Jitsi
[Wikipedia|▼Menu]

Jitsi

作者Emil Ivov
初版2003年 (21年前) (2003)
リポジトリ

github.com/jitsi/jitsi

プログラミング
言語Java
対応OSLinuxmacOSWindows(Javaをサポートするすべてのオペレーティングシステム)、Android, iOS
サイズ52.4 MB ? Windows (独自JREをバンドル)[1]
78.8 MB ? Mac OS X (独自JREをバンドル)[2]
22 MB ? Linux
65 MB ? ソースコード[3]
対応言語オーストリア語、英語、フランス語、ドイツ語、ブルガリア語、日本語、スペイン語、イタリア語、ルーマニア語、ギリシャ語、その他25ヶ国語
種別Voice over IPインスタントメッセージングビデオ会議
ライセンスApache License 2.0[4]
公式サイトjitsi.org
テンプレートを表示

Jitsi(ジッチ、ジトシ[5])は自由かつオープンソースで、ウェブプラットフォーム(英語版)、WindowsLinuxmacOSAndroidといったクロスプラットフォーム向けの音声(VoIP)、ビデオカンファレンスインスタントメッセージアプリケーションのコレクションである[6][7][8]。JitsiプロジェクトはJitsi Desktop(旧称:SIP Communicator)の開発から始まった。WebRTCの普及に伴いプロジェクトチームはウェブペースの複数人ビデオ会話を実現するJitsi Video Bridgeの開発に集中するようになった。その後、チームは完全なビデオカンファレンスアプリケーションであるJitsi Meetを追加し、ウェブ、Android、iOSクライアントが利用可能になった。Jitsiは、Jitsi Meetをmeet.jit.siでホストしており、コミュニティは無料で利用できる。その他に開発しているプロジェクトとしては、Jigasi、lib-jitsi-meet、Jidesha、Jitsiがある[9][10][11]

Jitsiは、NLnet Foundation[12][13]ストラスブール大学、Region of Alsace[14] など様々な機関から支援を受けており、Google Summer of Codeプログラムにも複数回参加している[15][16]
Jitsiの主なプロジェクト

Jitsiは2020年4月現在、GitHubで103個のリポジトリがオープンソースで公開されている。主なプロジェクトには以下のものがある[17]

Jitsi Meet ? Debian/Ubuntuサーバーで簡単にインストールできるように設計されたビデオ会議サーバー

Jitsi Videobridge ? 複数人参加会議を動作させるWebRTCのSelective Forwarding Unitエンジン

Jigasi - 標準のSIPクライアントが、Jitsi VideobridgeでホストされたJitsi Meet会議に参加することを可能にするサーバーサイド・アプリケーション

lib-jitsi-meet - Jitsi MeetのためにカスタマイズされたUIを提供する低レベルのJavaScript API

Jidesha ? Jitsi MeetのためのGoogle Chrome拡張機能

Jitsi ? 音声、ビデオ、チャットでのコミュニケーションを可能にする、SIP、XMPP/Jabber、AIM/ICQ、IRCプロトコルをサポートするプログラム

Jitsi Meet

オープンソースのJavaScript WebRTCアプリケーションであり、ビデオ会議に使うことができる。Android、macOS、Windows、Linuxに対応している。デスクトップ画面やプレゼンテーションを共有でき、リンクで新しいメンバーをビデオ会議に招待できる。ブラウザで直接、またはアプリケーションをダウンロードして利用できる[18][19]

Jitsi Meetの主な特徴

暗号化通信(セキュア通信

クライアントソフトウェアのインストールが不要[20]


Jitsi Videobridge

複数ユーザーのビデオ通信を可能にするWebRTCをサポートするビデオ会議プログラムである。Selective Forwarding Unit(SFU)を利用して選択されたストリームだけを他のビデオ会議通話の参加ユーザーに転送するため、CPUの性能はパフォーマンスにそれほど重要ではない[21][22]
Jitsi Desktop

Jitsiからは、Jitsi Video Bridge Selective Forwarding Unit(SFU)や、ウェブ会議アプリケーションのJitsi Meetなど、いくつかの姉妹プロジェクトが生まれた。これらの他のJitsiプロジェクトがよく知られるようになるにつれて、混同を防ぐために、JitsiクライアントアプリケーションはJitsi Desktopとしてリブランディングされた。

プロジェクトは当初からIPv6をサポートしていたため、主に実験的なツールとして使われていた[23][24]。時が経つにつれ、プロジェクトは多くのメンバーを集め、SIP以外のプロトコルのサポートも追加されていった。

機能Mac OS X上で動作するjitsiのビデオ会議のウィンドウ。

Jitsiは、Windowsや、Linux、macOSBSDのようなUnix系システムを含む複数のオペレーティングシステムをサポートしている。スマートフォン向けにはiOSとAndroidをサポートしており、iOS向けアプリはApp Storeで、Android向けアプリはGoogle Play StoreおよびF-Droid上でダウンロードできる[25]。Jitsi Desktopがサポートする機能には以下のものがある[26]

通話転送(英語版)(attendedおよびblind)

自動退席

自動再接続

自動応答と自動転送

通話の録音

SRTP(英語版)とZRTP(英語版)を利用した通話の暗号化

会議通話

ICEプロトコルを使用した直接のメディア接続の確立

デスクトップ画面のストリーミング

マスターパスワードを利用した暗号化パスワードの保存

XMPPAIM/ICQWindows Live MessengerYIMに対するファイル転送

OTR(英語版)(エンド・トゥ・エンドの暗号化)を利用したインスタントメッセージの暗号化

SIPおよびXMPPへのIPv6のサポート

TURNプロトコルを利用したメディアのリレー

Message Waiting indication(英語版)(.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}RFC 3842)

ビデオエンコーディングにH.264およびH.263またはVP8を使用した、SIPおよびXMPPのための音声およびビデオ会話[27]

SILK(英語版)、G.722SpeexOpusを使用したWideband audio(英語版)[27]

SIP INFO、RTPRFC 2833/RFC 4733)、In-bandを使用したDTMFのサポート

mDNS/DNS-SDによるZeroconfAppleBonjourを使用)

DNSSEC

グループビデオ会議のサポート(Jitsi Videobridge)[28]

SILKおよびOpusコーデックを使用したパケットロスの隠蔽(英語版)[29][30]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:38 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef