L0系
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JR東海 L0系
試運転を行うL0系
(2020年8月29日 笛吹市より)
基本情報
製造所日本車輌製造[* 1]
三菱重工業[* 2][1]
日立製作所[* 3]
主要諸元
編成試験時:最長12両[8]営業時:16両[9]
電気方式交流 33,000 V[2]
最高運転速度500 km/h[3][5]
設計最高速度603 km/h [6]
編成定員約1,000人(16両編成)[7]
車両定員先頭車最大24名[4][3][5]、中間車最大68名(初期型)[4][3]最大60名(改良型)[5]
車両重量約25t(中間車)[3][5]
編成長299m(12両編成)[3]
車体長先頭車28m[4][3][5]、中間車24.3m[3][5]
車体幅2,900mm[10][3][5]
車体高3,100mm[10][3][5]
備考^ 中間車
^ 初期型の先頭車
^ 改良型の先頭車

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L0系(エルゼロけい)は、東海旅客鉄道(JR東海)が建設中の中央新幹線品川 - 名古屋間)の営業用仕様車両として開発された磁気浮上式鉄道超電導リニア」の車両である。
概要

形式名の「L」はLinear(リニア)を、「0」は0系新幹線のような第1世代の車両を意味する[8]

超電導リニアは走行用の電力を軌道側で消費する地上一次方式のため、電車(リニア地下鉄を含む)のように車両に走行用の電力を供給する必要がない。そのため初期型の900番台ではサービス用の補助電源としてガスタービン発電機を搭載していたが、改良型の950番台では誘導集電方式となった[11]
番台別概説
900番台

2011年平成23年)9月まで走行試験に使用された実験車両MLX01をベースとし、先頭車両の形状はMLX01-901Aをより滑らかにしたものとなっている[8]。先頭車は車体の長さが28m[3]、ノーズ部分の長さは15m[10]で、MLX01-901を改造したMLX01-901Aと同じ。中間車は長さ・定員ともMLX01の長尺中間車と同じ。客室空間を確保するため車体断面は角型となっている[8]

塗装は東海道新幹線のイメージを踏襲した白地に青線を採用[8]する。MLX01のものとは若干異なり、先頭車前面の青線は屋根上まで伸び、車体側面の窓上には2本の青線が引かれる[10]。車体側面にはロゴが付けられた。12両編成から再び7両編成に戻されて試験を行うL0系。先頭部の黒い汚れはガスタービンの排煙のため。(2014年8月)

山梨リニア実験線での試験走行のため、先頭車4両、中間車10両の計14両が製作された。製造は日本車輌製造三菱重工業が担当した[12]。14両のうち先頭車2両と中間車3両の5両が2012年(平成24年)11月22日に車両基地へ搬入され(ただし車体のみで、台車部分は空洞)[13]2013年(平成25年)6月3日に台車を取り付けた5両編成の姿が公開された[4]

既に山梨実験線の延伸後全区間 (42.8 km) を用いた試験走行を開始しており、山梨実験線では最長12両編成での試験走行が行われる[8]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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