MacBook_Pro
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MacBook Pro
16インチMacBook Pro (2021)
別名MBP
開発元Apple
種別ノートパソコン
発売日2006年1月10日(オリジナル)[1]
2023年10月30日14インチ、16インチモデル (Nov, 2023)[2]
OSmacOS Sonoma
SoCApple M3, Apple M3 Pro, Apple M3 Max
メモリ8GB - 最大128GB (LPDDR5)
ストレージSSD? 512GB - 最大8TB
タッチパッドMulti-Touchトラックパッド
後方互換x86-64(Rosetta)
前世代ハードPowerBook G4
ウェブサイトMacBook Pro - Apple(日本)

MacBook Pro(マックブック プロ)はAppleが開発、販売するノートブック型Macのシリーズである。
概要

エントリーモデルで薄型・軽量に特化したミニマル志向のMacBook Airに対し、本機種はハイエンドモデルに位置付けられ、Appleのノートブック類でもプロ向けのI/Oポートが多い仕様となっている。

また、価格帯にバリエーションが豊富であるのも特徴で、最低構成モデルではエントリーユーザが買いやすい価格が設定されている。

2016年モデルより搭載されたTouch Barは、13インチの最低構成モデルにも標準装備されるようになり、2019年モデルでは全てのモデルでTouch Barが標準装備された。Touch Barは、2021年モデルからは上位機種では廃止され、13インチモデルも2023年10月の販売終了によって廃止された。

2023年11月現在、AppleシリコンのM3, M3 Pro, M3 Maxを搭載したモデルが販売されている。日本で販売されているものは日本語JISキーボードが装備されているが、Apple Store、Apple Premium Reseller及び一部のAppleショップでは、BTOUS, アラビア語, 英語-英国, デンマーク語, フランス語, 韓国語, スペイン語配列キーボードを選択できる。
歴史旧モデルのMacBook Pro
2006年1月10日

MacBook Proは、“
Macworld Conference & Expo 2006”の中で発表された[注 1]。その際CEOスティーブ・ジョブズは、MacBook Proブランドは従来のPowerBook G4ブランドに置き換わるものであるが、当面の間MacBook ProとPowerBook G4を併売するとし、PowerBook G4シリーズを2006年5月まで販売していた。このインテル製チップを搭載したMacBook ProではAppleが提供するソフトウェア「Boot Camp」ベータ版を利用することにより、Microsoft Windows XPが動作可能になると公表した。この初期モデルのMacBook Pro 15インチモデルからはPowerBook G4 15インチモデルに搭載されていたFireWire 800が取り除かれた。

2006年4月24日

FireWire 800と400ポートを搭載した17インチモデルが発表された
[3][4]

2006年10月24日

Core 2 Duo搭載、FireWire 800が追加されたMacBook Pro 15インチモデルと17インチモデルが発表された
[5]

2007年6月5日

GeForce 8600M GTによるビデオ回路の高速化、FSB 800MHz化、搭載メモリの上限を4GB、15インチモデルはLEDバックライトの液晶パネルの採用と90gの軽量化、17インチモデルは1,920×1,200の高解像度液晶パネルを選べるようになった。またこのモデル以降では、USB 2.0ポートの電源供給能力が
iPhoneを急速充電出来る最大5V/1,100mAに強化された[6]

2008年2月26日

PenrynMac OS X v10.5を搭載したMacBook Proが発表された。このモデルからApple Remoteコントローラは付属せず、オプション扱いとなった。マルチタッチトラックパッドを採用、ビデオメモリを倍増させている。17インチモデルも1,920x1,200の高解像度液晶パネルを選んだ場合、LEDバックライトとなる。また、バッテリ持続時間の指標が変更され、最大稼働時間ではなく、ワイヤレス環境[注 2]の記載となった[7]

2008年10月14日

15インチモデルのデザインが変更、筐体が
CNCによる高精度アルミニウムユニボディ[8]となり若干大型化、FSB 1066MHz化しDDR3メモリの採用、トラックパッド全体がボタン化された他、液晶画面がiMac同様ガラス張りとなり、15インチモデルにおけるノングレアディスプレイの取り扱いがなくなった。また、新たに負荷の大小により使用するGPU[注 3]をシステムの再起動無しに切り替えることが可能となった。

