KADOKAWA
[Wikipedia|▼Menu]

.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、主に2代目のアルファベット表記の企業について説明しています。その他の用法については「カドカワ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

(2代目)株式会社KADOKAWA
KADOKAWA CORPORATION
角川本社ビル
種類株式会社
機関設計指名委員会等設置会社
市場情報東証プライム 9468
本社所在地 日本
102-8177
東京都千代田区富士見2丁目13番3号[1]
設立2014年10月1日
(株式会社KADOKAWA・DWANGO
業種情報・通信業
法人番号2010001163289
事業内容出版事業、映像事業、版権事業、デジタルコンテンツ事業、ネットワーク・エンタテインメント・サービス及びコンテンツの企画・開発・運営、動画コミュニティサービスの運営等を行う会社の経営管理及びそれに付帯又は関連する事業等
代表者夏野剛取締役代表執行役社長CEO[2][3]
山下直久(取締役・代表執行役CHRO兼CLFO)
資本金406億24百万円[4]
発行済株式総数14178万4120株[4]
売上高連結:2554億29百万円
単独:1298億83百万円
(2023年3月期) [4]
営業利益連結:259億31百万円
単独:14億96百万円
(2022年3月期)[4]
経常利益連結:266億69百万円
単独:51億11百万円
(2023年3月期)[4]
純利益連結:126億79百万円
単独:8億9百万円
(2023年3月期)[4]
純資産連結:2231億71百万円
単独:1280億95百万円
(2023年3月期)[4]
総資産連結:3828億98百万円
単独:3351億41百万円
(2023年3月期)[4]
従業員数連結:5,856名
(2023年3月31日現在)
単独:1,998名
(2023年3月31日現在)
会計監査人EY新日本有限責任監査法人
主要株主日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 11.46%
KOREA SECURITIES DEPOSITORY-SAMSUNG(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) 11.24%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人ゴールドマン・サックス証券株式会社) 8.13%
株式会社日本カストディ銀行(信託口) 6.98%
川上量生 4.95%
日本電信電話株式会社 2.98%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) 2.50%
株式会社バンダイナムコホールディングス 2.23%
角川歴彦 2.14%
株式会社サイバーエージェント 2.08%
ソニーグループ株式会社 2.08%
(2023年9月30日現在)
主要子会社株式会社ドワンゴ
株式会社ブックウォーカー
株式会社フロム・ソフトウェア
関係する人物川上量生(取締役・元社長)
角川歴彦(元会長)
松原眞樹(元副会長・元社長)
佐藤辰男(初代社長)
外部リンクhttps://group.kadokawa.co.jp/
特記事項:2019年7月1日にカドカワ株式会社から社名変更
テンプレートを表示

(2代目)株式会社KADOKAWA KEY-PROCESS種類株式会社
市場情報東証1部 9477
1998年11月26日 - 2014年9月26日
本社所在地 日本
102-8177
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
設立1954年4月2日
(株式会社角川書店
業種情報・通信業
法人番号1010001013874
事業内容組版・製版・電子書籍製作、重版時修正・製版再調整、マルチユース品の製作等
代表者伊藤正人
資本金50百万円(2023年3月)
売上高265億37百万円
(2020年3月期)[5]
営業利益△109万9千円
(2023年3月期)[6]
経常利益△109万9千円
(2023年3月期)
純利益△9万77千円
(2023年3月期)
純資産11億4018万7千円
(2023年3月期)
総資産11億4055万8千円
(2023年3月期)
主要株主株式会社KADOKAWA 100%
主要子会社(株)ビルディング・ブックセンター
外部リンクhttps://keyprocess.kadokawa.co.jp/
特記事項:2019年7月1日に株式会社KADOKAWA(初代)から社名変更、2023年12月1日に株式会社KADOKAWA Future Publishingから社名変更
テンプレートを表示
KADOKAWAが運営する文化複合施設ところざわサクラタウン(2020年3月3日撮影)

株式会社KADOKAWA(カドカワ、: KADOKAWA CORPORATION)は、出版・IP創出事業、アニメ・実写映像事業、ゲーム事業、webサービス事業、教育・EdTech事業、MD(ライツマーチャンダイジング)事業、IP(知的財産権)体験施設の運営事業などを行う日本の総合エンターテインメント企業

初代・KADOKAWAは、1954年に設立された株式会社角川書店(後の角川ホールディングス、角川グループホールディングス)が2013年に角川グループホールディングスから社名変更して発足され、2019年に初代・KADOKAWAから株式会社KADOKAWA Future Publishing社名変更し、2023年に再び社名変更し株式会社KADOKAWA KEY-PROCESS(2代目)となった。

2代目・KADOKAWAは、2014年に設立された株式会社KADOKAWA・DWANGO(後のカドカワ)が2019年に初代・KADOKAWAの事業を継承およびカドカワから社名変更して発足された。

両社とも1945年に創設された角川書店を創業とする企業である。
略歴

1945年、国文学者の角川源義により角川書店として創業。 出版第1号は佐藤佐太郎歌集「歩道」。角川の鳳凰のマークは、1946年創刊の飛鳥新書で使用したことに始まる[7]。1949年創刊の「角川文庫」と1952年発刊の「昭和文学全集」が成功し、文芸出版社として基礎を確立する。1956年「角川国語辞典」を刊行し、辞典分野に進出。1957年には高等学校の国語教科書に参入[8]。1972年に富士見書房を設立。源義時代の角川では、漫画と女性の裸とスキャンダル(週刊誌)はやってはいけないという掟が存在した[9]

1975年角川春樹が社長就任後、角川文庫を文芸路線から横溝正史を初めとする一般大衆向けに路線転換し、翌年には『犬神家の一族』で映画製作に進出。1979年に角川レコードを設立し、音楽産業へ参入。自社発行書籍を原作として映画を製作し、テレビコマーシャルを利用して大々的に宣伝し、原作書籍と自社グループ製作の映画・音楽を販売する出版と映像と音楽のメディアミックスを成功させ、日本映画界に角川映画旋風を巻き起こした。

1982年にテレビ情報誌の「ザテレビジョン」創刊以降、ゲームソフト情報誌「コンプティーク(1983年)」やアニメ情報誌「Newtype(1985年)」、ビデオ情報誌「ビデオでーた(1987年。その後、ビデオ&DVDでーた→DVD&ビデオでーた→DVDでーた→DVD&ブルーレイでーた→DVD&動画配信でーた(現在)と雑誌名変更)」、都市情報誌「東京ウォーカー」などの各種メディア対応の情報誌を立て続けに創刊。

1983年に映画『幻魔大戦』でアニメ製作に参入。1984年角川ビデオを設立し、ビデオグラムの製作に参入。

1985年に少女コミック誌「ASUKA」を創刊し、コミック出版に本格進出。後発参入だった角川は、アニメやゲームといった近接ジャンルのプロや同人誌卸売会からスカウトした同人作家を漫画家・漫画原作者として起用することで先行する出版社にはないタイプの作家や作品が生まれる[10]

1988年に「富士見ファンタジア文庫」と「角川スニーカー文庫」を創刊し、ライトノベルというジャンルが確立されて以来、電撃文庫MF文庫Jなどをあわせてライトノベル市場の国内最大手となる[11]

1989年に「ソード・ワールドRPG」を発売し、アナログゲーム事業に参入した[12]

1993年にメディアワークスの代表を兼務する形で社長に就任した角川歴彦は、メガソフトウェア・パブリッシャーを標榜し、資本と経営の分離、M&Aや業務提携、コンテンツのマルチメディア展開を行う。

