League_of_Legends
[Wikipedia|▼Menu]
ゲーム序盤では、主に各レーンで敵チャンピオンとミニオンをはさんで対峙することになる。ミニオンに止めを刺しお金を獲得する、相手チャンピオンに攻撃する、といった直接的な戦闘技術から、他のレーンに移動して敵チャンピオンに強襲をかける、強襲を回避するために一時的に退避する、といった戦術的な動きが求められる。また、中立ミニオンのみを倒すことでチーム全体としての経験値をより多く獲得し、相手チームに視認されないよう動き各レーンへ強襲をかけるジャングラーと呼ばれる役割も一般的である[17]。ゲームの中盤から後半では、チーム全体にメリットのあるドラゴンやバロンナッシャーといった中立ミニオンの奪い合いや、集団戦のために相手の行動を把握する、単独行動で塔に攻撃を仕掛ける、などの様々な戦術、戦略が駆使される。

各チャンピオンは基本的に4つのスキルと1つのパッシブスキルを持っており、ミニオンや敵チャンピオンを倒してレベルアップすると共に各スキルを使用可能にしたり強化することができる。4つのスキルのうち1つはアルティメットと呼ばれており、非常に強力なものであることが多い。また、獲得したお金を使用することでチャンピオンを強化するアイテムを購入することができる。アイテムには非常に多くの種類があり、同じチャンピオンであっても様々な性能を発揮することができる。スキルの強化順やアイテム購入の流れなどはビルドと呼ばれ、敵や味方のチーム構成などに応じて臨機応変に変更していくことが重要である。
登場人物詳細は「リーグ・オブ・レジェンドの登場人物」を参照
各種ポイント

プレイヤーはゲームをプレイする、あるいは現金で購入することによりゲーム全体に対して有利に働くポイント(XP、BE、RP)を獲得することができる。

経験値 (XP) は、プレイヤーのサモナーレベルを上昇するために必要なポイントである。サモナーレベルが上昇することにより、プレイヤーが操作するチャンピオンを強化するルーンを装備できる数、およびチャンピオンの種類によらず使用することができるサモナースペルの種類が増える、などのメリットがある。

ブルーエッセンス (BE) は、使用できるチャンピオンの追加、スキンのクロマの購入などに使用されるポイントである。1日に1回、ゲームに勝利することで本日の初勝利ボーナスを獲得できる。

ライアットポイント (RP) は、BEと同様にチャンピオンの購入に加え、チャンピオンの見た目を変更する、一時的に獲得できるXP、BEを増加させる、などの効果を得ることができる。RPは特別なボーナスを除いて携帯払いやウェブマネー、クレジットカードやペイパルなどで購入することができる。
大会

リーグ・オブ・レジェンズは世界各国にて多くの大会が行なわれている。プレイヤーも北米をはじめとして南米、ヨーロッパ、アジアなど多くの地域から参加している。その優勝賞金も高額になっており、毎年秋開催の「League of Legends World Championship」は、サモナーズカップ争奪と200万ドル超の優勝賞金を賭けて争う。その他定期開催されている大会は「ミッド=シーズン・インビテーショナル」(MSI)、「オールスター」(AS)、「リフトライバル」(RR)戦などがある。

全世界の各地域で公式リーグ/チャンピオンシップシリーズがある。2024年にその地域は:

北アメリカ[NA]:League Championship Serires (LCS)

EMEAヨーロッパ中東アフリカ):League of Legends EMEA Championship (LEC)

韓国League of Legends Champions Korea (LCK)

中国League of Legends Pro League (LPL)

アジア太平洋台湾香港マカオ東南アジア[SEA]オセアニア[OCE]日本[JP]):Pacific Championship Serires (PCS)

オセアニア: League of Legends Circuit Oceania (LCO)

日本League of Legends Japan League (LJL)


ベトナム:Vietnam Championship Serires (VCS)

ラテンアメリカ[LAT]:Liga Latinoamerica (LLA)

ブラジル:Campeonato Brasileiro de League of Legends (CBLOL)

国際選手権歴代優勝戦結果詳細は「League of Legends World Championship」および「Mid-Season Invitational」を参照
開発

ゲームの開発元であるライアットゲームズは、南カリフォルニア大学でのルームメイトだったBrandon "Ryze" BeckとMarc "Tryndamere" Merrillによって設立された。彼らは、Steve "Guinsoo" Feak(ウォークラフトIIIのカスタムマップとして有名なDotAをデザインした)、Steve "Pendragon" Mescon(DotAコミュニティのウェブサイトの管理者)と協力して『リーグ・オブ・レジェンズ』を開発した。

DotAの元になる着想は1998年にStarCraftコミュニティのメンバーであるAeon64によって作られた"Aeon of Strife"と呼ばれるMODだった。ウォークラフトIIIとマップエディタが2002年にリリースされたのち、別のMOD製作者であるEulによってDotAが製作された。彼は"Aeon of Strife"を移植、拡張して"Defense of the Ancients"と名付けた。その後、GuinsooがDotAに多数のヒーロー、レシピとアイテム、様々な変更を追加したDotA Allstarsを製作した。Guinsooはライアットゲームズに入社しDotAの開発から離れ、DotAのMODはIceFrogに引き継がれた。

DotAの後継として、『ウォークラフトIII』の新たなMODではない、独自のエンジンを持つスタンドアローンのゲームというアイディアが2005年の終わりころに形づくられはじめた。DotAコミュニティのメンバーたちは、このゲームがとても面白く、新しいジャンルを作るほどに革新的であると信じ、機能とサービスを大きく拡張した専用のゲームがあるべきと考え、リーグ・オブ・レジェンズが誕生した。

ライアットゲームズは公式には2006年9月に開業し、2013年の時点では1000人以上がリーグ・オブ・レジェンズのために働いている。Marc Merrillによれば、新しいチャンピオンをゲームに追加するにあたり、数人のメンバーに委ねるのではなく、どのチャンピオンを追加するかを投票できる仕組みを通じて社内の全員に開かれるようにしているという。

リーグ・オブ・レジェンズは2008年10月7日に発表され、2009年4月10日から10月22日までクローズドベータが行われた。その後、リリースまでオープンベータに移行した。
リリース

リーグ・オブ・レジェンズは2009年10月27日にリリースされた。ライアットゲームズはゲームの開発と、北アメリカにおけるサービスの運営を行っている。社はアジア、ヨーロッパ、北アメリカでの展開について契約し、2013年7月までにはオーストラリア、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、フィリピン、韓国で展開されている。

中国ではインスタントメッセンジャーソフトのテンセントQQで知られるテンセント社によって運営される。3億のユーザーを抱えるQQゲームポータルを通じてゲームが配信される。アメリカで開発されたゲームが直接中国で展開される数少ない例の一つとなっている。

ヨーロッパではまずGOAと国際ライセンス契約を結んだ。GOAはOrange社コンテンツ配信事業のゲーム部門で、ヨーロッパ最大のゲームポータルである。2009年10月13日、GOAとライアットゲームズはヨーロッパのプレイヤー向けにGOAのサーバへ配信を開始すると発表した。提携は続かず、2010年5月10日にライアットゲームズはヨーロッパでの配信と運営を引き継ぐと発表し、そのためにダブリンにヨーロッパ本社を設立した。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:38 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef