LET'S_ONDO_AGAIN
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この項目では、NIAGARA FALLIN' STARSのアルバム「LET'S ONDO AGAIN」の1978年 (1978)のオリジナル盤について説明しています。同アルバムの1987年 (1987)のスペシャル版については「LET'S ONDO AGAIN SPECIAL」をご覧ください。
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}大瀧詠一 > 大瀧詠一の作品一覧 > LET'S ONDO AGAIN

『LET'S ONDO AGAIN』
NIAGARA FALLIN' STARSスタジオ・アルバム
リリース1978年11月25日 (1978-11-25)
1996年3月21日 (1996-03-21)(CD盤再発)
2011年3月21日 (2011-03-21)(BOX)
録音45 Studio, Fussa
ジャンル.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

ロック

ポップス

歌謡曲

音頭

時間45分35秒
レーベルNIAGARA / COLUMBIA
NIAGARA / Sony Music Records(再発)
プロデュース大瀧詠一
NIAGARA FALLIN' STARS アルバム 年表

-

LET'S ONDO AGAIN

(1978年 (1978))


NIAGARA FALL STARS

(1981年 (1981))



大滝詠一ナイアガラ・レーベル) 年表



DEBUT / 大滝詠一

(1978年 (1978))


LET'S ONDO AGAIN / NIAGARA FALLIN' STARS

(1978年 (1978))


TATSURO YAMASHITA FROM NIAGARA / 山下達郎

(1980年 (1980))


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『LET'S ONDO AGAIN』(レッツ・オンド・アゲン)は、1978年11月25日に発売された大瀧詠一プロデュースによるNIAGARA FALLIN' STARSのスタジオ・アルバム
解説

オリジナル・タイトルは『多羅尾伴内楽團 Vol.III』。アーティスト名は“NIAGARA FALLIN' STARS”だが、一般的には大滝詠一のオリジナル・アルバムのひとつとして挙げられる。

大滝自身の解説によると、前年の『NIAGARA CALENDAR'78』が全くの不発に終わり、レーベルとしても会社としても「もはやこれまで」という状況で、最後に作り上げた作品だという。このアルバムも発売当時は「初回プレスが1500枚で、数百枚しか売れなかった[1]」という。結果的に、第一期ナイアガラ・レーベルとして最後のアルバムとなった[注 1]

コミック・ソングやパロディ・ソング(替え歌)に加え、ヒット曲や洋楽ナンバーを音頭化した楽曲で構成されている。ゲストとして、ナイアガラ関連ではお馴染みの布谷文夫やオシャマンベ・キャッツに加え、漫才コンビの星セント・ルイスやプロデビュー前のシャネルズ(のちのラッツ&スター)なども参加している。

本作ではレコーディング・エンジニアを日本コロムビアの後藤博に任せ、笛吹銅次(大滝のエンジニアとしての変名)はミックスダウン作業のみ行った。これにより自身が楽曲制作に集中できた経験が、その後のCBS・ソニー時代に全て外部のエンジニアに任せる理由ともなったという[2]

なお、収録曲のうちピンク・レディーのヒット曲「渚のシンドバッド」の替え歌である「河原の石川五右衛門」については、ピンク・レディーの事務所側からの発表許可が下りず、オリジナル盤では収録が見送られている(歌詞のみライナーノーツに掲載)[注 2]

1987年に初CD化(スリムケース収納)された際は『LET'S ONDO AGAIN SPECIAL』として発売されたが、「337秒間世界一周」、「空飛ぶカナヅチ君」、「ハンド・クラッピング音頭」は未収録となり、オリジナル盤とは収録内容が大幅に異なった。

ナイアガラ30周年事業においてリマスター盤が発売されなかったことについて、大滝は2010年1月 (2010-01)の「山下達郎のサンデー・ソングブック」の新春放談にて、そのことを指摘されるまで「忘れていた」と話していた。その後、2011年3月21日 (2011-03-21)発売のボックス・セット『NIAGARA CD BOOK I』にてリマスター盤が収録された。
収録曲
SIDE 1
峠の早駕籠 / 多羅尾伴内楽團  ? (1:30)

作曲:
海沼実 / 編曲:多羅尾伴内
童謡「お猿のかごや」を、ビリー・ヴォーン楽団の「峠の幌馬車」の譜割りでカバーした曲。駕籠屋の掛け声はベースの六川正彦、光永巌。

337秒間世界一周 / 多羅尾伴内楽團  ? (5:37)

作曲:大瀧詠一 / 編曲:多羅尾伴内
オリジナルの演奏時間が5分37秒(337秒)であることにちなむタイトル。ライナーノーツに「演奏:駒沢裕城と世界一周パック団」と記されているように駒沢裕城のペダル・スティール・ギターをフィーチャーして、世界各地の音楽の典型的なメロディー、イントロを繋ぎ合わせた曲。2014年に公開された映画「わたしのハワイの歩きかた」挿入歌として使用されている。

空飛ぶカナヅチ君 / 宿霧十軒  ? (2:45)

作詞・作曲:大瀧詠一 / 編曲:多羅尾伴内
ここでようやくボーカル曲の登場となる。1977年発売のアルバム『NIAGARA CALENDAR』収録収録曲「泳げカナヅチ君」の続編(「宇宙編」)。

烏賊酢是!此乃鯉 / Each Ohtaki  ? (2:14)

作詞・作曲・編曲:多羅尾“Elvis”伴内
大瀧のファースト・アルバム『大瀧詠一』収録曲「いかすぜ!この恋」をリメイクしたもの。このバージョンを同じエルヴィスファンの西田敏行がカバーしている。

アン・アン小唄 / 山形かゑるこ  ? (3:12)

作詞:伊藤アキラ / 作曲:大瀧詠一 / 編曲:矢野誠
演歌調のナンバーで、後に山田邦子玉川カルテットがカバーしている。元々は演歌歌手の小高桂子に提供する予定で用意された曲であったが、彼女の突然の引退により未発表となっていた。小高版は「あんあんストリート」のタイトルで2023年3月21日発売『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK/NIAGARA ONDO BOOK』のDISC 2『NIAGARA ONDO BOOK』に世に出ていたらシングル盤のA面となっていた中原理恵のシングルとして世に出た「風が吹いたら恋もうけ」と共に収録され、日の目を見た。本アルバムに収録の際、原作詞者の伊藤アキラが再度詞の手直しをして、編曲もオリジナルと同じ矢野誠に依頼した。コーラスはブレッスン・フォーオシャマンベ・キャッツ塚越孝も塚たんくろう名義で別歌詞バージョン(伊藤アキラが担当)の「アンアンTEACHER」をリリースしている。

ピンク・レディー / モンスター  ? (2:45)

作詞・作曲・編曲:多羅尾伴内 / Strings & Horn Arr. 井上鑑
ピンク・レディーのトリビュートソング。アーティスト名の「モンスター」もピンク・レディーのシングル曲タイトルであるが、ライナーノーツに「正式には「後藤博とモンスター」といい」と記されているように、日本コロムビアでナイアガラ・カタログのアシスタント・エンジニアを担当していた後藤博が、デビュー前のシャネルズ(後のラッツ&スター)と共にボーカルに参加している。実際にピンク・レディーのレコーディングメンバーである井上鑑、金田一昌吾、宗台春男が顔を揃えた事がこの歌が生まれた切っ掛け。2023年3月21日発売の『大滝詠一 NOVELTY SONG BOOK/NIAGARA ONDO BOOK』のDISC 1『NOVELTY SONG BOOK』に大瀧とモンスター名義でセルフカバーが収録された。クリス松村が2015年12月1日 (2015-12-01)放送の『開運!なんでも鑑定団』に出演した際、アルバム発売当時にプロモーション用に制作された非売品のアナログ盤を持参。鑑定額は20万円だった[3]


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