『L』
スティーヴ・ヒレッジ の スタジオ・アルバム
リリース1976年9月
録音1976年5月 - 6月 ニューヨーク州ウッドストック ザ・シークレット・サウンド[1]
ジャンルプログレッシブ・ロック
時間42分48秒
レーベルヴァージン・レコード
プロデューストッド・ラングレン
専門評論家によるレビュー
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フィッシュ・ライジング
(1975年)L
(1976年)モチヴェイション・ラジオ
(1977年)
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『L』は、イギリスのギタリスト、スティーヴ・ヒレッジが1976年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。 プロデュースはトッド・ラングレンにより、レコーディングにはユートピアのメンバーが参加した。また、当時ニューヨークにいたドン・チェリーも、ヒレッジらの依頼を快諾してレコーディングに参加している[4]。「ハーディー・ガーディー・マン」はドノヴァンのカヴァーで、「イッツ・オール・トゥー・マッチ」はビートルズのカヴァー。ヒレッジは本作のレコーディングより前から、これら2曲を個人的に演奏していたという[5]。 2007年のリマスターCDには3曲のボーナス・トラックが追加された。バーズのカヴァー「8マイルズ・ハイ」ではトッド・ラングレンが12弦ギターを弾いているが、ボーカル・パートは録音されず、バッキング・トラックのみ残された[5]。「マウイ」は、後のアルバム『グリーン』(1978年)に「Palm Trees (Love Guitar)」というタイトルで収録された曲の原型[6]。「シマー」はシングル「イッツ・オール・トゥー・マッチ」のB面に収録されていた曲で[7]、この曲も2007年のリマスターCDに追加収録された。 本作はセールス的に成功を収めた。全英アルバムチャートでは12週チャート圏内に入って最高10位に達し、自身初のトップ10入りを果たす[2]。また、ヒレッジのアルバムとしては唯一アメリカでBillboard 200入りを果たし、130位に達した[3]。 音楽評論家のJohn W. Pattersonはオールミュージックにおいて「フェンダー・ストラトキャスターによる印象的なリフとスピーディーなソロはジミ・ヘンドリックスやフランク・マリノにも匹敵するが、それだけではなく、他文化からの異国情緒溢れる音階を通じて、更に踏み込んだ作曲がなされている」と評している[8]。 特記なき楽曲はスティーヴ・ヒレッジとミケット・ジローディの共作。
背景
反響・評価
収録曲
ハーディー・ガーディー・マン - "Hurdy Gurdy Man" (Donovan Leitch) - 6:33
ハーディー・ガーディー・グリッサンド - "Hurdy Gurdy Glissando" - 8:58
エレクトリック・ジプシーズ - "Electrick Gypsies" - 6:19
オム・ナム・シヴァーヤ - "Om Nama Shivaya" (Nariula, Nanda, Dublin) - 3:34
ルナー・ミュージック・スイート - "Lunar Musick Suite" - 11:57
イッツ・オール・トゥー・マッチ - "It's All Too Much" (George Harrison) - 11:57
リマスターCDボーナス・トラック
8マイルズ・ハイ(バッキング・トラック) - "Eight Miles High" (Gene Clark, David Crosby, Roger McGuinn) - 4:27
マウイ(アーリー・ヴァージョン・オブ"パーム・トゥリーズ") - "Maui" - 4:37
シマー - "Shimmer" (Steve Hillage, Tim Blake) - 3:48
参加ミュージシャン
スティーヴ・ヒレッジ - ギター、ギターシンセサイザー、シンセサイザー、シャーナイ、ボーカル
ミケット・ジローディ - ボーカル、Isis Vibes
ロジャー・パウエル - キーボード、シンセサイザー、ピアノ
カシム・サルトン - ベース
ジョン・ウィルコックス - ドラムス
ドン・チェリー - トランペット、ベル、タンブーラ、ボーカル
Larry Karush - タブラ
Sonja Malkine - ハーディ・ガーディ
トッド・ラングレン - 12弦ギター(on "Eight Miles High")
脚注^ ⇒Steve Hillage - L (CD, Albums) at Discogs
^ a b ⇒STEVE HILLAGE 。Official Charts Company - 「Albums」をクリックすると表示される - 2015年4月19日閲覧
^ a b ⇒Steve Hillage 。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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