この項目では、THE YELLOW MONKEYのシングルについて説明しています。伊達杏子 DK-96のシングルについては「伊達杏子」をご覧ください。
「Love Communication」
THE YELLOW MONKEY の シングル
初出アルバム『smile』
リリース1995年1月21日
ジャンルロック
レーベルTRIAD / 日本コロムビア
プロデュース吉井和哉
宗清裕之
チャート最高順位
29位(オリコン)
THE YELLOW MONKEY シングル 年表
熱帯夜
(1994年)Love Communication
(1995年)嘆くなり我が夜のFantasy
(1995年)
ミュージックビデオ
Love Communication
「Love Communication」(ラヴ・コミュニケーション)は1995年1月21日に発売されたTHE YELLOW MONKEY5枚目のシングル。発売元は日本コロムビア・トライアドレーベル。 #1. Love Communication #2. See-Saw Girl
概要
4thアルバム『smile』の先行シングルとしてリリース。自身初となるオリコンシングルチャートTOP30入りを果たした。
吉井自らが希望し、ミュージックビデオの監督を担当した。その背景には、「その時の日本プロモーション・ビデオの質感が気に入らなかった」という理由があったという[1]。
制作背景
この時期に初の日本武道館公演が決まり、「ヒット曲ぐらいないとマズいだろう」というスタッフからの提案によって制作されたロックナンバー。当初吉井は『smile』収録の「エデンの夜に」、または「ヴィーナスの花」を先行シングルとして考えていたが、スタッフを納得させることはできず、新たに作曲したのが本曲である[1]。
スタッフは、作曲を依頼する際、3rdシングルである「『悲しきASIAN BOY』のような曲を作ってくれ」という要望をしたが、吉井は「それはもうやったでしょう。結果も出なかったじゃないですか。自分たちは違う方向に行きたいんです」と反論した。しかし、スタッフは「いや、君らの真骨頂は『悲しきASIAN BOY』路線だと思う」と吉井を説得させた。吉井はその翌日に「こういうことですか」とこの曲の弾き語りのデモを当時のディレクターである宗清裕之に聴かせ、同氏は「そこでちゃんと作ってくるのが吉井くんのすごいところなんです」というコメントを残している[2]。
当初はディスコ風ナンバーを想定して制作をしており、サビはワンフレーズの英語の繰り返しの曲だった。吉井は「打ち込みみたいなのを使った曲をやりたかった」と述懐している[3]。後に17thシングル「MY WINDING ROAD」にてディスコ風ナンバーを制作しており、「『Love Communication』でやりたかったことができた」と語っている[3]。吉井は後に「結果的にこの曲はロックヴァージョンに仕上がって正解だった」と語っている[3]。
収録曲
Love Communication(作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)TV朝日系「mew」オープニングテーマスペースシャワーTV1995年1月度POWER PUSHABCラジオ『ABCミュージックパラダイス』1995年1月度ミューパライチ押しナンバー
See-Saw Girl(作詞・作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
Love Communication (Instrumental)(作曲:吉井和哉 / 編曲:THE YELLOW MONKEY)
収録作品
『smile』(1995年2月1日)
『TRIAD YEARS actI?THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY』(1996年12月7日)
『THE YELLOW MONKEY SINGLE COLLECTION』(1998年12月10日)
「Romantist Taste 2012」(2012年10月10日)※ライブテイク
『smile』(1995年2月1日)
脚注^ a b 「吉井和哉自伝 失われた愛を求めて」(ロッキング・オン)
^ 森朋之 (2013年7月31日), 徹底座談会で明かされる真実とそれぞれの1曲: 勝負をかけた「Love Communication」「smile」, ナタリー, https://natalie.mu/music/pp/theyellowmonkey03/page/3
^ a b c 『15YEARS』(ぴあ)
外部リンク
⇒Love Communication | THE YELLOW MONKEY | ザ・イエロー・モンキー オフィシャルサイト
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