macOS Sonoma
macOS ファミリー
開発者
Apple
リリース情報
リリース日2023年9月26日
最新の安定版14.4.1 (23E224)[1] - 2024年3月25日
ソースモデルオープンソースのコンポーネントを用いたクローズドソース
ライセンスソフトウェア利用許諾契約
カーネル型ハイブリッドカーネル (XNU)
プラットフォームx86-64、ARM64
先行品macOS Ventura (13)
サポート状態
提供中
macOS Sonoma (マックオーエス ソノマ)は、Appleが開発・無料配布しているオペレーティングシステムで、Mac専用製品である。バージョンナンバーは14。macOS Venturaの後継としてWWDC2023の基調講演にて2023年6月5日に発表された[2] 。米カリフォルニア州のワイン産地のソノマ郡から命名された[3][4]。
最初の開発版は発表日の2023年6月5日から配布され[5]、パブリックベータ版は2023年7月11日より配布されている[6]。 macOS Sonomaは、特に生産性を高め、クリエイティブな面を発展させた、多数の新機能を備えている[7][8][9][10]。 AppleはmacOS Sonomaと同時に、WindowsゲームをmacOSに移植するための開発者向けツールを発表した。Wineから派生させ、リリースされたGame Porting Toolkitは、Windowsのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)コールをmacOSの同等のAPIに変換し、開発者がX64 Windows DirectXゲームをmacOS上で実行できるようにする。MacユーザはGame Porting Toolkitを使用して、多くのDirectX 12ゲームを実行できる。技術ニュース関係者は、このツールをValveのLinux用Proton互換レイヤーと比較している。Appleはまた、シェーダーをAppleのMetalグラフィックスAPIに変換するMetal Shader Converterもリリースした[11][12]。 macOS Sonomaは、Appleシリコン及び インテルのXeon-W 第8世代 Coffee Lake/Amber Lake以降を搭載したMacをサポートしている。 2017年以前のMacの大多数がサポート対象から外された。macOS Sonomaでサポート対象のうち、2019年の iMacのみがApple T2を登載していない。 macOS Sonomaは、以下のMacが対応している:[15] Ars Technicaの分析によると、2016年と2017年のMacが受けたアップデートは平均6年間で、2009年から2015年にリリースされたインテルMacが受けた7?8年のアップデートよりも短い[16][15]。 macOS Sonoma のアップデートの新機能 過去のリリース最新リリース最新ベータ版緊急セキュリティ対応 バージョンビルドRelease dateDarwin備考 新機能、セキュリティアップデート[18][19] 機能強化、バグ修正、セキュリティアップデート[18][21] xnu-10002.41.9~6 Mon Oct 9 21:26:29 PDT 2023重要なバグ修正とセキュリティアップデート[18] xnu-10002.41.9~6 Mon Oct 9 21:27:27 PDT 2023MacBook Pro(2023), iMac (24インチ, 2023)初期出荷(23B2073)プリインストール専用アップデート セキュリティアップデート[24] xnu-10002.61.3~2 Wed Nov 15 21:59:33 PST 2023Release Notes[25] PDF関連やメッセージ、天気と時計の機能強化、バグ修正、セキュリティアップデート[18][26] xnu-10002.81.5~7
新機能
ウィジェットは刷新され、通知センター限定ではなくなり、画面上のどこにでも配置できるようになった。ウィジェットピッカーはiPadOS 17同様のデザインに一新された。
ロック画面はiOSやiPadOS同様に日付と時刻を含んだデザインに変更され、電源のボタンアイコンはコンテキストメニューになった。
ビデオ会議アプリは、画面共有の上に発表者のウェブカメラのビデオをオーバーレイできる。
アプリアイコンとSpotlight検索バーがより丸みを帯びたデザインになった。
Safari:
ブラウジング・プロファイルでは、ブックマーク、拡張機能、Cookieを個別に設定できるようになり、個人用と仕事用を分けられるようになった。
パスワード共有は、複数の人が同じウェブサイトのパスワード・コレクションにアクセスし、必要に応じて更新できるようになった。
「ウェブアプリ」では、任意のウェブサイトをDockに追加し、アプリのように簡素化されたSafariインターフェースで開くことができる。(同様の機能はGoogle Chromeでも利用できる。)この機能は、ウェブサイト開発者による追加作業を必要としないため、プログレッシブ・ウェブ・アプリとはやや異なる。
メッセージ:
より正確な検索フィルター:例えば、連絡先名と検索用語を組み合わせ、特定の会話内でその用語を検索することができるようになった。
キャッチアップでは、会話の最初の未読メッセージにすばやくジャンプできる。
iMessageのステッカーに新しい選択インターフェイスが追加された。
キーボード: デバイス上の機械学習言語モデルのTransformerモデルにより、自動修正やインライン予測の精度が向上した。
Apple TV トップバーに代わりサイドバーとなった。
ゲームモード ゲームに最適化し、CPUとGPUを割り振る。
スローモーション 世界各地のスローモーションスクリーンセーバーが新登場。ログインするとデスクトップの壁紙に変化する。
通知パネルやロック画面などのアニメーションがよりスムーズになった。
プッシュ通知のサウンドが刷新され、[トライトーン]からiOS 17と同様の[リバウンド]に変更された。
ゲーム機能
削除された機能
メール.appの旧いプラグイン機能[13]
PostScriptとEncapsulated PostScript ファイルの変換機能。macOS Ventura では、プレビュー.appから削除されていたが、システムレベルで機能が削除された[14]。
システム要件
iMac 2019 以降
iMac Pro 2017
MacBook Air (2018)以降
MacBook Pro (2018)以降
Mac mini (2018)以降
Mac Pro (2019)以降
Mac Studio 全モデル
バージョン履歴
14.023A3442023年9月26日23.0.0
xnu-10002.1.13~1
Fri Sep 15 14:41:34 PDT 2023Release Notes[17]
14.123B742023年10月25日23.1.0
xnu-10002.41.9~6
Mon Oct 9 21:28:31 PDT 2023Release Notes[20]
23B2073-iMac (24インチ, 2023)初期出荷プリインストール[22]
23B2077-iMac (24インチ, 2023)初期出荷(23B2073)プリインストール専用アップデート[23]
14.1.123B812023年11月7日23.1.0
23B2082MacBook Pro(2023), iMac (24インチ, 2023)初期出荷(23B2073)プリインストール専用アップデート[18]
14.1.223B20912023年11月30日23.1.0
23B92セキュリティアップデート[24]
14.223C642023年12月11日23.2.9
14.2.123C712023年12月19日セキュリティアップデート[27]
14.323D562024年1月22日23.3.0
Size:38 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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