KING AMUSEMENT CREATIVE
親会社キングレコード
設立2016年2月1日
販売元キングレコード
ジャンルアニメ、声優
国 日本
本社所在地東京都文京区音羽1丁目2番3号
公式サイトhttps://king-cr.jp/
KING AMUSEMENT CREATIVE(キング・アミューズメント・クリエイティブ)は、日本のレコード会社・キングレコード株式会社においてアニメ・声優関連の音楽・映像作品を扱うレーベル[1]。当初は2016年2月に発足した「キング・アミューズメント・クリエイティブ本部(KAクリエイティブ本部)」が制作する作品のレーベルとなっていたが、後述する2023年3月の組織改定に伴い、レーベル名称のみ存続している。略称?KAC[2]、キンクリ[3]。
本記事では本レーベルおよび制作担当部署として存在したKAクリエイティブ本部、関連レーベルである「SONIC BLADE(ソニック・ブレイド)」についても解説する。かつてはバーチャルキャラクター専門のサブレーベル「PINE RECORDS(パインレコード、パイレコ)」も運営していた。 キングレコードにはアニメ・声優関連の部署として、メインレーベル(キングレコード、KING RECORDS)の制作部署のひとつとして存在していた「第三クリエイティブ本部」と、サブレーベルとして1981年の発足以来長年にわたりキングレコードでのアニメ関連事業を担ってきた「スターチャイルド」、そのスターチャイルドから独立する形で2014年に発足した「EVIL LINE RECORDS」の3部門が存在した。 こうした中でスターチャイルドの扱う事業内容がアニメ以外の分野にも広がるようになり、その一方で第三クリエイティブ本部が担当するアニメ作品や所属アーティストが増加[注 1]、結果として社内におけるメインレーベル(第三クリエイティブ本部)とスターチャイルドの位置付けが曖昧となってきた。また、2014年10月には第三クリエイティブ本部とスターチャイルドが共同で『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』を制作[注 2]、さらに2015年6月には全社を挙げたアニソンフェス『KING SUPER LIVE 2015』を開催するなど、共同で行う事業が増えていた。 こうした連携を経て、2016年2月1日付で第三クリエイティブ本部とスターチャイルドを統合、キング・アミューズメント・クリエイティブ本部が発足した[4][5]。統合理由について、キングレコード社長の重村博文は、同年3月9日に行われた関係者向けコンベンションにおいて「昨今、アニメを取り巻くあらゆる変化が生じてくる中、ここ数十年でそれぞれ進化した二部署を統合することで、アニメビジネスが更なる拡大強化路線につながるであろうと判断し、大きな変化にチャレンジしていこうと踏み切った」と語っている[6]。 レーベル名について、制作宣伝担当本部長の三嶋章夫は「作っている側もユーザーさんも楽しくなければ本当にエンターテイメント、アニメじゃないということでこの名前をつけました」と語っている[3]。 レーベルロゴは、メインレーベルのライオンをアレンジして王冠と翼を付けたものとなっている[7]。また、公式マスコットキャラクターとして新田靖成のデザインによるライオンをモチーフとした「きんくりん」が存在し「宣伝部長」の役職を持つ設定となっている[8]。 2016年2月1日、第三クリエイティブ本部とスターチャイルドレコードが統合し、「キング・アミューズメント・クリエイティブ本部(KAクリエイティブ本部)」設立(本部長 森山・三嶋)。この時点では旧第三クリエイティブ本部を引き継ぐ形でメインレーベル内の扱いであった。 2017年3月1日に新しいロゴマークを制定[7]、関連商品のCMの終わりのサウンドロゴに使用するなど、「KING AMUSEMENT CREATIVE」をこれまで以上に前面に押し出して扱うようになり、同年9月より商品のレーベルも「KING AMUSEMENT CREATIVE」へ変更された。 2018年3月、『音楽少女』のアニメ展開に合わせる形で、同作品に登場するキャラクターが所属するバーチャルキャラクター専門のサブレーベル「PINE RECORDS(パインレコード、パイレコ)」を発足[9]。同年8月31日、Wright Flyer Live Entertainmentとの共同出資によりバーチャルYouTuberのための音楽会社「株式会社RK Music」を設立[10]。 2021年2月1日、J-POPアーティストが所属するレーベル「SONIC BLADE」(ソニック・ブレイド)[注 3]を設立し、当時の第二クリエイティブ本部の業務の一部を移管[11]。同年3月23日より運用を開始し、あわせてレーベルの公式キャラクターとしてきんくりんの弟・「きんくろう」を制定[12]。 2022年3月1日付で組織改定を行い、KAクリエイティブ本部の下にコンテンツプロデュース部とアーティストプロデュース部を新設[13]。翌2023年3月1日付でKAクリエイティブ本部を分割し、コンテンツプロデュース部とアーティストプロデュース部をそれぞれKACコンテンツプロデュース本部とKACアーティストプロデュース本部に昇格させた[14][15]。これによりKACは2本部体制に移行し、「KING AMUSEMENT CREATIVE」の名称は両本部共通のレーベルとして残ることになる。
概要
略歴「キングレコード第三クリエイティブ本部#歴史」および「スターチャイルド#歴史」も参照
主なスタッフ
三嶋章夫 - キングレコード取締役、KACアーティストプロデュース本部担当[16]
松下卓也 - キングレコード取締役、KACコンテンツプロデュース本部担当[16]