MAZE☆爆熱時空
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MAZE☆爆熱時空
ジャンル
ロボットファンタジー
小説
著者あかほりさとる
イラスト菅沼栄治
出版社角川書店
掲載誌ザ・スニーカー
レーベル角川スニーカー文庫
刊行期間1993年7月 - 1998年3月
巻数全14巻(本編9巻+外伝2巻+その他3巻)
漫画:超世奇譚MAZE☆爆熱時空
原作・原案などあかほりさとる
作画臣士れい
出版社角川書店
掲載誌月刊コミックドラゴン
レーベル角川コミックスドラゴンJr.
発表期間1995年10月 - 1999年の12月
巻数全6巻
漫画:MAZE☆爆熱時空 聖甲機伝説
原作・原案などあかほりさとる
作画菅沼栄治
出版社角川書店
掲載誌コミックニュータイプ
レーベルニュータイプ100%コミックス
発売日1996年12月11日
巻数全1巻
OVA
原作あかほりさとる
監督鈴木行
キャラクターデザイン菅沼栄治
アニメーション制作J.C.STAFF
製作角川書店、日本ビクター、J.C.STAFF
発表期間1996年7月24日 - 9月21日
話数全2巻
アニメ
原作あかほりさとる
監督鈴木行
シリーズ構成長谷川勝己
キャラクターデザイン後藤正行
音楽山中紀昌
アニメーション制作J.C.STAFF
製作日本ビクター、角川書店、J.C.STAFF
放送局テレビ東京
放送期間1997年4月3日 - 9月25日
話数全25話
映画:MAZE☆爆熱時空 天変脅威の大巨人
監督鈴木行
制作J.C.STAFF
封切日1998年4月25日
上映時間42分
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ映画
ポータル文学漫画アニメ映画

『MAZE☆爆熱時空』(メイズ ばくねつじくう)は、あかほりさとるによる日本ライトノベル角川スニーカー文庫角川書店)より刊行された[注 1]。のちにアニメ漫画、音声ドラマ化もされる。あかほりによると、『オズの魔法使い』をもとにした作品とされている[1]
ストーリー

悪夢にうなされ、目を覚ますと少女は見知らぬ異世界に飛ばされていた。さらに彼女は「メイズ」という自分の名前以外の記憶を失っていた。そこへジャイナ聖教団に追われて飛び込んできた王女ミル。

戦いが嫌いなメイズであったが、どうにかミルを追っ手から救うことに成功する。すっかりミルに懐かれてしまい、メイズはそのまま成り行きでドゥルガーという聖甲機(ロムアーマー)に乗って、ジャイナ聖教団と戦う羽目になってしまう。さらにメイズは、どういうわけか夜になると女好きで乱暴な男に変身してしまうという超特異体質。

かくしてメイズたちは、仲間たちとともに自分の正体を知るため、異世界の平和を守るために旅に出る。
登場人物
斑鳩萌衣(女メイズ)
声 -
三石琴乃[2]本作の主人公。名前以外の記憶を失った黒い目に長い黒髪の美少女。昼間は彼女の人格と体で行動するが、夜になると男性の人格と体になる。5色全ての幻光流を使いこなす幻光師(フォルム・マスター)。優しく淑やかな性格のため敵に対しても思いっきり攻撃をかける場面は皆無ながら、ミルに対してゴージャスが死者を冒涜した行動をとった時は本気で彼を殺したいと望むほどの怒りを見せたことも。 その正体は斑鳩明の妹・萌衣。実の兄・明に想いを寄せており、兄妹の関係において結ばれ得ない境遇を嘆いていたが、兄とともに駆け落ちを決意。直後、異世界に召喚された際に明と融合しメイズとなった(原作、コミック版ではその際に明と結ばれている)。 彼女の意識は萌衣がメインに、僅かに明の意識が融合した物であり萌衣、明本人達とは若干異なる。
斑鳩明(男メイズ)
声 - 関智一[2]メイズの夜の人格。黒髪の野性味溢れる少年。女メイズとは対照的にスケベで攻撃的な性格をしている。女メイズと違い戦闘時にも悩むことは無いため攻撃力は桁違いに強力。彼の正体は父親と反目し、家を飛び出していた萌衣の兄・斑鳩明。異世界に召喚された時に妹の萌衣と融合してメイズとなった。実は明だったときからスケベで短気な性格ではあり、男メイズになってからはその性格が極端になった。彼の意識は明がメインに、僅かに萌衣の意識が融合した物である。現実世界に帰還した際に一度女メイズと分離する。当初はメイズとしての記憶と人格が目覚めておらず、妹の変化に戸惑っていた。なお、明としては他の仲間との面識はほとんど無かった。アニメ版ではしばらくの間、明の人格として登場し、萌衣を戦いに引き込もうとする仲間達に反発することもあった。
ミル・ヴァルナ王女
声 - 丹下桜[2]本作の副主人公で、大バートニアン帝国の皇位第一継承者。後にビスタル王国の王位継承権も授かる。ジャイナ聖教団に追われていたところをメイズに助けられ、以後メイズをオネニーサマと言って慕う。14歳だが、基本的に公式の場を除けばほとんどアッパラパー[注 2]で、実年齢より幼い印象。ダークブラウンのショートヘアーにボーイッシュな雰囲気を持った愛らしい少女だが実は完全な女性ではなく両性具有者で、男性の物と女性の物が両方ついている。ただしアニメ版では伏せられている。とある理由からヴァルナ王家では両性具有者は珍しくなく、優しい女性として育って欲しいという両親の願いから姫として育てられ心は完全に少女でメイズに身も心も捧げるのが夢。クーデターで国を追われた際に国の秘宝であった伝説の聖甲機ドゥルガーを持ち出し、メイズと共に乗り込んで戦う。
アスタロート・レゲェ(アスター)
声 - 石塚運昇[3]2mを超える身長に筋骨隆々のゴツイ大男で、その身長よりも大きな大剣を振り回して生身でデミアーマーを狩るデミアーマー専門の狩人(デミハンター)。元は地方領主の息子で腹違いの兄が1人いたが束縛される生活を嫌い家を捨て旅立った。男メイズ程ではないが女好きで女メイズに惚れている。
ソリュード・スフォルツァ
声 - 折笠愛[3]アスターの相棒で、生身でデミアーマーを狩るデミハンター。妖艶な色気を持つ野生的な美女だがレズであり、女メイズに惚れ込んでいる。武器はニードル。幻光流を使った空間転移(フォル・ラーナ)が得意技。ジャイナ聖教団に滅ぼされたルーン王国の出身で、当時は国王の姉、マルチナ・ラウル・ルーンの世話係であり、恋人だった。アスターともその時以来の付き合い。現代に飛ばされた際はウルと共にスナックを経営し仲間達の家計を支えていた。
サリス・レイピア
声 - 小林優子元ビスタル王国最年少の将軍にして王宮親衛隊長。家の事情で男として育てられ、優秀な剣士となった。騎士でもありデミアーマーを操ることもできる。国王ナウクリフに対して、恋心に近い敬意を抱いていた。ビスタル王国滅亡時に王位継承権を託されたミルの護衛を務める。金髪の美女だが男に免疫は無く、初体験の相手は男メイズ。ただし半分ほど無理矢理。以降男メイズに惚れているが、素直になれない(なお、周囲にはバレバレで、よくおちょくられている)。普段は生真面目な性格だが酒に弱く、飲むと大トラに化けてしまう。現代編では自動車免許を取得した。男メイズとの肉体関係はアニメ版では伏せられていた。
ランディ
声 - 西村ちなみ[3]メイズ達と行動を共にする身長約20cmの妖精。5色のクリスタルを探している。元々原作には登場しないキャラクターで、OVAオリジナルキャラクターとして登場し、その後ラジオドラマ→テレビアニメと、着実に活躍の場を広げていった。
ドルナード・ウル
声 - 佐藤正治[3]メイズ達と行動を共にする元ビスタル王国宰相。地下迷宮に幽閉されていた所でメイズと出会う。ビスタル王国滅亡時にレイピアと共にミルの護衛としてパーティに加わる。どんな賢者も追随を許さない膨大な知識を持ち、爆弾製作も得意。性格はスケベ。基本的には飄々爺だが、戦闘時には爆弾をまき散らしたり、捕まえた敵を拷問してメイズ達の居場所を吐かせるなど、過激な面もある。現代に飛ばされた際にはコンピューターに通じ、ハッカーをして仲間達の戸籍等を作成していた。
シック
声 - 森川智之[3]ゴージャスの血を分けた実の兄で、教団の暗殺部隊、カタリナ派修道士達の長。常に冷静沈着で、何事にも(喩えそれが自らの生死に関わる事態でも)正確に、冷静に対処するが、唯一、弟であるゴージャスに対しては温かい面を見せる。少年時代、父親のメジャー枢機卿によって高次魔契約(ハイデミ・コネクト)を施され、超人的な身体能力を持っている[4]。ハイデミ・コネクトの際、偶然時空に漂っているのを発見した最強の超魔甲機・ゴルゴンを操る。原作、および漫画版では彼がメイズの最後の敵となる(なお、漫画版ではゴージャスの残留思念と融合して、新たなイレイザーとなった)。原作、漫画、アニメ版ではシリアスなキャラクターだが、ドラマCDでは、無口なために存在に気づかれなかったり、幻光流の暴走でゴージャスの服に貼り付けられてしまったりと、かなりコミカルな描写もある。
ゴージャス
声 - 置鮎龍太郎[3]ジャイナ聖教団の幹部でナルシスト。唯一兄のシックにだけは、心を許している。少年時代は無邪気で優しい性格だったのだが、父親のメジャー枢機卿にハイデミ・コネクトをさせられてから冷酷残忍な性格になってしまった。不死機(アンデッター)を操るアンデッターナで、操作機体はゴード、カンナム(操者であるジッカー・タンビの魂を無理矢理魔甲機に喰わせて不死機とした)、邪霊機ナムチ。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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