M-1グランプリ
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

第13回と第14回は敗者復活戦勝者を決勝の本戦開始直前に発表していたが、第15回から笑神籤で敗者復活組が引かれたと同時に敗者復活戦勝者を発表し、そのままネタを披露する形式となった[27]

番組放送枠が3時間26分から3時間36分に拡大された。


第16回(2020年)

2020年初頭からの新型コロナウイルスの感染拡大により、第16回のみ、「過去に準決勝以上に進出した全てのコンビにシード権を与える」という特例が設定され、予選も1回戦(無観客)・2回戦・準々決勝・準決勝の4回に短縮された。

準決勝の合否発表もこれまではホワイエで行われていたが、同じく新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、ホール内でコンビ同士の距離を開けて行うようになった[注 9]

YouTube公式チャンネルで1回戦TOP3、3回戦、準々決勝(準決勝進出組を除く)、ファイナリスト9組のインタビュー、敗者復活戦、決勝のネタ動画がアップロードされるようになった。


第17回(2021年)

エントリー総数が初めて6000組を超えた(6017組)。

プレミアムスポンサーからファミリーマートが外れ、セブン-イレブンが加わった。

新型コロナウイルス対策を引き続き行いつつ、2年ぶりに3回戦が復活。

準々決勝が東京2日、大阪2日の計4日に増えた。


第18回(2022年)

エントリー総数が初めて7000組を超えた(7261組)。

新型コロナウイルス感染により当日欠席した場合に関して、3回戦・準々決勝・準決勝に限り動画審査が導入された。

準々決勝が東京3日、大阪1日の計4日に変更された。

準決勝出場組数が28組(正規進出27組+GYAO!ワイルドカード枠1組)、敗者復活戦出場組数が18組に変更された[注 10]

準決勝進出者の出番前に、トップバッターとしてベストアマチュア賞を受賞したコンビがネタを披露するようになった。

決勝戦について、番組初のTVerによる同時ライブ配信が行われ、敗者復活戦と決勝の見逃し配信もTVerとGYAO!で実施された[30]


第19回(2023年)

エントリー総数が初めて8000組を超えた(8540組)。

1回戦シード権獲得者が、「前年度の準決勝進出組」から「前年度の準々決勝進出組」に変更された。

1回戦のネタ時間に関して、2分5秒で警告音、2分15秒で強制退場へと変更された。

GYAO!のサービス終了により、TVerにてワイルドカードが行われることになった。

準決勝出場組数が31組(正規進出30組+TVerワイルドカード枠1組)、敗者復活戦出場組数が21組に変更された。

敗者復活戦の放送時間が3時間30分に拡大した。さらに放送終了からそのまま決勝戦に続くようになり、2番組を合わせて7時間10分連続で生放送が行われる形となった。

字幕放送(リアルタイム字幕放送)が実施されるようになった。

放送後、決勝のネタ動画がLeminoで配信され、YouTubeでの配信はされなかったが、後日YouTubeにもネタ動画がアップロードされた[注 11]


出場資格

結成年数の制限は結成から15年以内(第1回(2001年)・第2回(2002年)では結成10年未満、第3回(2003年)から第10回(2010年)までは結成10年以内)。

1名(ピン)での出場は不可[31]。個人の芸歴、所属事務所、グループの人数[注 12]、プロ・アマチュアの制限はないため、結成年数の資格さえ満たしていれば、アマチュアやプロ同士の即席ユニットも出場できる。同じグループ内の即席ユニットであっても結成年数はリセットされる。これにより2015年にラストイヤーを迎えた6人組グループ・超新塾はメンバー4人で結成した「超新塾4/6」かつ結成0年として2016年、2021年にラストイヤーを迎えたトリオ・GAGはメンバー2人で結成した「べじぽた」かつ結成0年として2022年に出場した。併願エントリーでの出場も可能。

プロとしての活動休止期間は、結成年数から除く。これによりジャリズムは1991年結成であるが、結成7年目の1998年に解散したため、再結成した2004年は8年目という扱いになり、2006年まで出場権があった。また同じ例として、号泣は1996年結成であるが、結成12年目の2008年に解散したため、再結成した2020年は13年目という扱いになり、2022年まで出場権があった。

養成所出身のコンビは、養成所在学期間が結成歴に含まれず養成所の卒業年度が結成年となる。これによりジャルジャルはNSC在学中の2002年に出場しているが、結成年は2003年となっており、ラストイヤーは2018年であった。また同じ例として、ハライチワタナベコメディスクール在学中の2005年に出場しているが、結成年は2006年となっており、ラストイヤーは2021年であった。金属バットは長らく、公式サイト内で2006年4月結成とされていたが、2021年にNSC卒業年度の2007年4月結成に変更された。