2009年1月6日

17インチモデルのデザインが変更、筐体が高精度アルミニウムユニボディ化。バッテリの取り外しが出来なくなった代わりに、容量が増え最大8時間稼動可能となり、寿命が1000回充放電が可能と大幅に伸びる。15インチモデルと違って、ノングレアディスプレイがCTOオプションで選べるほか、最大8GBのメモリを搭載出来るようになった。同時に15インチモデル 2.93GHzも発表。
ユニボディのMacBook Pro 13・15・17インチモデル
2009年6月9日

高精度アルミニウムユニボディ採用の13インチMacBook Pro発表及び15インチMacBook Proのアップデート。液晶ディスプレイの表示
色域が60%拡大、SDカードスロット採用、最大8GBのメモリを搭載可能となり、バッテリの取り外しが出来なくなった代わりに、容量が増え最大7時間稼動可能となり、寿命が1000回充放電が可能と大幅に伸びる。

2010年4月13日

13, 15及び17インチMacBook Proのアップデート。Core 2 DuoとGeForce 320Mを採用する13インチモデルは最大10時間、Core i5もしくはCore i7とGeForce GT 330Mを採用する15と17インチモデルは最大9時間と、バッテリでの稼働時間が大幅に伸びる。

2011年2月25日

13, 15及び17インチMacBook Proの大幅なアップデート。全機種に
Thunderboltを搭載。13と15インチモデルのSDカードスロットが、64GBまでのSDXCメモリーカードに対応した。バッテリ駆動時間の計測方法が変わり、公称7時間となったが、前のモデルと同等の時間使えるとのこと[9]。またこのモデル以降では、USB 2.0ポートの電源供給能力がiPadを急速充電出来る最大5V/2,100mAに強化された[10]。SATAは6Gbpsに強化された。Wi-Fiアンテナは、多くのノートパソコンでは2本であるが、MacBook Proにはこのときから3本内蔵されるようになり、802.11nでは450Mbpsの論理速度を持つ。 前面カメラも720pのFaceTime HDになった。システムバスのスピードも5 GT/sに向上している。GPUは従来のNVIDIA製からAMD製に変わった。

2011年10月24日

全機種マイナーアップデート。CPU動作クロックの向上と
HDD容量の変更が行われた。

2012年6月11日

全機種
Ivy Bridgeマイクロアーキテクチャへのアップデートに伴い、USB3.0ポートが採用された。また、光学ドライブとHDDを排除し、25%薄く、軽くなり、MagSafe 2を採用した、ディスプレイ解像度が従来の4倍の「Retinaディスプレイモデル」が発表された。17インチモデルは製造終了になり、およそ6年間の歴史に幕を閉じる。なお、今後の復活がありうるのかどうかは明らかにされていない。

2012年10月23日

MacBook Pro 13インチRetinaディスプレイモデル発表。バッテリ及びスリープのインジケータLEDが廃止される。赤外線センサーも搭載されず、Apple Remoteも利用出来なくなった。

2013年2月13日

13インチおよび15インチRetinaディスプレイモデルマイナーアップデート。

2013年10月22日

OS X MavericksHaswellマイクロアーキテクチャ採用のMacBook Pro 15インチと13インチのRetinaディスプレイモデル発表。13インチモデルは、1mm薄型化・50g軽量化し、バッテリでの動作時間は9時間と延びた[11]。また本モデルよりIEEE 802.11acに対応。アンテナは従来と同じく3本入っているので、最大で1300Mbpsでの通信が可能となる。その他インターフェースがThunderbolt 2に変更され、MacBookとして初めて4Kディスプレイへの出力にも対応した。

2014年7月29日

13インチおよび15インチRetinaディスプレイモデルマイナーアップデート。

2015年3月9日

13インチRetinaディスプレイモデルアップデート。新たに感圧タッチトラックパッドと
Broadwellマイクロアーキテクチャを採用し、バッテリでの動作時間は10時間と延びた[12]

2015年5月19日

15インチRetinaディスプレイモデルアップデート。13インチRetinaディスプレイモデルと同様に感圧タッチトラックパッドを採用し、バッテリでの動作時間は9時間と延びた
[13]


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