この項目では、マイクロ波の周波数帯域について説明しています。光ファイバの波長帯Long band(1.565?1.625[μm])については「光波長多重通信」をご覧ください。
AN/SPS-49。Lバンドを利用する対空捜索レーダー。
Lバンド(L帯とも、英語: L-band)は、マイクロ波の周波数帯域の一つ。1GHz帯(0.5 - 1.5GHz; 波長200 - 600mm)の極超短波(UHF)にあたり、主にレーダーや衛星電話、携帯電話、地球観測衛星の合成開口レーダー(SAR)などで利用されている[1][2][3]。
多くの場合、帯域呼称は第二次世界大戦中の技術革新に応じて場当たり的に設定されていたが、Lバンドについては当時から現在に至るまで同じ周波数帯がこう称されている。なお「Lバンド」の語源は波長の「Long」とされている[4]。
Lバンドを利用する機器の例
レーダー
J/FPS-5
OPS-14
OPS-24
PALSAR
PALSAR-2
通信機
800MHz帯
1200MHz帯アマチュア無線
インマルサット
出典^ 古野電気 (2012年). “レーダーの構成
←短波長 長波長 →
ガンマ線 - X線 - 紫外線 - 可視光線 - 赤外線 - (テラヘルツ波) - マイクロ波 - 電波
X線
硬X線
X線
軟X線
超軟X線
紫外線
極端紫外線(英語版)
遠紫外線(UVU)
近紫外線
UV-C
UV-B
UV-A
可視光線
紫
藍
青
シアン
緑
黄
橙
赤
赤外線
近赤外線(NIR)
短波長赤外線(SWIR)
中波長赤外線(MWIR)
長波長赤外線(LWIR)
遠赤外線(FIR)
マイクロ波
Wバンド
Vバンド
Qバンド
Kaバンド
Kバンド
Kuバンド
Xバンド
Cバンド
Sバンド
Lバンド
Pバンド
Gバンド
電波
サブミリ波
ミリ波(EHF)
センチメートル波(SHF)
極超短波(UHF)
超短波(VHF)
短波(HF)
中波(MF)
長波(LF)
超長波(VLF)
極超長波(ULF)
極極超長波(SLF)
極極極超長波(ELF)
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