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パラダイムオブジェクト指向プログラミング、関数型プログラミング、命令型プログラミング、マルチパラダイムプログラミング、配列プログラミング
Julia(ジュリア)は、汎用プログラミング言語水準から高度の計算科学や数値解析水準まで対処するよう設計された高水準言語かつ仕様記述言語、及び動的プログラミング言語である[2][3][4]。並行計算、並列計算、分散コンピューティング、及びAdapter パターン不要でC言語やFORTRANへのForeign function interfaceに対応している。ガベージコレクション[5]を行い先行評価を用いるほか、浮動小数点数計算、線型代数学、高速フーリエ変換、正規表現照合のライブラリを利用できる。
LLVMコンパイラフレームワークを用いてC言語、C++、Schemeで組まれており、標準ライブラリの殆どは独自に実装された[6]。2009年に開発が始まり、2012年2月にオープンソースとして公表された[7][8]。実装の最も注目すべき特徴は速度であり、完全に最適化したC言語(PythonやR言語よりも桁違いに速い場合が多い)と比べて計算パフォーマンスの低下は半分程度であることが知られている[6]。
2018年8月8日にバージョン1.0がリリースされ、[9][10][11]2020年8月1日にバージョン1.5がリリースされた[12]。
Linux 用の配布ソースコードは,version 1.3.1 までは正常にコンパイルが終了するが、1.4.0, 1.4.1, 1.4.2, 1.5.0, 1.5.1 では、いずれも途中でコンパイルエラーが生じてビルドを完了できなかった(2020年9月1日時点、たとえばRedHat Enterprise Linux Server Release 7.6)。
開発者の3人は SIAM(アメリカ工業及び応用数学会) の J.H.Wilkinson 賞を受けた ⇒"Julia language co-creators win James H. Wilkinson Prize for Numerical Software", MIT News, (26 Dec, 2018).。目次
1 特徴
2 コード例
2.1 Hello world
3 関連項目
4 脚注
5 参考文献
5.1 洋書
5.2 和書
6 外部リンク
特徴