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LISMO(リスモ、au LISTEN MOBILE SERVICE)とは、かつて存在したauブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話が2006年1月からサービス展開の携帯電話とパソコンを組み合わせた音楽配信および電子書籍閲覧の総合サービス。
2016年8月3日、KDDIはこれまで通りのLISMOは、LTE・VoLTE対応機種を含む一部のauフィーチャーフォン版のみとし、既存のauスマートフォン向け音楽サービス「うたパス」(現:auスマートパスプレミアムミュージック)のリニューアルに伴い、スマートフォン版のLISMOを統合[1]することを発表した。
2019年、LISMOのサービスは完全に廃止された。 リスモでは次のことが可能だった。 着うたフルと同一のHE-AAC形式で、ビットレートは128?320kbps。拡張子は携帯電話上では .KMF、パソコン上では.KDRとなる。ただしCDもしくはファイルからインポートした楽曲は着信音設定できない、LISMO Music Search auは従来から「着うたフル」や「LISMOビデオクリップ」の各音楽配信サービスを展開していたが、それぞれ「LISMO Music」(リスモ ミュージック)に名称をリニューアルし、同時に映画配信サービスの「LISMO Video」(リスモ ビデオ)[注釈 1]を開始。更に「EZブック」を統合してからは「LISMO! Music Video Book」(リスモ ミュージック ビデオ ブック)にリニューアルしていた。 携帯電話上で動作する音楽プレーヤー。以前までの携帯電話上のミュージックプレーヤーソフトと比べて、iPodのようにプレイリストも利用でき、アーティスト別やアルバム別再生などができるようになっており、高機能になっている。イコライザやサラウンド(一部機種は非搭載)、シャッフル再生などにも対応している。 初期(W41シリーズなど)はSD-Audioやメモリースティックオーディオなどは別のプレーヤーを搭載して対応していたが、W42シリーズあたりからは、SD-Audioやメモリースティックオーディオにも対応した。 2006年秋モデル以降からは、機種ごとに音質がチューニングされ、圧縮された音源を原音に近づけるというDBEXエンジンに対応した。チューニングはヤマハが監修した。 2006年冬モデル以降からは128 kbps(但し、W41SHは除く)の音楽再生に対応した。W44K IIを除く2007年モデル以降からは「LISMOビデオクリップ」に対応し、さらに再生中に他のアーティストやアルバムの音楽を閲覧・再生できるようになった。 W61シリーズ以降でなおかつKCP+対応(例:W61T、W61SA、W61S)の一部の2008年モデル以降からは前述のDBEXエンジン以上に圧縮された音源をより一層原音に近づける日本ビクター(現:JVCケンウッド)とビクターエンタテインメント(初代法人、後のJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント → ビクターエンタテインメント〈二代目法人〉)の共同開発による新技術「net K2 一部の2009年秋冬モデル、および一部の2010春モデル以降からは電子書籍プレーヤー(LISMO Book、旧:EZブック)と統合された。 au Music Player/LISMO Playerは携帯電話に最初から組み込まれたバージョンからアップデートすることはできない。バージョン情報は「メニュー→設定→プレイヤー情報」から確認できる。 またLISMO Playerのスマートフォン向けアプリも現在公開されている。スマートフォン向けはAndroid専用で、最初にリリースされたのはIS01で、このバージョンのみ横向き画面となっている。2010年秋・冬モデルからはIS03など海外メーカーの一部を除く機種に対応している。スマートフォン用LISMO PlayerはAndroid Marketからではなく、au one Marketからダウンロードする形となる。 Windowsパソコン上で動作するソフトウェア。楽曲のダウンロード、再生を行い、携帯電話のデータをバックアップする。バックアップの対象となるデータは楽曲に加え、カメラで撮影した写真や動画、スケジューラ、アドレス帳、Eメールのデータも含まれる。なお、バックアップ時の楽曲は、着うたフルはMUSIC LIBRARYに、著作権保護つき着うたはEZ CONTENTSにそれぞれ区別される。Eメールメニューのデータは直接は保存できず、外部メモリまたは本体データフォルダに移動・コピーしたもののみが保存される。 後から発表されたLISMO Portでは、携帯電話のみならず、au×Sony "MUSIC PROJECT"に対応したウォークマンやミニコンポ「ネットジューク」などにダウンロードした楽曲を転送して演奏することができる。LISMO Portは2013年11月29日にダウンロード提供とサポートを終了。 パソコン上から楽曲をダウンロード購入できるサービス。開始当初は2万曲の楽曲を提供。SonicStage for LISMOではバージョン2.0より利用できるようになった。 auが提供する音楽コミュニケーションサービス。一種のソーシャル・ネットワーキング・サービスであり、同じ曲を聴く使用者が公開する情報などを表示する。 対応した携帯電話・スマートフォン向けに音楽やFMラジオ番組のストリーミング配信を行っていたサービス。2019年9月30日をもって、サービスを終了した[3]。 LISMO WAVEは2011年1月26日からサービス開始し、開始時点ではISシリーズのIS03・IS04・IS05とCDMA 1X WIN(後のau 3G)のT006が対応機種だった。サービス内容として以下の2つのチャンネルを軸とし、現在流れている楽曲情報やランキング、おすすめ情報の取得、地下鉄などでの不安定な通信環境でのバッファ再生機能、番組表の確認、Twitterとの連携機能などがあった。利用するには後述の月額料金が発生するが、2012年3月よりスタートした「auスマートパス」(月額372円(消費税抜))に加入すれば、これらのチャンネルを別途追加料金なしで楽しむことができた。2013年3月4日よりiOSにも対応したことに伴い、iPhoneとiPadにも対応[注釈 2]した。2015年5月12日、au携帯電話(T006、T007、S007)とAndroid 2.3以下の端末は、システム変更に伴って2015年8月1日にサービスを終了する事が発表された[4][5]。
仕様
機能
携帯電話、パソコン、au×Sony "MUSIC PROJECT"に対応したソニー製ウォークマン(旧ネットワークウォークマン)やネットワーク対応ミニコンポのネットジュークで音楽を聴く → 2016年8月以降、スマートフォンやパソコンは「うたパス」で継続。
携帯電話かパソコンで「着うたフル」をダウンロードする
パソコン内の音楽を携帯電話に転送する(現在サポートしている圧縮・非圧縮音声コーデックは、AACとWAV、WMAのみの対応で、標準的な圧縮音声コーデックのMP3には未対応(Ver.3.2は非公認パッチにてMP3対応可能、またLISMO PortはMP3対応している)。
CDの音楽を携帯電話に転送する
プレイリストをほかの携帯電話と共有する
ダウンロードした音楽を着信音として使用する
携帯電話内のデータ(画像、動画、着うたフルなど)をパソコンにバックアップする
バックアップした着うたフルを再生する場合は、ダウンロードに使用した端末と同じ電話番号を持つ端末を、USBケーブルでパソコンに接続する必要がある。
携帯電話、パソコンで小説・コミック等の電子書籍の閲覧 → 2016年5月以降、スマートフォンやパソコンは「ブックパス」で継続[2]。
対応ファイル形式
中核となるサービス
au Music Player/LISMO Player
au Music Port/LISMO Port詳細は「au Music Port」および「LISMO Port」を参照
LISMO Music Store
うたとも
LISMO WAVE
Size:145 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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