M・ナイト・シャマラン
[Wikipedia|▼Menu]
また同作品は第31回ゴールデンラズベリー賞では最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞を含む5部門を受賞した[21]

2008年7月、シャマランはメディア・ライツ・キャピタルと共同でナイト・クロニクルズを立ち上げた。シャマランは監督はせずにプロデュースに専念し[22]、2010年に第1作『デビル』が公開された。この映画はシャマランの原案をブライアン・ネルソンが脚本化し、ジョン・エリック・ドゥードルが監督した[23]

2013年5月にはジェイデン・スミスウィル・スミス主演の『アフター・アース』が公開された。シャマランはこの作品で初めてデジタルでの映画撮影を行った[24]

2014年1月、ブルース・ウィリスを再度迎えた新作映画『Labor of Love』の製作がアナウンスされたが[25]、実現には至らないまま2022年にウィリスは俳優を引退した。

同年11月、ユニバーサル・ピクチャーズはシャマランが水面下で制作を行っていた『ヴィジット』の配給権を獲得した。2015年9月に全米公開され、500万ドルの製作費に対して、9800万ドルの興行収入を獲得し、興行的に成功を収めた[26]。これは、2015年製作のスリラー映画としては、5番目に稼いだ作品となった[27][28]

2017年、『スプリット』が公開された。この作品では、好意的な反応を集め、興行的にも巨額の成功を収めた。

2019年、『アンブレイカブル』『スプリット』の続編に当たる、三部作の最終作『ミスター・ガラス』が公開された。2億4000万ドルの興行収入を達成したが[29]、批評家からの反応は芳しいものではなかった[30]
その他

クリス・コロンバスアルフォンソ・キュアロンの降板を受けて『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の監督を打診されたが、『パイの物語』の映画化のほうに関心があったためにこれを断っている[31]。なお『パイの物語』は後に『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』としてアン・リーによって映画化されている。

2008年公開の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のプロジェクトに一時期脚本として関わっていたが、辞退した。このプロジェクトで最初に脚本の執筆を頼まれたのが彼であったという。辞退したのは、当時シャマランは『アンブレイカブル』の製作を終えようとしていた時期で、次作『サイン』のアイデアがすでに頭の中にあったということ、またスティーヴン・スピルバーグジョージ・ルーカスも世界中のあちこちで撮影を行っていたため、3人がそろって話し合うことが困難であったことなどが理由だった[32]

『シックス・センス』『アンブレイカブル』『サイン』『ヴィレッジ』のDVDには、特典映像としてシャマランが少年時代に製作した自主映画の一部が収録されている。
私生活

1993年にニューヨーク大学時代に出会った心理学者と結婚し[33]、その後3人の娘をもうけた。家族はシャマランがよく撮影現場に使うフィラデルフィア近郊に住んでいる。またシャマランの製作会社であるブランディング・エッジ・ピクチャーズ(英語版)はペンシルベニア州に在る[34]
主な作品
映画

年邦題
原題監督製作脚本出演役名備考
1992
Praying with Anger
Dev Raman
1998翼のない天使
Wide AwakeN/A日本劇場未公開
1999シックス・センス
The Sixth Senseドクター・ヒル
スチュアート・リトル
Stuart LittleN/A
2000アンブレイカブル
Unbreakableドラッグ・ディーラー
2002サイン
Signsレイ・ラディ
2004ヴィレッジ
The Villageジャイ
2006レディ・イン・ザ・ウォーター
Lady in the Waterヴィック・ラン
2008ハプニング
The Happeningジョーイ(声)
2010エアベンダー
The Last AirbenderN/A
デビル
DevilN/A原案
2013アフター・アース
After EarthN/A製作総指揮
ウィル・スミス原案


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:40 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef