Lustre_(ファイルシステム)
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この項目では、ファイルシステムについて説明しています。その他の用法については「ラスタ」をご覧ください。

Lustre
導入2003年12月 (Linux)
構造
ディレクトリハッシュテーブル
限度
最大ファイル サイズ3.2 PiB (ext4)
16 EiB (ZFS)
最大ファイル名長255バイト
最大ボリューム サイズ100 PiB (実装上)
16 EiB (理論上)
ファイル名の文字NUL と '/' と隠しファイル ('.' と '..') 以外の全ての文字
特徴
タイムスタンプ変更、属性変更、アクセス、削除、作成
日付範囲264ビット (ext4)
234ビット (ZFS)
日付分解能1秒
フォークなし
パーミッションPOSIXACLSELinux
透過的圧縮あり (ZFS)
透過的暗号化あり (ネットワーク)
重複排除あり (ZFS)
対応OSLinux
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Lustre初版2003年12月16日 (20年前) (2003-12-16)[1]

最新版2.14.0 / 2021年1月31日 (3年前) (2021-01-31)[2]
リポジトリ

git.whamcloud.com/fs/lustre-release.git

プログラミング
言語C言語
対応OSLinux
サポート状況開発中
種別分散ファイルシステム
ライセンスGNU GPL v2
公式サイト ⇒lustre.org
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Lustre (ラスター) は、一般に大規模のクラスターコンピューティングスーパーコンピュータで使用されている分散ファイルシステムである。Lustreという名前はLinuxClusterかばん語になっている[3]。LustreはGNU GPL v2の下で公開されており、小規模のワークグループのためのクラスタから大規模なマルチロケーションのクラスタに及ぶ広い範囲のコンピュータクラスタに対して、ハイパフォーマンスなファイルシステムを提供する。

Lustreファイルシステムは高い性能を持ち、ライセンスがオープンであるため、スーパーコンピュータでしばしば利用されている。2005年6月以降、常にトップ10の少なくとも半分のスーパーコンピュータで使用されており、世界の最も高速なスーパーコンピュータシステム100のうちの60以上で採用されている[4][5][6]。この中には、2014年にTOP500にランクインした世界第2位と第3位のスーパーコンピュータである、TitanやSequoia(英語版)が含まれる[7][8]2018年6月の上位10位では、第1位のSummitや第7位のTitanなどで利用されている[9][10]

Lustreは、クライアントノード数は数万台、サーバ数は数百台、サーバに搭載されるストレージ総容量は数十PB、合計I/Oスループット1TB/s以上の規模の、複数の大規模コンピュータクラスタに組み込むことが可能な、スケーラブルなファイルシステムである[11][12]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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