MEZZO_-メゾ-
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一度はグレかかってエンジニアの道を進むことになるが、その腕のせいで逮捕され、黒川と出会ったことから、DSAの設立に携わることになる。愛銃はグロックM17(資料によっては26)。好きな女の子には積極的にアプローチするタイプだが、海空来に思いを寄せつつも言い出せないシャイな部分も持ち、それとなくモーションをかけるも相手にされない。また、大の猫好きでもある。カラオケの十八番はスティングの「見つめていたい」と佐野元春の「SOMEDAY」。トーマス・エジソンを尊敬しており、『MEZZO FORTE』Vol.1では、エジソンの格言の書かれたものを部屋の中に飾っている[5]。『MEZZO FORTE』Vol.1の作業場には小学校時代の恩師の写真が飾られており、童貞をささげた相手でもある[5]。海空来の予知能力は信じている様だが、基本的にオカルトには否定的であり、何度も幽霊や超能力といった超常現象に遭遇してもその姿勢を変えなかった。
五十嵐 あさみ(いがらし あさみ)
声 - 松来未祐『MEZZO -メゾ-』に登場。小学6年の12歳でいじめられっ子。勉強はそこそこだが、運動神経はゼロで「グズトロ」と蔑視されている。両親には仕事の多忙を理由に構ってもらえない上、前述の理由から学級でも友達は少なく、仲間外れにされている。劣等感とあきらめの毎日だったが、廃ビルで級友にカツアゲされたある日に偶然、DSAとブラックシザースの戦闘に巻き込まれ、海空来の一挙手一投足に魅了される。海空来に憧れて彼女を師匠と崇め、日々事務所を訪れるようになった。DSAの危機を救ったり、彼らに仕事を持ってきたりと次第に馴染む様になる。事務所では原田に全く気付かれないものの彼に恋心を抱くようになる。作中終盤では海空来からカンフーを習い、不意打ちとはいえ、麦ちゃんを倒し、彼に捕らわれた海空来を助けるまでに成長する。
ブラックシザース
魚眼の和外(ぎょがんのかずと)
声 -
宮崎一成『MEZZO -メゾ-』に登場。本名不明の殺し屋で、死んだ魚のような目をしていることから魚眼の和外という異名がつけられた。殺人術は超一流の上、ルックスも美男子だが、服には無頓着で容姿には自己嫌悪を抱いている。ターゲットに応じて、ライフルから針まで殺しの道具を使い分ける。仕事はウォークマンで沢田研二の「時の過ぎゆくままに」をBGMに、淡々とこなす。両親から溺愛されて育ったが、10歳の時に歪んだ愛情のもつれから父と母が対立し、殺し合いの末に母親を亡くす。死体も含め証拠を隠滅、警察も立証出来ず不起訴になる。やがて、その父親も過失(和外が擬装)で死亡。その後、麦ちゃんに拾われて育てられたという経緯を持つ。麦山の依頼で黒川の暗殺に来たが、偶然出会った海空来に恋をした事で最終的に仕事よりも自分の想いに従う事とにした。
ハサミの麦ちゃん
声 - 長島雄一『MEZZO -メゾ-』に登場。本名は麦山 千代奇(むぎやま ちよき)。表向きはDSAの事務所のある雑居ビルの1階で「麦屋」という床屋の経営者だが、正体は非合法活動のスペシャリスト集団「ブラックシザース」の代表者。DSAとは仕事の関係から争いになることが多いが、時には仕事を依頼してきたりと、仲は良いとも悪いとも言えない。海空来から「チョキチョキマッチョ」と呼ばれている。
桃井グループ
桃井 桃吉(ももい ももきち)
声 -
飯塚昭三『MEZZO FORTE』に登場。桃井グループの総帥で、ドーム球場を持つプロ野球球団を経営するほどの財力を持っている。でっぷりと肥えた青白い身体に、冷酷無比かつ短気な性格を併せ持つ。女遊びの方も派手に行っており、10人以上いた愛人には個別に子供を産ませており、海空来もそのうちの1人であった。DSAに眠らされて袋詰めで拉致される途中、ボウリング場の天井裏から転落死した。死体はDSAにより、自らのドーム球場のピッチャーマウンド内へと埋められた。
桃井 桃実(ももい ももみ)
声 - 石塚理恵『MEZZO FORTE』に登場。桃吉の跡取り娘。父親以上に血を見ることと殺人行為を好んでおり、7歳の時に初の殺人を犯して以降、桃井グループの財力を用いて犯罪のもみ消しを繰り返してきた[8]。海空来とは異母姉妹に当たる上、彼女と同様の未来予知能力まで持っていた。海空来の事を彼女の服装から「オレンジ女」と呼ぶ。海空来と激しい銃撃戦を展開した末に銃弾を受けて死亡するが、彼女との血縁関係には予知夢によって察していたが、彼女に対する敵愾心から否定的だった。なお、『禁書』という宗教書を愛読しており、「来世じゃ必ずぶっ殺してやる」という最期の言葉からも、独自の宗教観を持っていたことがうかがえる。『MEZZO -メゾ-』には桜の回想シーンで登場する。
広岡(ひろおか)
声 - 若本規夫『MEZZO FORTE』に登場。名前は不明。桃井親子の厚い信頼を受ける側近にしてボディーガード兼殺し屋であり、同作における真の黒幕でもある。老殺し屋を装い、DSAへの依頼を通じて自らの手を汚さず桃井親子を抹殺することで組織の乗っ取りを目論むが、最後は原田の製作した桃吉そっくり(桃実にも見抜かれないほど精工)なアンドロイドの爆発に巻き込まれ、爆死。死体は皮肉にも、桃吉の死体が埋められたドーム球場のピッチャーマウンド上へと落下した。
桜田 桜(さくらだ さくら)
声 - 長沢美樹『MEZZO -メゾ-』に登場。3年前まで海空来と共に行動していた少女で、海空来と別れてからは桃実の愛人となっていた。他人に対する依存心が強く、桃実の怨み以外にも海空来に対する依存心からくる逆恨みも抱えている。桃実の死後、偶然を装って海空来と再会し、桃実の敵討ちを果たすべく付け狙うが、ことごとく失敗。海空来に自身が調べた彼女の出生を教えた。最期は自らの胸にナイフを突き刺し、自分の弱さを自嘲し、桃実の幻を見ながら、原田が落としたアンドロイドの爆発に巻き込まれ、短い生涯に幕を下ろす。元々海空来を殺してから自らの命も断つ心算だったらしく、彼女に対する友情も持ち合わせていた様である。
その他の人物
尾真張 三造(おまわり さんぞう)
声 -
辻親八『MEZZO -メゾ-』に登場。黒川が刑事時代に属していた所轄の署長。頬に左右二本、合計四本の太い髭を生やしている事から麦ちゃん曰く「アザラシ顔」。暴露本には尾真張についても書かれていたらしく、続編の執筆を恐れて対等の関係にならざるを得ない。物語終盤には和外を使って黒川の暗殺を図るが、綾との関係を黒川に公表されて綾のファンから袋叩きにされて失脚し、麦ちゃんに粛清された。『MEZZO FORTE』にも一瞬登場しており、その時点ではゲイだったことが示唆されている。
可奈子(かなこ)
声 - 福圓美里『MEZZO -メゾ-』に登場。あさみをいじめる過激ないじめっ子の1人で、オデコが広い方。あさみを奴隷としてしか見ていない。DSAとブラックシザースの戦いに巻き込まれた際には、怯えて逃走した。最終話でDSAとの交流で成長したあさみをカツアゲするも返り討ちにされる。
真央(まお)
声 - 赤木美絵『MEZZO -メゾ-』に登場。あさみをいじめる過激ないじめっ子の1人で、髪に隠れてオデコが見えない方。関西弁をしゃべる。DSAとブラックシザースの戦いに巻き込まれた際には、可奈子と同様に怯えて逃走した。
長谷川 愛子(はせがわ あいこ)
声 - 能登麻美子『MEZZO -メゾ-』に登場。テレビのお天気情報キャスターで、黒川が大ファン。延々と降り止まない雨が続いたある日に身元不明の男・玲音(声 - 加瀬康之)を助けたことからDSAへ仕事を依頼するが、そのために彼ら共々謎の男・Mr.マジシャン(声 - 梅津秀行)から狙われることとなる。
朝倉 麻否(あさくら まのん) / M-ANON9993
声 - 野田順子『MEZZO -メゾ-』に登場。技術業界のトップを行くアサクラ技研の現社長で、性格は冷徹無比。高校時代は原田と同じ学校に通っているなど、彼とは深い関わりを持っていた。M-ANON9993は、朝倉を元に作られたラブロイドの試作品。原田の純情を利用する麻否によって週末にデートと称した運用テストへ駆り出され、データ収集に当たっていた。
麻碑斗(まひと)
声 - 石田彰『MEZZO -メゾ-』に登場。本名は音川 ひろし(おとかわひろし)。
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