIに似ていた。
OS X 10.11 El Capitan詳細は「OS X El Capitan」を参照

2015年6月9日のWWDC 2015の基調講演で発表、同年9月30日にリリースされた。Macのエクスペリエンスの洗練とパフォーマンスの向上、システム整合性保護などセキュリティ対策強化、フルスクリーンでアプリケーションを同時に二つ表示できるスクリーンスプリット機能、システムフォントの追加など。Spotlightがより口語的な検索に対しても結果を示すようになる。ライブ変換機能の追加でよりスムーズな入力ができるようになる。
macOS Sierra 10.12詳細は「macOS Sierra」を参照

2016年6月13日のWWDC 2016の基調講演で発表、同年9月20日にリリースされた。この版からHFSフォーマットが廃止され、Late 2009モデル[注 33]より前のMacでの直接インストールが不可となった。新たにSiriの導入や、iOSやwatchOSとのより多くの連携機能の導入が進む。本バージョンからiOSやwatchOS、tvOSなどのAppleのOSとの名前の親和性を図るために従来のOS XからmacOSへ名称が変更された。
macOS High Sierra 10.13詳細は「macOS High Sierra」を参照

2017年6月5日のWWDC 2017の基調講演で発表、同年9月25日にリリースされた。APFSVRテクノロジーへの対応、日本語入力の改善などが発表された。純正のみサポートされたNVMeがサードパーティー製にも対応し、Apple T2チップ搭載Mac以外のRAIDディスクへのインストールおよび起動が不可となった[注 34]
macOS Mojave 10.14詳細は「macOS Mojave」を参照

2018年6月5日のWWDC 2018の基調講演で発表、同年9月25日にリリースされた[68]。ダークモードの採用や、Mac App Storeの大幅リニューアルなどが実装された。
macOS Catalina 10.15詳細は「macOS Catalina」を参照

2019年6月3日のWWDC 2019の基調講演で発表、同年10月8日にリリースされた[69]iPadOSからのアプリの移植を容易に行えるProject Catalystが採用された[70]。システムボリュームにはAPFSを必須とし、HFS Plusでの起動ができなくなった。32ビットバイナリが取り除かれ、32ビットアプリケーションなどが起動しなくなるので注意が必要である。
macOS Big Sur 11詳細は「macOS Big Sur」を参照

2020年6月22日のWWDC 2020の基調講演で発表、同年11月13日にリリースされた[71]。同時に移行が発表されたAppleシリコンを搭載したMac[72]において、Rosetta 2で従来のIntel Mac向けソフトウェアの大半が動作する[73]。また最新のXcodeでAppleシリコン、Intel CPU両方に対応するUniversal 2としてコンパイルが可能となっている[73]。バージョンナンバーは最初にリリースされた開発版では10.16であったが[74]、Mac OS 9からMac OS Xに移行して以来、約20年ぶりにメジャーバージョンを上げ11.0とすると発表した[75]
macOS Monterey 12詳細は「macOS Monterey」を参照

2021年6月7日のWWDC 2021の基調講演で発表[76]、同年10月25日にリリースされた[77]
macOS Ventura 13詳細は「macOS Ventura」を参照

2022年6月7日のWWDC 2022の基調講演で発表[78]、2022年10月25日にリリースされた。
macOS Sonoma 14詳細は「macOS Sonoma」を参照

2023年6月5日のWWDC 2023の基調講演で発表、2023年9月26日にリリースされた[37]
最大プロセス数

Mac OS X v10.0からMac OS X v10.6までは、最大プロセス数が532、そのうちユーザプロセス数は半分の266であった。Mac OS X v10.7からmacOS Mojave 10.14では、メモリを3GB以上積んだ場合は、1064へ拡大され、ユーザプロセス数は709である。macOS Catalinaからは1044の倍数(最大16、よって16704)となる[79]。確認するコマンドなどについては、sysctl(3)のマニュアルで参照できる[80]

なお、Mac OS X Serverではv10.5以前から最大プロセス数が2500であり、64ビット化されたMac OS X Server v10.6からはメモリ量に応じて自動で増えるが、上限は30000である[81]。macOS Serverでは、強制的にパフォーマンスモードを有効にすることで、最大プロセス数を増やすこともできる[82]


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