KAITO
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「KAITO」のその他の用法については「カイト」をご覧ください。
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ピアプロキャラクターズ
KAITO開発元クリプトン・フューチャー・メディア
初版2006年2月17日

最新版V3 / 2013年2月15日
種別音声合成
ライセンスプロプライエタリ
PCL
公式サイトバーチャル・シンガー - CFM
piapro.net
初音ミク公式ブログ
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KAITO(かいと)とは、クリプトン・フューチャー・メディアが発売しているバーチャルシンガーソフトウェアとそのキャラクター[1]
製品「VOCALOID」も参照

KAITOの最初の製品は、2006年2月17日に発売され[2]、2013年2月15日に「KAITO V3」が発売されている。

初代のKAITOは、MEIKOに続く日本語VOCALOID採用ソフトの第2弾、日本語版では初の男性ボーカルとして発売された。ライブラリにはスタジオ・ミュージシャン風雅なおとの声をサンプリングし収録している。適する音楽ジャンルなどは特に明示されておらずポップス、ロック、ジャズ、R&B、童謡まで幅広く歌いこなすとされている[3]。また、MEIKOとのデュエットも想定されている。

KAITOの名前はモデルとなった歌手の名前を採用するのではなく、片仮名10文字以内、採用者から抽選で10名に「ボーカロイド日本語男性版」をプレゼントという応募条件で一般公募され[4]、外国人でも発音しやすいことと「MEIKO」と並んだ時の絵面がいいという理由から選ばれた[5]

2013年2月に、VOCALOIDの上位バージョンであるVOCALOID3対応のライブラリを収録した「KAITO V3」が発売された[6]。ライブラリは日本語用の「STRAIGHT(ストレート)」「SOFT(ソフト)」「WHISPER(ウィスパー)」と、英語用の「ENGLISH(イングリッシュ)」の計4つが収録され、独自ボーカルエディタやPreSouns社のDAW・PreSonus Studio One(英語版)も同梱された[6]
パッケージイラスト

マフラーを巻いた若い男性の姿が描かれている。MEIKOと同じく、絵柄はアニメ風である。これはMEIKOがキャラクターイラストの採用で成功したことを踏まえたもので、歌声を作成する製品である事をアピールするためである[7]

パッケージイラストについてはキャラクター化を意図したものではなかったが[8]、2009年6月に発表された同社製品のキャラクターの利用についての規約「ピアプロ・キャラクター・ライセンス」においてはKAITOもキャラクターとして扱われるようになっている[9]。キャラクターの利用についてはピアプロ#キャラクターのライセンスを参照。なおKAITO含め後発の初音ミク鏡音リン巡音ルカ同様ヘッドセットマイクを装備している[10]
反響

KAITOに対しては当初よりMEIKOほどは売れないだろうと考えられていたが[5]その予想をも下回り発売当時はMEIKOの3000本に対し500本しか売れず、MEIKOの実績と比べれば完全な失敗に終わったとされた。これはDTMユーザーの多くが男性であり男性の歌声に対する需要が少なかったためとされ[7]、クリプトン・フューチャー・メディア側は後に「男じゃダメなんだと思った」と語っている[11]。このことからKAITOに続く同社製のVOCALOID製品、キャラクター・ボーカル・シリーズでは女声中心の商品構成となっている。

しかし2007年8月、KAITOと同じクリプトン・フューチャー・メディアからVOCALOIDの後継であるVOCALOID2を使用したキャラクター・ボーカル・シリーズの第1弾初音ミクが発売され初音ミクを使用した動画が次々と動画投稿サイトニコニコ動画へ投稿されて人気を集めるようになるとKAITOを使用した動画も投稿されるようになり、貴重な男声VOCALOID[注 1]だったこともあって露出が急増する。これによりKAITOの人気も高まって、2007年末以降大きく売り上げを伸ばしている[12]

初音ミクをはじめとするキャラクター・ボーカル・シリーズはキャラクターが歌うというイメージを前面に押し出した商品である。初音ミクのキャラクターとしての人気が高まるにつれ元々キャラクター商品ではなかったKAITOをもまた「初音ミクの関連キャラクター」として受容されるようになり[12]、キャラクターとしての人気を広げた。また、ニコニコ動画に投稿された「【初音ミクへの回答】にイラスト付けてみた」という動画で描かれたKAITOのアイスを食べる姿をきっかけとしてファンの間でアイスがKAITOのキャラクターアイテムと認識されるようになっている[13]。KAITOとアイスの組み合わせはファンによる創作物だけでなく、2008年に発売されたKAITOのフィギュアにも取り入れられている。他には亜種と目されるアレンジされたキャラクターも考え出されている。また、KAITOを用いて作成されニコニコ動画で人気となったオリジナル楽曲をKAITOのモデルとなった風雅なおと本人がカバーしたCDとして2008年12月28日に「卑怯戦隊うろたんだー」が、2009年7月1日には「千年の独奏歌」が発売されている。
メディアミックス
主な音楽CD

以下は収録曲のアーティスト名などでKAITOの名前が明記されている音楽CD。

タイトルアーティストレーベル発売日
new;Fable
ave;newave;new2009年4月17日
VocalostarオムニバスEXIT TUNES2009年6月17日
君のいる景色WhiteFlame presents feat. 巡音ルカティー ワイ エンタテインメント2009年9月2日
VocalogenesisオムニバスEXIT TUNES2010年5月19日
初音ミク -Project DIVA- 2nd
NONSTOP MIX COLLECTION
オムニバスソニー・ミュージックダイレクト2010年7月28日
VocaloanthemsオムニバスEXIT TUNES2010年9月15日
Cinnamon PhilosophyOSTER project feat.初音ミク5pb.Records2010年10月27日
悪ノ王国 ?Evils Kingdom?mothy_悪ノP feat.鏡音リン、鏡音レンEXIT TUNES2010年12月22日
VocalonexusオムニバスEXIT TUNES2011年1月19日
VOCALO LOVERSオムニバスドリーミュージック2011年3月2日
VOCALO★POPS BESTオムニバスavex trax2011年3月9日
VOCALOID BEST from ニコニコ動画(あか)オムニバスソニー・ミュージックダイレクト2011年6月22日
VOCALOID BEST from ニコニコ動画(あお)オムニバスドワンゴ・ミュージックエンタテインメント
VocalonationオムニバスEXIT TUNES2011年7月6日
THE VOCALOID produced by YamahaオムニバスVOCALOID RECORDS2011年9月14日
THE BEST OF Dios/シグナルPDios/シグナルP feat. 鏡音リン・鏡音レン
・GUMI・ 初音ミク・巡音ルカ・KAITOEXIT TUNES2011年9月21日
VOCALOID民族調曲集オムニバスビクターエンタテインメント2011年9月28日
VocaloclusterオムニバスEXIT TUNES2011年10月19日
初音ミク -Project DIVA Arcade-
Original Song Collection Vol.2
オムニバスdmARTS2011年10月26日
初音ミク-Project DIVA- extend
Complete Collection
オムニバスソニー・ミュージックダイレクト2011年11月9日
VocalodreamオムニバスEXIT TUNES2012年1月18日
LAST COLORSCL Project(natsuP)feat.VanaN'IceEXIT TUNES2012年3月21日


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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