1993年の『無責任艦長タイラー』からKADOKAWAの発行書籍を原作としたテレビアニメが放送されるようになる。

1995年にスーパーファミコンソフト『妖怪バスター ルカの大冒険』でゲームパブリッシャー事業に参入。

2000年にはWeb媒体と紙媒体が連動した情報サイト『ウォーカープラス』を開設。2002年11月に大映の営業権を取得し、スタジオ運営事業に進出。

2003年4月に角川書店は、角川書店(二代目法人)、メディアワークス、SSコミュニケーションズ、角川大映映画、ビルディング・ブックセンターを統括する出版と映像、ネット事業の持株会社角川ホールディングスへ移行。同年9月にストック型フリーペーパー事業に参入。2004年1月に映像ソフト販売会社角川エンタテインメントを設立し、それまで他社に委託していたビデオグラム(DVDソフト)の販売を自社販売に切り替えた。2005年3月に日本ヘラルド映画を子会社化したことで、外国映画の輸入配給、映画の興行、吹替・字幕版制作に本格進出。

2006年7月に角川グループの持株会社であることを社名に示すため角川ホールディングスから角川グループホールディングスに社名変更。2009年に角川グループ合同児童書レーベル角川つばさ文庫を創刊し、2012年から児童文庫レーベルシェアNo.1となる[13]

2013年4月に角川グループホールディングスが角川グループパブリッシングと合併し事業持株会社となる[14]。これに伴い同年6月に角川グループホールディングスは、KADOKAWA(初代)へ社名変更[15]。2013年10月に連結子会社9社と合併しOne CompanyになったKADOKAWAは、角川源義が創業した角川書店と角川春樹が1976年に設立した角川春樹事務所、角川歴彦が創業したメディアワークス以外に、旧・セゾングループSSコミュニケーションズ、旧・大映の営業権を継承した角川大映、旧・ヘラルドグループ日本ヘラルド映画西和彦らが創業したアスキー魔法のiらんど、旧・リクルートグループメディアファクトリー中経出版新人物往来社を出身母体とする企業となった。

2014年10月、株式会社ドワンゴと世界に類のないコンテンツプラットフォームを確立することを目的して統合会社「KADOKAWA・DWANGO」(後のカドカワ)を設立。

2015年6月に「角川まんが学習シリーズ 日本の歴史」を創刊し、学習まんがに参入[16] 。同年10月にWEB小説のレーベル「カドカワBOOKS」を創刊し、既存のUGC(ユーザージェネレイテッドコンテンツ)と呼ばれる、ネット上で発表された作品を書籍・電子書籍化して出版する小説の総称を「新文芸」と名付け、新たなジャンルとして展開[17]

2019年7月に初代・KADOKAWAは、ビルディング・ブックセンターとKADOKAWA KEY-PROCESSの株式所有に関わる事業を除く全事業をカドカワに簡易吸収分割で承継させた。これに伴い初代・KADOKAWAはKADOKAWA Future Publishing(現・KADOKAWA KEY-PROCESS(2代目))へ、カドカワはKADOKAWA(2代目)へ商号変更。
年表関連会社の統廃合図
角川書店(個人企業)

1945年11月10日 - 角川源義が東京都板橋区小竹町で角川書店を創立。

1949年 - 「角川文庫」を創刊。

1950年 - 事務所を東京都千代田区富士見町に移転。

1952年 - 雑誌『俳句』創刊。

角川書店(初代法人)詳細は「角川書店」を参照

1954年4月2日 - 東京都千代田区富士見二丁目7番地に株式会社角川書店(初代法人)を設立。資本金は385万円。

1965年 - 角川春樹が角川書店に入社。

1966年4月 - 角川歴彦が角川書店に入社。

1972年 - 角川書店発刊の教科書の自習書の発刊・販売を目的として株式会社富士見書房を設立。

1974年 - 株式会社角川文庫流通センター(子会社、現・ビルディング・ブックセンター)を設立。

1975年 - 角川源義が死去。編集局長の角川春樹が社長に就任。

1976年 - 角川春樹が株式会社角川春樹事務所(初代法人)を設立。映画製作と出版を連携。角川文化振興財団を設立。

1983年

6月8日 - 株式会社角川トラベル・ サービス(現・角川メディアハウス)を設立。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:286 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef