Loppi
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ローソン店内に設置されている新型Loppi

Loppi(ロッピー)は、日本全国のローソンローソン・スリーエフナチュラルローソンに設置されている、各種グッズ販売やチケット販売、保険への加入、クレジットカード・公共料金の支払い代行、消費者金融の返済などを代表とするオンライン取引を行えるマルチメディアステーション(MMS)である。ローソンストア100には設置されていない。

本稿では、2012年秋からは全国のミニストップに順次設置されているMINISTOP Loppi(ミニストップ・ロッピー)についても記述する。
概要

1997年9月から1998年2月までの間にローソン全店に導入された。初代開発はIBMが担当。インターネット電話でのチケット予約やPOSシステム、携帯電話などとも連携し、リアルタイムで取引を行えるのも特徴である。ちなみにLoppiとは、Lawson Online Shoppingの略称である。

それまで物販(弁当、飲料、日用品など)が主体であったコンビニエンスストアに、コンサートチケット、旅行券などの情報商材の販売という新機軸を取り込むことを目指して設置された。インターネット技術を活用したインターフェースを実装し、地方自治体の行政サービスなど従来の流通業の枠組みを越えたサービスを全国域で展開し、コンビニエンスストアの情報インフラ化の嚆矢となった。

端末には受話器が設置されており、『問合せ(3代目最新機種では画面右上に表示)』の項目をタッチし、受話器を取ることでローソンカスタマーセンターに問い合わせができる。通信状況は画面上に表示される。ニンテンドウパワー用カセットスロット

2002年8月31日までは、任天堂のゲーム機であるスーパーファミコンゲームボーイ用ソフトの書き換えサービス「ニンテンドウパワー」を実施しており、2代目の途中モデルまで、書き換え用カートリッジを差し込むスロットが存在していた。サービス終了後に設置された2代目の後期モデルでは、スロットのあった部分にカバーがされていた。

2009年、Loppi端末を新機種(3代目)に順次入れ替え。ICカード「FeliCa」リーダーライター、バーコードリーダーが取り付けられているほか、画面のレイアウトが大幅に変更されている。また、処理能力が大幅に向上された。但し、置き換えに伴い「totoデビット決済」のメンテナンスを理由とした休止→取扱終了の措置が実施された。

2012年秋から全国のミニストップに「MINISTOP Loppi」が設置されたが、ローソン設置のものとは取り扱いサービスが一部異なる。
沿革

1997年9月 各店への設置を開始(順次サービス開始)

1998年2月 全店導入完了。

2002年5月 ローソンブルー(水色)を基調とした2代目Loppi登場。

2002年8月31日ニンテンドウパワー」のサービス終了。

2004年9月1日 日興コーディアル証券と提携した証券取引サービス「ピーカブー」を開始。

2006年5月9日 Yahoo!ゆうパック取り扱い開始。

2008年12月 赤色を基調とした3代目新Loppi登場。

2009年3月 新機種へ順次入れ替え開始。

2009年5月26日 全店舗で新機種入れ替えが完了。

2012年6月8日 - ローソンとイオンとエンタテイメント分野での協業に伴い、イオンの展開するコンビニエンスストア「ミニストップ」の全店にLoppiを設置することを発表[1]

2012年11月 ミニストップへ順次導入開始。

プラットフォーム

初代には、
Windows 95が使われたが、画面速度の遅さとセンター問い合わせなどの通信レスポンスの遅さがネックとなっていた。また、整備不良のためDOS画面でスキャンディスクが自動実行され使用できない場合もあった。

2002年5月に、Linuxを採用した店舗用サーバー約1万5000台(各店メインとサブで計2台)を、新たに全店に追加し、Loppi本体(2代目)はWindows 2000を採用した。

データ更新には、衛星システムも使用していた。

2008年12月に登場した3代目Loppi(OSは特定用途向けのWindows XP Embeddedを採用)が現在稼動中。

主な取扱サービス


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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