『K album』
KinKi Kids の スタジオ・アルバム
リリース2011年11月9日
録音2010年 - 2011年
日本
ジャンルJ-POP
時間58分47秒(初回限定盤)
69分17秒(通常盤)
レーベルジャニーズ・エンタテイメント
プロデュースKinKi Kids
チャート最高順位
週間1位(オリコン)
2011年11月度月間4位(オリコン)
2011年度年間38位(オリコン)
ゴールドディスク
ゴールド(日本レコード協会)
KinKi Kids アルバム 年表
J album
(2009年)K album
(2011年)L album
(2013年)
『K album』収録のシングル
「Family ?ひとつになること」
リリース: 2010年12月1日
「Time」
リリース: 2011年6月15日
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『K album』(ケイ・アルバム)は、KinKi Kidsの12枚目のオリジナル・アルバム。2011年11月9日発売。発売元はジャニーズ・エンタテイメント。 前作から約2年ぶりのリリースとなる。アルバムの制作は2010年から行われたが、「これでは完成度的に物足りない」との判断により、発売が2011年となった。 「K album」のKには『絆・軌跡・感謝・感動』などのテーマが込められている。また、KinKi Kidsの「K」ということもあり、「全曲二人のオリジナル作品で」アルバムを制作することも提案されたが、テーマの一つである『絆』に着目し、本作では今までのKinKi Kidsの主にシングルの作詞、作曲等に携わってきた作家に全ての曲を提供して貰ったメモリアル・アルバムとなっている[1]。また、楽曲提供した作家33人中29人が、過去に発売したシングル、アルバムに楽曲を提供、参加している。本アルバムも前作同様全曲2人で歌っており、ソロ曲はない。 本人たち曰く、それまでは自分たちも意見を出して曲を決めていたが、本作はあえて歌い手に徹して、デビュー当時に近い感覚でレコーディングをしたとのこと。これについて光一は「KinKi Kidsの“Kとか、集大成的な感じに取られるかもしれないけど、自分としては逆で。こういう素晴らしい方々に楽曲を提供していただけるのであれば、自分は歌うことに専念して、そこから受けたものをこれから伸ばしていくべきだろうな、と(感じた)。」と答えている。また剛は「『K album』なので、絶対に“KinKi Kidsというタイトルのアルバムにしたいという意志があった。だから、“KinKi Kidsということで思いつくことをいろいろ案を出した結果、いままでの僕らの音楽を作ってくれた人たちに声をかけさせてもらって作らせて頂いた。」と答えている[2]。 本作も、初回盤と通常盤の2種で発売された。初回盤はデビューシングル『硝子の少年』から31枚目のシングル『Time』まで全31曲のMusic Clipを収録したDVD付きで、通常盤はextra trackが2曲付いている。 2011年1月21日付のオリコン週間ランキングで初週15.2万枚を売り上げて、初登場1位を記録した。『G album -24/7-』から8作連続・通算14作目となった[3]。 ※シングル曲の解説は各シングルのページを参照のこと。
解説
チャート成績
収録曲
願う以上のこと 祈る以上のこと [4:45]作詞:吉田美和 作曲:中村正人 編曲:武部聡志
19thシングル「ね、がんばるよ。」以来のDREAMS COME TRUEの2人による提供曲で、実に約7年ぶりとなる。また武部聡志は「全部だきしめて」の編曲を手掛けている。
同窓会 [4:04]作詞:松本隆 作曲:林田健司 編曲:CHOKKAKU、コーラスアレンジ:Ko-saku
デビュー曲「硝子の少年」、近年では「スワンソング」など、数多くのシングルの作詞をした松本隆と「ビロードの闇」、「夏模様」 などを手掛けた林田健司による楽曲。
危険な関係 [4:51]作詞・作曲:吉田拓郎 編曲:CHOKKAKU
4thシングル「全部だきしめて」以来の吉田拓郎からの提供曲となる(ただし、「全部だきしめて」はカバーのため、完全新曲としては初となる)。
本人達曰く、「拓郎さんと出会ったおかげで、楽器に触れ、自分たちで曲作りもするようになったため、いろいろこみあげてくる物があった」とのこと。
後に吉田はアルバム『午後の天気』でセルフカバーした。
ラジコン [4:08]作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀 コーラスアレンジ:岩田雅之
前述の松本隆と6thシングル「やめないで,PURE」を作曲した筒美京平による楽曲。
さよならのエトランゼ [4:48]作詞:Satomi 作曲:馬飼野康二 編曲:岩田雅之20thシングル「Anniversary」など多くの曲の作詞をしているSatomiと、2ndシングル「愛されるより愛したい」などを作曲した馬飼野康二による楽曲。
Family ?ひとつになること [5:21]作詞:堂本剛 作曲:堂本光一 編曲:吉田建 ストリングスアレンジ:旭純30thシングル。
いのちの最後のひとしずく [3:52]作詞・作曲:山下達郎 編曲:船山基紀 コーラスアレンジ:高尾直樹
1stシングル「硝子の少年」、3rdシングル「ジェットコースター・ロマンス」などに続く山下達郎による提供曲であるが、それらの楽曲では山下達郎は作曲のみ手掛けていたのに対し、この曲は作詞も手掛けている。2011年8月に発売された山下のアルバム『Ray Of Hope』に収録されている楽曲であり、書き下ろしでは無くカバーとなったのは、「この曲を歌いたい」というメンバー2人の意向によるもの[4]。また、作曲:山下達郎、編曲:船山基紀の組み合わせも「ジェットコースター・ロマンス」以来となる。
ヒマラヤ・ブルー [4:46]作詞:松本隆 作曲:織田哲郎 編曲:吉田健 コーラスアレンジ:松下誠松本隆が作詞、「Anniversary」や11thシングル「ボクの背中には羽根がある」などに続く織田哲郎による提供曲。「ボクの背中には羽根がある」以来、松本と織田によるタッグである。
もっと もっと [3:33]作詞・作曲:YO-KING 編曲:堂島孝平13thシングル「Hey! みんな元気かい?」以来、約10年ぶりとなるYO-KINGの提供曲である。
破滅的Passion [3:33]作詞:秋元康 作曲:伊秩弘将 編曲:ha-j
22ndシングル「SNOW! SNOW! SNOW!」以来のタッグである。
2nd Movement [4:56]作詞・作曲:井手コウジ 編曲:鈴木雅也
シングルA面の楽曲提供はないが、26thシングル「永遠に」のカップリング曲である「涙、ひとひら」、「Bonnie Butterfly」などの作詞・作曲をしている井手コウジによる提供曲である。
Time [4:43]作詞:U-Key zone・mikula 作曲・編曲:U-Key zone ストリングスアレンジ:SimonHale31stシングル。
きみとぼくのなかで [4:28]作詞・作曲・編曲:堂島孝平14thシングル「カナシミ ブルー」の作詞・作曲、16thシングル「永遠のBLOODS」の作曲などを手掛けた堂島孝平による提供曲。
僕が生まれた日 [4:39] 作詞:canna 作曲:Steve Mac, Shusui 編曲:石塚知生
「青の時代」や10thシングル「もう君以外愛せない」を作詞・作曲したCannaの提供曲である。
通常盤にのみ収録。
Family ?ひとつになること [Unplugged] [5:48]作詞:堂本剛 作曲:堂本光一 編曲:武部聡志30thシングル、「Family ?ひとつになること」のアレンジバージョン。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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