MacOS
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

この版からHFSフォーマットが廃止され、Late 2009モデル[注 33]より前のMacでの直接インストールが不可となった。新たにSiriの導入や、iOSやwatchOSとのより多くの連携機能の導入が進む。本バージョンからiOSやwatchOS、tvOSなどのAppleのOSとの名前の親和性を図るために従来のOS XからmacOSへ名称が変更された。
macOS High Sierra 10.13詳細は「macOS High Sierra」を参照

2017年6月5日のWWDC 2017の基調講演で発表、同年9月25日にリリースされた。APFSVRテクノロジーへの対応、日本語入力の改善などが発表された。純正のみサポートされたNVMeがサードパーティー製にも対応し、Apple T2チップ搭載Mac以外のRAIDディスクへのインストールおよび起動が不可となった[注 34]
macOS Mojave 10.14詳細は「macOS Mojave」を参照

2018年6月5日のWWDC 2018の基調講演で発表、同年9月25日にリリースされた[68]。ダークモードの採用や、Mac App Storeの大幅リニューアルなどが実装された。
macOS Catalina 10.15詳細は「macOS Catalina」を参照

2019年6月3日のWWDC 2019の基調講演で発表、同年10月8日にリリースされた[69]iPadOSからのアプリの移植を容易に行えるProject Catalystが採用された[70]。システムボリュームにはAPFSを必須とし、HFS Plusでの起動ができなくなった。32ビットバイナリが取り除かれ、32ビットアプリケーションなどが起動しなくなるので注意が必要である。
macOS Big Sur 11詳細は「macOS Big Sur」を参照

2020年6月22日のWWDC 2020の基調講演で発表、同年11月13日にリリースされた[71]。同時に移行が発表されたAppleシリコンを搭載したMac[72]において、Rosetta 2で従来のIntel Mac向けソフトウェアの大半が動作する[73]。また最新のXcodeでAppleシリコン、Intel CPU両方に対応するUniversal 2としてコンパイルが可能となっている[73]。バージョンナンバーは最初にリリースされた開発版では10.16であったが[74]、Mac OS 9からMac OS Xに移行して以来、約20年ぶりにメジャーバージョンを上げ11.0とすると発表した[75]
macOS Monterey 12詳細は「macOS Monterey」を参照

2021年6月7日のWWDC 2021の基調講演で発表[76]、同年10月25日にリリースされた[77]
macOS Ventura 13詳細は「macOS Ventura」を参照

2022年6月7日のWWDC 2022の基調講演で発表[78]、2022年10月25日にリリースされた。
macOS Sonoma 14詳細は「macOS Sonoma」を参照

2023年6月5日のWWDC 2023の基調講演で発表、2023年9月26日にリリースされた[37]
最大プロセス数

Mac OS X v10.0からMac OS X v10.6までは、最大プロセス数が532、そのうちユーザプロセス数は半分の266であった。Mac OS X v10.7からmacOS Mojave 10.14では、メモリを3GB以上積んだ場合は、1064へ拡大され、ユーザプロセス数は709である。macOS Catalinaからは1044の倍数(最大16、よって16704)となる[79]。確認するコマンドなどについては、sysctl(3)のマニュアルで参照できる[80]

なお、Mac OS X Serverではv10.5以前から最大プロセス数が2500であり、64ビット化されたMac OS X Server v10.6からはメモリ量に応じて自動で増えるが、上限は30000である[81]。macOS Serverでは、強制的にパフォーマンスモードを有効にすることで、最大プロセス数を増やすこともできる[82]
言語

以前のMac OSにおいては、OSパッケージが各言語ごとにローカライズされたほか、ラテン文字以外の文字で表記する言語を扱うために必要なフォント・インプットメソッド・スクリプト書類などをセットにした「Language Kit」が用意された。System(漢字Talk)7.1から Mac OS 8.6までの時期には個別にパッケージ販売され、Mac OS 8.5から Mac OS 8.6ではインプットメソッドを除くMultilingual Internet Accessが添付された。Mac OS 9ではすべての版でLanguage Kitが標準添付となり、必要な場合カスタムインストールする形をとった。

これに対し、macOSはサポートする言語の入力・表示に必要なコンポーネントをすべて標準でインストールした上で、優先順位を切り替えて任意の言語環境で使うことができる多言語インタフェースのOSになっている。Mac OS X v10.5では18種の言語環境が内包されている。そのため提供されているインストーラの内容は全世界共通である。従って、日本国外で入手したmacOSやMacintosh本体でも、日本で流通しているものと全く同様の環境に仕立てることが可能である。

字体としては65,000以上ものグリフを扱うことができ、日本語についてはグリフセットAdobe-Japan1-5以降に対応したOpenTypeフォントを備えているため、.mw-parser-output .jis2004font{font-family:"源ノ角ゴシック JP Normal","源ノ角ゴシック JP","Source Han Sans Normal","Source Han Sans","NotoSansJP-DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","ヒラギノ角ゴ ProN W3","ヒラギノ角ゴ ProN","Hiragino Kaku Gothic ProN","メイリオ",Meiryo,"新ゴ Pr6N R","A-OTF 新ゴ Pr6N R","小塚ゴシック Pr6N M","IPAexゴシック","Takaoゴシック","XANO明朝U32","XANO明朝","和田研中丸ゴシック2004絵文字","和田研中丸ゴシック2004ARIB","和田研中丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシック2004絵文字","和田研細丸ゴシック2004ARIB","和田研細丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシックProN",YOzFont04,"IPA Pゴシック","Yu Gothic UI","Meiryo UI","MS Pゴシック";font-feature-settings:"jp04"1}森?外草g剛などの正確な表記もそのまま表示・入力できるようになった。ただしすべてのグリフを扱うにはアプリケーション側の対応が必要となる。入力メソッドはシステム言語の文字に加えてタイ文字デーヴァナーガリー文字、アラビア文字ヘブライ文字など多数用意されている。v10.3からはことえりがアイヌ語の表記に使う仮名文字に対応している。またファイルやフォルダ(ディレクトリ階層)にもシステムが対応している任意の言語で名前を付けることが可能で、複数言語の混在もできる。v10.7からは絵文字にも対応し、他の文字と同じように扱うことができるようになった。

Finderや付属のアプリケーションソフトで、メニュー・ダイアログなどが地域対応された下記の言語環境が歴代のバージョンで追加されている。
Mac OS X 10.0
English(英語〈米国〉日本語Francais(フランス語)Deutsch(ドイツ語)Espanol(スペイン語)Italiano(イタリア語)Nederlands(オランダ語
Mac OS X 10.1.2
Svenska(スウェーデン語)Dansk(デンマーク語)Norsk(ノルウェー語)Suomi(フィンランド語)?体中文(簡体字中国語)繁體中文(繁体字中国語)??(韓国語ハングル〉)Portugues (Brasil)(ポルトガル語〈ブラジル〉


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:132 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef