KCMG
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KCMG国籍 香港
本拠地香港
創設者ポール・イップ
チーム代表ポール・イップ
活動期間2007年 - 現在
カテゴリJF3SFWEC、PCCJ、ASLMS
公式サイト ⇒KCMG
2019年のスーパーフォーミュラ
エントリー名carrozzeria Team KCMG
レーサー 小林可夢偉
マシン18. carrozzeria KCMG SF19・トヨタ
タイヤ横浜ゴム
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KCモーターグループ株式会社は、自動車関連会社である。
目次

1 概要

2 レース活動

2.1 全日本F3

2.2 フォーミュラ・ニッポン/スーパーフォーミュラ

2.3 WEC

2.4 GT

2.5 TCR


3 脚注

4 外部リンク

概要

2007年に中国・香港をベースとしアジア太平洋地域で新しいレーシングプロジェクトを展開、支援するために設立された。チーム名のKCMGとは、クゥン・チン・モーター・グループの略称。これはチーム代表のポール・イップの香港名がイップ・クゥン・チンであるため。最初は全日本F3選手権とアジアF3へと参戦を開始。そこから徐々に規模を拡大し、今では日本のトップフォーミュラであるスーパーフォーミュラや、FIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP2クラスなどをメインにアジアを拠点に世界でも活躍の幅を広げている。

傘下に炭素繊維強化炭素複合材料(カーボンコンポジット)製造を手掛けるKCMGコンポジットインターナショナル(KCMG-CIL、本社はダブリン)を持つ。本社にR&Dセンター、台湾・台中市に生産拠点を持ち、2020年に稼働予定の新工場は敷地面積51ヘクタール、従業員5,000人以上を抱える、世界最大規模のカーボンコンポジット工場となる予定[1]。2016年5月には童夢との提携を発表したが[1]、2019年に提携を破棄している[2]
レース活動
全日本F3

KCMGの前身にあたるPTRSとして、全日本F3選手権トヨタ-トムスエンジンで2008年から参戦を開始。2018年現在もスーパーフォーミュラ活動の監督を務める、土居隆二を監督に据えた。翌2009年に名称をKCMGへ変更し、アチーブメント株式会社をメインスポンサーに据え、F3 Nクラスに2台体制で参戦。翌年には3台体制に拡大する。2013年には一時シリーズから撤退するものの、2014年にはNクラスに1台体制で復帰を果たす。2015年以降は参戦していない。
フォーミュラ・ニッポン/スーパーフォーミュラ スーパーフォーミュラ(2015年)

全日本F3に参戦を開始した翌年の2010年に、国内トップフォーミュラのフォーミュラ・ニッポン平中克幸を擁しステップアップを果たす。以後1台体制での参戦を続け、アレキサンドレ・インペラトーリ折目遼を起用。スーパーフォーミュラへと名称変更後もリチャード・ブラッドリーと1年ごとにドライバーを変えながら参戦していたが、2014年からは2016年までは中山雄一、2017年からは小林可夢偉を起用し、第4戦もてぎで小林が2位に入りチーム初の表彰台を獲得した。

2018年現在、カテゴリ内で唯一の外国系チームである。
WEC LMP2(2015年)

2012年にはアジアを飛び出し、WEC開幕戦のシルバーストーンラウンドでLMP2クラスへ参戦。さらにル・マン24時間レースにも挑戦し、中国系のチームとしては初めての参戦となり注目を集めた[3]。2014年にはオレカ・03でフル参戦を開始。ドライバーはKCMGと関わりのあるマシュー・ホーソン、リチャード・ブラッドレーに加えて開幕戦では松田次生を起用。このレースでは2位に入り、チーム初の表彰台を獲得。第4戦のアメリカラウンドでは再び松田次生が合流し、遂にクラス初優勝を飾る。その後第7戦、8戦でも勝利を重ねるなどの活躍を見せるも、ポイント係数が2倍のル・マン24時間レースでのリタイヤが響きランキング3位に終わる。

2015年はマシンを新型オレカ・05へスイッチ。第三ドライバーはニコラ・ラピエールとニック・タンディを起用。ル・マンではポールポジションを獲得し、決勝も圧倒的な速さで念願のクラス優勝を飾った。年間では安定感に勝ったGドライブに敗れ2位となった。

2016年は新しいことに挑戦したいという理由から、ポルシェワークスのプロトン・コンペティションとジョイントしてLM-GTEアマクラスに参戦[4]。最高2位、年間4位で終えた。また前年クラス優勝によりル・マンのシード権を獲得していたLMP2にも、ホーソン・タンディ・松田で参戦したが、116周でリタイアに終わっている。

2017年以降はル・マン含めてWECには参戦していない。
GT

2016年からアウディ・R8 LMSカップに参戦。開幕戦では中山雄一を起用した[5]


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