MICE(マイス)は、Meeting(会議・研修)、Incentive travel/tour(研修旅行)、Convention(国際会議・学術会議)、Exhibition(展示会)またはEvent(イベント)の4つの頭文字を合わせた言葉・造語で、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどを指す総称である。 一般的な観光旅行より経済波及効果が大きく[3]、ビジネス・イノベーションの機会を創造し、国・都市の競争力を向上させる効果があるとされている。統合型リゾートの核となる施設群となる。 歴史的に国際会議は国際団体の本部の多い欧州で多く、コンベンション産業は米国で盛んである。アジア・太平洋地域でも経済発展により展示会や見本市が拡大するとともに、各国で展示場や会議場(コンベンション・センター)などMICEに関連する施設の整備が進んでいる[4]。 日本では、国際会議を中心に観光庁や日本政府観光局による促進が行われ、各地には誘致・支援組織としてコンベンション・ビューローがある[5]。
MICEの開催は開催地域を中心に大きな経済波及効果を生み出し、会議開催、宿泊、飲食、観光等の経済・消費活動の裾野が広く、また滞在期間が比較的長いとされ、一般的な観光客以上に周辺地域への経済効果を生み出すことが期待されている[1][2]。
特徴など
脚注[脚注の使い方]^ [MICEの誘致・開催の推進 観光庁 https://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kokusai/mice.html#igi
^ ⇒東京都観光産業振興プラン「MICE誘致の推進」 - 東京都産業労働局観光部企画課(平成25年5月)
^ ⇒都市を活性化させる装置として有効な MICE(マイス)の 誘致や開催を支援する|日本政府観光局(JNTO) - ダイヤモンド・オンラインPlus
^ ⇒アジア・太平洋各国で進むMICE施設整備と日本の今後 - JTB総合研究所
^ MICE国際競争力強化委員会