この項目では、華原朋美のアルバムについて説明しています。シングル発売もされたアルバムの表題曲については「LOVE BRACE (曲)」をご覧ください。
『LOVE BRACE』
華原朋美 の スタジオ・アルバム
リリース1996年6月3日(CD)2022年12月1日(ストリーミング配信)
録音tetsuya komuro sequence 1102st, 1103st & 1104st
A&M RECORDING STUDIOS (L.A.)
HITOKUCHIZAKA KAWAGUCHIKO studio
HITOKUCHIZAKA studio
WOODSTOCK KARUIZAWA RECORDING studio
VICTOR studio
KANNONZAKI MARINE STUDIO
CAPITOL RECORDING STUDIO Bst (L.A.)
OCEAN STUDIO (L.A.)
ジャンルJ-POP
時間57分08秒
レーベルORUMOK RECORDS
プロデュースTETSUYA KOMURO
チャート最高順位
週間1位(通算2週、オリコン)
1996年度年間9位(オリコン)
歴代アルバムランキング39位
ゴールドディスク
2ミリオン(日本レコード協会)
華原朋美 アルバム 年表
LOVE BRACE
(1996年)storytelling
(1997年)
『LOVE BRACE』収録のシングル
「keep yourself alive」
リリース: 1995年9月8日
「I BELIEVE」
リリース: 1995年10月11日
「I'm proud」
リリース: 1996年3月6日
「LOVE BRACE」
リリース: 1996年7月22日(リカット)
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『LOVE BRACE』(ラヴ・ブレス)は、日本の女性歌手、華原朋美の1作目のオリジナルアルバム。小室哲哉プロデュースによるアルバムである。
解説
ミリオンセラーとなった『I BELIEVE』『I'm proud』、デビューシングル『Keep yourself alive』を収録した1枚目のアルバム。
iTunes Store・レコチョクといった主要配信サイトでダウンロード販売は行っていた。レーベルを複数移籍をしていた(現時点での最終レーベルはユニバーサルミュージック)為、定額のサブスクリプション・ストリーミング配信はユニバーサルミュージックの楽曲のみ行われていたが、2022年12月1日よりNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(旧:ORUMOK RECORDS)及びワーナーミュージックジャパン時代[注 1]の音源が突如解禁された事により、本作も併せて配信を開始した(但し、シングルCDでの配信は一切行われていなかったが、2023年2月に各シングルCDも配信開始した)。
音楽性
当初の企画は「『keep yourself alive』『I BELIEVE』をリードシングルとしたミニアルバム」であり、1996年2月の発売を予告していた[1]。
レコーディングの際、小室は決して妥協を許さず、厳しい態度で指導・指摘を繰り返し、それに華原は泣きながらついていった[2]。
ミキシングはアメリカのスタジオで行われたが、小室は日本語の歌詞を重点に置かない仕上がりに納得できず、ギリギリのスケジュールで小室一人で1からミキシングをやり直した[3]。その甲斐もあり、小室は「終始コンセプトに忠実であり、良く出来ているお気に入りのアルバム」と語っている[4]。
華原曰く「映画を見て終わるような最初から最後まで通しで聴いてほしい作品」。
チャート成績
デビュー9か月目でシングル・アルバム通じて、初のオリコン1位獲得作品。
初動でミリオンセールスを記録し、当時のファーストアルバム初動売上で歴代最高を記録。この記録は後に宇多田ヒカルの『First Love』、倉木麻衣の『delicious way』が更新し、現在は歴代3位となっている。2020年現在でも日本の歴代アルバム売上39位(オリジナルアルバムでは22位)の大ヒット作品となっている。
プロモーション
本作の大ヒットを記念して発売から2週間後、新高輪プリンスホテルにて“華原朋美ヒット記念パーティー”が開催され、小室やdosらが祝福に駆けつけ、業界・報道関係者1000人以上が出席し、大変な賑わいとなった。その際、来場者には記念品として“非売品の販促用テレカ”のセット(4枚組・特製台紙付き)や、2枚1組のブロ生が封入された特製パンフレット(非売品、A4サイズ)も配布された。
主な記録
初動売り上げだけでミリオン、登場7週目でダブルミリオンを達成。
オリコン・歴代ファーストアルバム初動売上 3位。
オリコン・1996年間アルバムチャート 9位。
オリコン・1996年間アーティストセールス 6位。
批評