M-1グランプリ2015
受賞対象結成15年以内の漫才師(2人以上)
開催日2015年12月6日 (敗者復活戦、決勝)
会場テレビ朝日(決勝)
国 日本
主催M-1グランプリ事務局
吉本興業
朝日放送
司会今田耕司
上戸彩
報酬賞金1000万円ほか
最新受賞者トレンディエンジェル
公式サイト公式サイト
テレビ/ラジオ放送
放送局ABCテレビ・テレビ朝日系列
放送時間2015年12月6日
18時30分 - 21時00分
視聴率17.2% (関東地方)
21.4% (関西地方)
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『M-1グランプリ2015』(エムワングランプリ2015)は、吉本興業・朝日放送主催の漫才コンクール「M-1グランプリ」の第11回大会。2015年12月6日に決勝戦が開催され、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて生放送された。優勝者はトレンディエンジェル。 2010年に終了した『M-1グランプリ』が5年ぶりに復活。この回から参加資格が結成10年以内から結成15年以内に変更された。スポンサーはオートバックスに代わり、Cygames、ファミリーマート、日清食品、ユニクロが就任した。 プロ・アマチュア問わず3472組がエントリーし、決勝戦には準決勝を勝ち上がった和牛、馬鹿よ貴方は、スーパーマラドーナ、メイプル超合金、タイムマシーン3号、銀シャリ、ジャルジャル、ハライチの8組、そして敗者復活戦を勝ち抜いたトレンディエンジェルを加えた9組で争われた。 審査員はこれまでの回よりも多い9名で、顔ぶれも一新。アンタッチャブル以外の歴代優勝コンビ9組から礼二(中川家)、増田英彦(ますだおかだ)、岩尾望(フットボールアワー)、吉田敬(ブラックマヨネーズ)、徳井義実(チュートリアル)、富澤たけし(サンドウィッチマン)、石田明(NON STYLE)、佐藤哲夫(パンクブーブー)、哲夫(笑い飯)が参加した。 ABCラジオでは、喜多ゆかり(朝日放送テレビアナウンサー)の進行で、決勝のサイマル生中継を組み込んだ特別番組『ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2015』を放送した。 1回戦は8月17日から10月4日にかけて、北海道、仙台、埼玉、千葉、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄の10都道府県で開催。その後は東京、大阪・京都の2地区に分けて、10月5日 - 16日に2回戦、10月21日 - 28日に3回戦、11月3日・5日に準々決勝が開催された。 前回大会で従来の準決勝が準々決勝に変更され、準決勝進出者が大幅に減少したが、シード権は従来通り「前回大会の準決勝進出者」のみに適用される。そのため、規定変更前の2022年大会までは、ほぼ毎回ノーシードからの決勝戦進出者が複数組現れていた。 エントリーした3472組中、準々決勝に進出したのは86組。そのうち東京3回戦を通過したのは53組、大阪・京都3回戦を通過したのは36組。 11月19日にEX THEATER ROPPONGIで開催。準々決勝を勝ち上がった27組に、GYAO!ワイルドカード枠を獲得したニッポンの社長を加えた28組が参加した。 準決勝初進出組はメイプル超合金、馬鹿よ貴方は、尼神インター、相席スタート、ダイタク、セルライトスパ、アインシュタイン、ニッポンの社長の8組。 出番順はGYAO!ワイルドカード枠のニッポンの社長が1番手、2008年から3年連続で決勝進出し、ラストイヤーでもあるナイツがトリを務めた。この結果、ハライチが3大会連続、銀シャリ、ジャルジャルが2大会連続、タイムマシーン3号が6大会ぶり(10年ぶり)2度目、和牛、馬鹿よ貴方は、スーパーマラドーナ、メイプル超合金が初の決勝進出を果たした。 12月6日、決勝戦直前の14時30分より実施。この回から会場が六本木ヒルズアリーナとなり、敗者復活戦の全国放送での生中継も開始。また、敗者復活組の選出方法も視聴者投票となった。今大会のみ、投票できるのは1人につき1組のみ。 今大会のみGYAO!ワイルドカード枠のニッポンの社長にも出場資格が与えられ、20組で争われた。出番順は準決勝の順位が低い順となり、ニッポンの社長が1番手を、さらば青春の光がトリを務めた。投票の結果、予選17位のとろサーモン、予選11位のトレンディエンジェルが上位2組に名を連ね、3万9753票を獲得したトレンディエンジェルが決勝戦に進出した。
概要
大会経過
1回戦から準々決勝まで
話題を集めたコンビ
「めいどのみやげ」(ティーチャ、サッチィー):80歳の父親と41歳の娘のコンビ
「ペッパーズ」(ペッパー、金子竣):人型ロボット「Pepper」と人間のコンビ
「元ホスト」(城咲仁、ランディー・ヲ様):元ホストのタレントとピン芸人のコンビ
「SIZE」及び「校長・教頭」:笑いを通じてコミュニケーション能力を育む「笑育(わらいく)」を取り入れている大阪府立金岡高等学校の元生徒会長・副会長コンビと、同校の校長(放送作家出身の和栗隆史)・教頭コンビ。いずれも1回戦を突破したため、ニュースなどで取り上げられた(和栗は2017年3月の任期満了を機に退職)。
準決勝
敗者復活戦
決勝戦
ファーストラウンド
1組目:メイプル超合金【796点 / 暫定1位 → 7位】
「犬を飼いたい」をテーマに、カズレーザーの「聞いた話を別のものに変えてしまうボケ」「突拍子もないボケ」に対して、安藤なつの「女性を捨てた男気あるツッコミ」で返すしゃべくり漫才を披露。増田は「漫才にどんどん新しいものが出てきている」、徳井はカズレーザーに「あの人ほんまにヤバイ人」といい、「ただ、そのヤバさがでていて良かった」と述べた。
2組目:馬鹿よ貴方は【791点 / 暫定2位 → 8位】
「おにぎり屋の店員と客」をテーマとしたコント漫才を披露。富澤は「M-1ってこんなのでしたっけ?でも、笑ってしまいますね」、岩尾は「最後の1分全て(大丈夫か、大丈夫ですよ)が凄かった」と述べた。
3組目:スーパーマラドーナ【813点 / 暫定1位 → 5位】
「女の子の家に行ったら落ち武者の霊を見た」というテーマで、ボケの田中の一人芝居に対し、武智がツッコむ、伏線回収を盛り込んだコント漫才を披露。哲夫は「右肩上がりでだんだんウケていく理想的な形」と述べ、佐藤は「伏線で張ってるものとかを後半に回収するところが高得点に繋がった」と絶賛した。
4組目:和牛【806点 / 暫定2位 → 6位】
結婚式を抜け出した花嫁を題材にしたコント漫才を披露。増田からは「ああいえばこういう漫才大好きです。この続きをもう一本みたいですね」と述べた。
5組目:ジャルジャル【834点 / 暫定1位 → 1位通過】
「言葉遣い」をテーマに、ボケとツッコミが交互に入れ替わるしゃべくり漫才を披露。石田は「しっかり漫才師になっていて、今までの5組の中で1番拍手笑いが多かった」、一方で礼二は「漫才という大きな枠がある中で、そういうのを入れたらもう少し漫才っぽくなったと思う」と述べた。
6組目:銀シャリ【818点 / 暫定2位 → 3位通過】
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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