MUCC
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2005年以降は世界のメタル系フェスティバル「Wacken Open Air」への出演、単独ツアーなども行っている。2010年のROCKS TOKYOへの出演をきっかけに国内のロックフェスティバルへの出演も増えている。また、インディーズ時代から対バン形式のイベント「えん」を2017年12月現在までに7度主催している。

2017年12月現在、世界各国ではヨーロッパイギリスオランダスイススウェーデンスペインデンマークドイツハンガリーフィンランドフランスベルギーポーランド)・アメリカシンガポール台湾中国ロシア南米チリメキシコ)の計18か国でライヴを行っている。
バンド名の由来

2004年のBARKSのインタビューで、ミヤは「覚えやすいしほかにないし、バンド名で音楽を連想できないだろう」ということから付けたと説明し、後から英語で「MUCK」と書くと「汚物」という意味であることを知り「それもいいかな」と思ったと語っている[8]
表記について

キャリアを通してMUCCというアルファベット表記と、ムックというカタカナ表記を両方使用しているが、どちらを使うかにおいて特筆すべき傾向は無い。バンド初期のデモテープ「哀歌」と「愁歌」ではMUCC表記を、その後デモテープ『アカ』からアルバム『鵬翼』まではムック表記を使用している。この期間中もヨーロッパでのリリースには言語の関係上、MUCCが使用されている。その後シングル『ガーベラ』からアルバム『カルマ』まではリリースによってどちらかを使用している[注釈 1]。シングル『アルカディア featuring DAISHI DANCE』以降は基本的にMUCCで統一されていて、公式サイトも同表記になっている。ただし、シングル『家路』やデモテープ『自己嫌悪 DEMO』など、ムック表記のリリースも一部存在する。
評価

音楽評論家の市川哲史は「80年代序盤のソノシート的」な空気感が素晴らしく、「日本語ロックとしてとても優秀だ」と評している[9]。ライターの藤谷千明は「歌詞がすごく美しい」と述べている[9]
来歴

1997年5月4日、逹瑯とミヤが中心に結成。当時のベーシストはHIRO。水戸ライトハウスを中心に活動を開始し、THE BLUE HEARTSGLAYをコピーしていた。当初は「密室ノイローゼ」に所属しており、いわゆる「密室系」と呼ばれるジャンルに属していた。

1998年、上京。1999年2月にHIROが脱退し、現ベースであるYUKKEが加入。

1999年2月14日、初のワンマンライブを水戸ライトハウスにて敢行。

2001年、初のワンマンツアー「激痛―――――。」を敢行。

2002年にデンジャークルー・レコード内に自主レーベル「朱」を設立[6]。同年、初の「えん(主催イベント)」を敢行。

2003年、ユニバーサルミュージックに移籍しシングル『我、在ルベキ場所』のリリースをもってメジャーデビュー。

2005年、ドイツのメタルフェスティバルWacken Open Airに出演し、さらにその2日後には同地でのワンマンライブも敢行。これがムックにとって初の海外公演となる。

2006年、初の日本武道館単独公演『MUCC WORLD TOUR "TOUR FINAL「666」』を行う。

2007年、結成10周年記念を迎える。来日したGuns N' Rosesのオープニング・アクトを全公演を務める。

2007年11月25日、茨城県立県民文化センターにて10周年記念公演『MUCC 10th Anniversary Memorial Live"家路"』を行う。

2008年、北米、ヨーロッパ諸国、日本を縦断する大規模なライブツアー「Rockstar Taste Of Chaos 2008」に出演[10]

2009年3月15日、2度目の日本武道館単独公演『球体』を行う。

2009年、シングル『フリージア』の発売をもってデンジャークルー・レコードに復帰、活動の場をインディーズに戻した(流通はメジャー ※ソニーミュージックディストリビューション)。

2010年、YUKKEの母校である茨城県立小川高等学校が廃校になることを受け、同校の学園祭ライヴに出演した[11]

2011年5月21日 - 22日、3 - 4度目となる日本武道館単独公演を2デイズで行う。(5月21日『TOUR "Chemical Parade" FINAL』、5月22日『MUCC history GIG 97?11』)

2011年11月、ソニー・SMARからのメジャー再デビューを発表。

2012年、結成15周年記念を迎える。6月9日にバンド史上最大規模の会場である幕張メッセにて全35曲、5時間弱にわたるワンマンライブ『-MUCC 15th Anniversary year Live-「MUCC vs ムック vs MUCC」』を行う。

2013年8月17日、結成15周年記念の応募企画の特賞「MUCCになれる権」で当選した新メンバーDEANと班長加入。9月4日、両名とも一身上の都合で脱退[12]

2014年、7か月間連続で毎月異なる全6種類のツアーを各9公演ずつ行うというバンド史上最大規模のライヴプロジェクト「SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争-」を開催。ツアーファイナルとして9月23日に国立代々木競技場第一体育館にてワンマンライブを行う。

2015年6月21日、DANGER CRUEよりミヤがイベントプロデューサーを務めるイベント『COMMUNE』の始動を発表。

2015年6月28日、幕張メッセ国際展示場1?4ホールにて開催されたLUNA SEA主宰フェス「LUNATIC FEST.」に出演。

2016年10月16日、X JAPANLUNA SEAGLAYが中心となり幕張メッセ 国際展示場 展示ホール9?11にて開催された「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten」に出演。

2017年、20周年記念として、「MUCC 20TH ANNIVERSARY 97-17"飛翔"」と銘打った企画を発表。特設サイトもオープン。

2017年5月1日、メンバーの地元である茨城県石岡市および茨城県水戸市の「ふるさと大使」にダブル就任。

2017年6月20日 - 21日、20周年記念武道館公演『MUCC 20TH-21ST ANNIVERSARY 飛翔への脈拍 ?そして伝説へ?』を行う[13]

2017年、再びデンジャークルー・レコードに復帰する。

2017年9月23日、『MUCC 20TH ANNIVERSARY 殺シノ調べ This is NOT Greatest Tour』名古屋公演にて2018年から3か月間にわたる初の有期限活動休止が発表された[14]

2017年12月25日、Spotifyでの配信が順次解禁され、2017年12月27日開催の『20TH ANNIVERSARY MUCC祭「えん7 FINAL」in 武道館』に合わせて、会場最寄りである九段下駅には「MUCCをSpotifyで聴こう」と書かれた大型ポスターが設置された。(ポスターの掲出場所は、半蔵門線の日本武道館寄りの改札周辺と、東西線改札周辺。有楽町線、副都心線、半蔵門線の車両内の一部でも中吊りポスターとして掲出。)

2018年3月31日、幕張メッセ 国際展示場9?11ホールにて開催されたライブイベント『Vans Warped Tour Japan 2018 presented by XFLAG』で3か月間にわたる有期限活動休止から復活する。

2018年5月21日 - 22日、Zepp Tokyoにて『MUCC 2018 ?復活の夜? The WALL-CRIMEorDESTROY-』を2デイズを行う。

2019年1月7日、期間限定メンバーとして吉田トオル(Key.)含む5人でのアーティスト写真が公開される。

2019年11月10日、和歌山 CLUB GATEにて開催された『MUCC 2019 Lock on snipe tour #8『関西型壊れたピアノとリビングデッド収監7days』?47都道府県制覇の地!22年6ヶ月と7日かかりました?』で47都道府県でのライブ制覇を達成する。

2019年12月28日、逹瑯がオーガナイザーを務める『MUCC Presents Trigger In The Box supported by MAVERICK DC GROUP』が国立代々木競技場第一体育館にて開催される。

2020年6月21日、初となる無観客有料配信ライブ『?Fight against COVID-19 #2?『惡-THE BROKEN RESUSCITATION』』が渋谷ストリームホールにて開催される。また、同公演をもって期間限定メンバーであった吉田トオルがサポートメンバーとなる。

2020年12月2日、オフィシャルサイトにて2021年の春をもってSATOちが脱退することが発表された[15]

2020年12月27日、7度目となる日本武道館単独公演『惡-The brightness world』を行う。

2021年10月3日、延期に延期を重ねた(計3回)『MUCC TOUR 202X 惡-The brightness world』のツアーファイナルをザ・ヒロサワ・シティ会館 大ホール(茨城県立県民文化センター)にて開催。同公演をもってSATOちが脱退。

2021年10月14日、Zepp DiverCityにて開催された『ROTTENGRAFFTY Tribute Album?MOUSE TRAP?Release Party』が新体制として初のライブとなる。

2022年、25周年記念として「閃耀世界」を掲げ、アルバム発売やツアー開催などさまざまな企画を発表。特設サイトもオープン。バンド結成25周年を迎える2022年6月にはフルアルバム 「新世界」をリリース。

「新世界」制作中に泣く泣くアウトテイクとなった楽曲や「新世界」を完結させる意味合いを込めてツアー中に作曲された楽曲が収録されたミニアルバム「新世界 別巻」を12月にリリース。

2022年9月6日、2019年7月26日新宿LOFTにて開催の『Miya 40th Birthday After Special えん 7.5 ?I collected only my favorite bands?』以来約3年2か月ぶりの『えん』となる『えん8』がCLUB CITTA'にて開催される。

2022年10月から12月にかけては、2003年・2004年にリリースされたアルバム「是空」「朽木の灯」をコンセプトにしたツアー『MUCC 25th Anniversary TOUR 「Timeless」?是空・朽木の灯?』を開催。


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