MZ-80
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出典検索?: "MZ-80" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年9月)

MZ-80(エムゼットはちまる)は、シャープMZシリーズに属する1978年に発売された8ビットパーソナルコンピューターのシリーズであり、後にシャープはパソコン御三家といわれる様になる。本稿ではMZ-80Kにはじまり、シャープ部品事業部の設計したMZ-80Bまでを記述する。
概要

同社部品事業部の設計したMZを冠するハードウェアにはこれよりも前にMZ-40Kが存在するが、MZ-80Kはその後のMZシリーズの実質的な元祖にあたる。「オールインワン設計」「クリーン設計」等の特徴的な設計や、アルゴ船などのトレードマークなどもこのシリーズから見られるようになった。事業部の再編により商品の命名規則が変化したことから、MZ-80シリーズは実質二つの設計にとどまり情報システム事業部へ事業は引き継がれた。
MZ-80K系機種
概要MZ-80K

パーソナルコンピューターとしてのMZシリーズの実質的な元祖に当たる。その基本設計はMZ-1200までほぼ同一であり、同系列の機種では同じソフトウェアを無変更に動作させることが可能であった。基本設計はPET2001の影響を強く受けており、CPUこそ違うものの、外観、キー配列、ブロックダイアグラム、メモリーマップドI/Oの利用、テキスト画面によるセミグラフィックス、BASICの命令セット等にその影を見ることができる。 内蔵機器はメモリー空間、拡張機器はI/O空間に接続されるように構成されている。

特徴であるクリーン設計は本来システムプログラム全体をROMで実装することに対するコスト的なリスクの回避を目的とした苦肉の策[1]であり、コマンドこそ6種しか用意されていないモニターにも実際には文字表示、音の発声、データレコーダーに対する入出力などローレベルな処理が多数書き込まれており、起動に最低限必要な処理のみが存在しているわけではない。シンプルで素直な構成の本機は、DMAの割り込みウェイト等によって処理を遅延させられていた同時期の競合製品であるPC-8001と比較し、CPUのクロック周波数こそ半分であるものの、実動作速度についてはほぼ等価[注 1]の速度であった他、単音でこそあるものの8253を経由しスピーカーから任意の音程を発声させる命令も予め用意されていた。

当初はセミキットとして発売され、後にそれをベースとした完成品やキーボードの異なるバリエーションも販売されている。 テキストVRAMにはキャラクターコードではなくディスプレイコードを書き込むことによって表示が行われ、その配列は00に空白、01から、アルファベット、数字、記号等が並び、0x40h毎にそのキーボードに対応する各々のモードのキャラクターが配置されるという特殊なもの[注 2]である。また、豊富なグラフィックキャラクター群を持つ反面、キャラクターセットにあるアルファベットは大文字のみである。内蔵データレコーダーは手動式でこそあるものの、専用に設計された周辺回路の力もあって1,200Baudと当時の平均的な競合製品よりも高速[注 3]であるほか、信頼性も高いものとなっていた。制御はソフトウェアによってタイミングを取り8255を直接制御しPWMの波形を生成して記録しているため、ソフトウェア的な制御の変更によって転送速度を変化させることも可能である。キーボードは多くの機種がマトリクス配列を採用し、MZ-80C、MZ-80A、MZ-1200等のみがタイプライター配列のキーボードを標準装備している。それ以外の機種についてはMZ-80K2用のオプションとしてMZ-80TKという製品が出ており、換装する事でタイプライター配列にすることも可能であった。

2002年10月22日には液晶ガラス基板上にZ80を形成し、MZ-80KのCPUを置換して動作させることでシステム液晶のデモンストレーションが行われた[2]

2017年5月、PasocomMini MZ-80Cとして、Raspberry PiA+にエミュレーターを書き込み、内蔵したミニチュアモデルが発表された[3]
ハードウェア
基本仕様

CPU: Z80 2MHz

RAM:

メイン 最大48KiB。

テキストVRAM1KB


ROM:

CGROM 2KB

各種キャラクタパターンが格納されている。


モニタ 4KB

初期のシステムのモニタコマンドは5種で、システムを読み込むLOADコマンド、FDDから起動するためのFDコマンド[注 4]、キー入力のクリック音を発生させるSGコマンドと、それを停止するSSコマンド、メモリ上のアドレスをコールするGOTOコマンドのみである。ROMには、ローレベルな入出力をサポートするルーチンが書き込まれており、文字列の表示、音の出力、テープへの入出力をサポートしている。



音源

8253の矩形波出力モードを利用した単音。通常は周期を指定して鳴らすが、CPUが直接トリガを掛け制御することも可能である。

内蔵スピーカー出力は最大500mW


表示能力

内蔵モノクロディスプレイによる、横40桁×縦25行の1000文字表示。

1キャラクタは8×8ピクセルで構成されている。

1キャラクタを4分割した2×2ピクセルのパターンがあるため、80×50ピクセルのビットマップとして利用することも可能。


電源 AC 100V ±10% 50/60Hz 消費電力 20W

使用条件 温度/使用時 0℃ ? 35℃、湿度/使用時 85%以下

外形寸法・重量

外形寸法 幅410×奥行470×高さ270(mm)重量 約15kg


MZ-80K


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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