Jitsi
作者Emil Ivov
初版2003年 (21年前) (2003)
リポジトリ
github.com/jitsi/jitsi
Jitsi(ジッチ、ジトシ[5])は自由かつオープンソースで、ウェブプラットフォーム(英語版)、Windows、Linux、macOS、Androidといったクロスプラットフォーム向けの音声(VoIP)、ビデオカンファレンス、インスタントメッセージアプリケーションのコレクションである[6][7][8]。JitsiプロジェクトはJitsi Desktop(旧称:SIP Communicator)の開発から始まった。WebRTCの普及に伴いプロジェクトチームはウェブペースの複数人ビデオ会話を実現するJitsi Video Bridgeの開発に集中するようになった。その後、チームは完全なビデオカンファレンスアプリケーションであるJitsi Meetを追加し、ウェブ、Android、iOSクライアントが利用可能になった。Jitsiは、Jitsi Meetをmeet.jit.siでホストしており、コミュニティは無料で利用できる。その他に開発しているプロジェクトとしては、Jigasi、lib-jitsi-meet、Jidesha、Jitsiがある[9][10][11]。
Jitsiは、NLnet Foundation[12][13]、ストラスブール大学、Region of Alsace[14] など様々な機関から支援を受けており、Google Summer of Codeプログラムにも複数回参加している[15][16]。 Jitsiは2020年4月現在、GitHubで103個のリポジトリがオープンソースで公開されている。主なプロジェクトには以下のものがある[17]。 オープンソースのJavaScript WebRTCアプリケーションであり、ビデオ会議に使うことができる。Android、macOS、Windows、Linuxに対応している。デスクトップ画面やプレゼンテーションを共有でき、リンクで新しいメンバーをビデオ会議に招待できる。ブラウザで直接、またはアプリケーションをダウンロードして利用できる[18][19]。 Jitsi Meetの主な特徴 複数ユーザーのビデオ通信を可能にするWebRTCをサポートするビデオ会議プログラムである。Selective Forwarding Unit(SFU)を利用して選択されたストリームだけを他のビデオ会議通話の参加ユーザーに転送するため、CPUの性能はパフォーマンスにそれほど重要ではない[21][22]。 Jitsiからは、Jitsi Video Bridge Selective Forwarding Unit(SFU)や、ウェブ会議アプリケーションのJitsi Meetなど、いくつかの姉妹プロジェクトが生まれた。これらの他のJitsiプロジェクトがよく知られるようになるにつれて、混同を防ぐために、JitsiクライアントアプリケーションはJitsi Desktopとしてリブランディングされた。 プロジェクトは当初からIPv6をサポートしていたため、主に実験的なツールとして使われていた[23][24]。時が経つにつれ、プロジェクトは多くのメンバーを集め、SIP以外のプロトコルのサポートも追加されていった。 機能Mac OS X上で動作するjitsiのビデオ会議のウィンドウ。 Jitsiは、Windowsや、Linux、macOS、BSDのようなUnix系システムを含む複数のオペレーティングシステムをサポートしている。スマートフォン向けにはiOSとAndroidをサポートしており、iOS向けアプリはApp Storeで、Android向けアプリはGoogle Play StoreおよびF-Droid上でダウンロードできる[25]。Jitsi Desktopがサポートする機能には以下のものがある[26]。
Jitsiの主なプロジェクト
Jitsi Meet ? Debian/Ubuntuサーバーで簡単にインストールできるように設計されたビデオ会議サーバー
Jitsi Videobridge ? 複数人参加会議を動作させるWebRTCのSelective Forwarding Unitエンジン
Jigasi - 標準のSIPクライアントが、Jitsi VideobridgeでホストされたJitsi Meet会議に参加することを可能にするサーバーサイド・アプリケーション
lib-jitsi-meet - Jitsi MeetのためにカスタマイズされたUIを提供する低レベルのJavaScript API
Jidesha ? Jitsi MeetのためのGoogle Chrome拡張機能
Jitsi ? 音声、ビデオ、チャットでのコミュニケーションを可能にする、SIP、XMPP/Jabber、AIM/ICQ、IRCプロトコルをサポートするプログラム
Jitsi Meet
暗号化通信(セキュア通信)
クライアントソフトウェアのインストールが不要[20]
Jitsi Videobridge
Jitsi Desktop
Size:38 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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