コンビ名を改名し、活動を再開したコンビは特例として改名した年から結成という扱いとなり出場できる場合がある。2003年、2004年に準決勝に進出したプー&ムー(旧コンビ名:ワンダラーズ)は1992年結成のためラストイヤーは2002年だが、活動再開した2002年に現コンビ名に改名したため出場が認められた。同じ例として2008年に準決勝に進出したエルシャラカーニ(旧コンビ名:ザ・ニュース)は1997年結成のためラストイヤーは2007年だが、現コンビ名に改名したのは1999年のため特例として出場が認められた。トット(旧コンビ名:ハスキーボイス)はNSC大阪校27期生のため翌年の2005年結成で、ラストイヤーは2020年だが、2009年に再結成し現コンビ名に改名したため2009年結成扱いとして2024年まで出場権がある。また、ヨネダ2000は2018年に「ギンヤンマ」として結成し、その後トリオになったが、解散後に現在のコンビ名で再結成した2020年は結成0年という扱いになった。

メンバーが人間だけではなくても出場できる。過去には猿まわし[32]ロボット[33]、さらには人間とハリネズミ[34] のコンビといった出場例もあり、舞台に上がる能力さえあれば「漫才師」とみなされる。

アマチュアの定義は自己申告であり、フリー(プロだが事務所に所属していないコンビ)との境界は曖昧である。プロの芸人とアマチュアの即席コンビの場合においては多くが「アマチュア」で提出されているが、「○○(事務所名)/ アマチュア」と併記しているコンビもいる。アマチュア時代に準決勝進出経験のある学天即・ラランドらは、後にプロへと転向して大会に出場しているが、変ホ長調は大会出場期間中はアマチュアのまま出場し続けていた。

いわゆるしゃべくり漫才に限らず、コント[注 13]トーク等の芸が許されている。また、ギター等多少の小道具であれば持ち込みは許されるが、第2回で審査員の松本人志テツandトモのネタに対して「これを漫才ととっていいのかは難しい」と語っており、小道具の使用や漫才以外の芸は評価されにくい傾向がある[注 14]

ピンマイクは使用不可で、使えるのはセンターマイク1本のみ。但し、スタッフが舞台下から指向性マイクを向けているので、センターマイクから多少離れていても問題はない。また、センターマイクを身長に合わせて上げたり下げたり、センターマイクを持って喋ることも可能である。
予選
1回戦・2回戦・3回戦

回によって差はあるが、概ね8月から12月にかけて予選が行われる。1回戦は全国各地で開催され、その後は東京と大阪の2地区に分けて2回戦、3回戦[注 15]が開催される。

参加費(エントリー料)は1組2000円。エントリー用紙を提出し、確認作業が終わると各予選会場でA・B・C・D・E…とグループ分けされ、公式サイト上で発表される。出番順は完全なランダムではなく、1回戦?3回戦では決勝・準決勝進出経験があるコンビが各グループのトリや最終グループの後半に配置される傾向がある[注 16]。また、ロボット同士のコンビやバーチャルYouTuber同士のコンビなど特殊な出場者の場合も、スタンバイに時間がかかるため最終グループのトリに配置される[33]

3回戦では第5回(2005年)からネタの順番などにより敗退した芸人の中から数組が審議によって追加枠として準々決勝(第9回(2009年)までは準決勝)に進出できる(進出者が出ない可能性もある)追加合格制度も行われている。また、第8回(2008年)からは2回戦にも追加合格制度が導入されている。

第13回(2017年)以降では、7月末までにエントリーして1回戦敗退に終わった出場者に限り、再度2000円を支払い再エントリーすることが可能。

1回戦の開催地一覧年開催地
2001年9都道府県[注 17]北海道・宮城・東京・静岡・愛知・大阪・広島・香川・福岡
2002年7都道府県北海道・東京・神奈川・愛知・大阪・広島・福岡
2003年7都道府県北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・福岡
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年9都道府県北海道・宮城・東京・新潟・愛知・大阪・広島・愛媛・福岡
2015年10都道府県北海道・宮城・埼玉・千葉・東京・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年11都道府県北海道・宮城・埼玉・千葉・東京・静岡・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄

ナイスアマチュア賞 / ベストアマチュア賞

第12回(2016年)からはアマチュア漫才師の応援を目的として、「ナイスアマチュア賞」「ベストアマチュア賞」が新設された[35]

「ナイスアマチュア賞」は1回戦でMCが印象に残ったと判断したアマチュアを対象にしたもので[注 18]、獲得したコンビには副賞としてオリジナルTシャツが進呈され、ネタ映像がYouTubeにて順次公開される。

「ベストアマチュア賞」は、予選を通じてアマチュアの中で最も高い得点を取った者に贈られる。賞品として特製のブレザーが贈られ、第15回(2019年)大会の開幕記者会見に於いては受賞した漫画家が着用し登場した[36]。第17回(2021年)までは翌年の開会記者会見の際に発表されたが、第18回(2022年)からは準決勝で発表され、オープニングアクトとして漫才を披露するようになった。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:858 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef