この項目では、フランスなど海外で開催の博覧会について説明しています。日本の地方博覧会については「JAPAN EXPO」をご覧ください。
Japan Expo
会場の様子
(2022年7月15日)
種類日本文化
会場ヴィルパント パリ・ノールヴィルパント展示会場
会場所在地パリ
開催国 フランス
初回開催1999年
来場者数240,000(2014年)
主催SEFA EVENT
JTS Group
ウェブサイト
https://www.japan-expo-paris.com/
Japan Expo(ジャパン エキスポ)は、JTS Groupの主催により、2000年からフランスのパリやマルセイユ、アメリカ合衆国サンマテオなどにて開催している日本文化の総合博覧会である。 漫画・アニメ・ゲーム・音楽などの大衆文化や書道・武道・茶道・折り紙などの伝統文化を含む日本の文化をテーマとしている。同人誌ブースやコスプレイベントもあるものの、実際は企業中心の展示でフランスの各漫画出版社、DVDやグッズ販売会社、大手漫画喫茶、ゲームメーカー、ビジュアル系などの日本の音楽CDの輸入会社などが出展しており、漫画家のサイン会なども催されている。他に日本文化紹介コーナーとして囲碁将棋や模擬縁日、日本の伝統スポーツや武道・書道などの体験コーナーもある。同人ブースには現地のフランス人グループの他、日本から持込で参加している人達なども見られる。 開催規模は、2013年の出展者数は世界16の国から713社(うち日本からは80社)、会期中のゲストは200名、ライブハウスでは18本のライブが行われ、ファッションショーは10回実施されるなど、大規模に開催されている[1]。 日本国政府も連携しており、外務省は2009年にジャパンエキスポを世界最大規模の日本ポップカルチャーイベントであるとして経済産業省、観光庁とともに、この機会を最大限活用するため、相互に連携しつつそれぞれの強みを活かした出展を通じて日本のソフトパワーを発揮するとして参加しており、ヨーロッパで日本文化を普及させた功績を称えてジャパンエキスポに外務大臣賞を授与した[2]。 2013年には、日本企業が参集するエリアが日本政府の支援も得て設置されて、フランスのビジネス関係者向けイベントも開催され出展日本企業の紹介がされた。同エリアでの広報活動は、日本政府による「プロモーション助成事業」の助成対象であり、日本政府のクールジャパン戦略に資するコンテンツのプロモーション活動費の半分を、映像産業振興機構ジャパン・コンテンツ海外展開事務局(J-LOP)を通じて経済産業省が補助している。日本の地方自治体も観光誘致のためのブースを出展し、ゆるキャラなどのコンテンツを活用する試みが行われた。[3] 日本からの出展については、商業ベースの日本窓口をトーハンが取り仕切っている。 ジャパンエキスポは毎年コミコン(Comic Con、アメリカの漫画(アメリカン・コミックス)やSF・ファンタジー作品などを扱うイベント)と共同開催されているが、2014年はジャパンエキスポの単独開催であった[4]。 2020年はCOVID-19への対策から中止され、2021年に延期されている[5]。 ジャパンエキスポ以前にもフランスでは日本のアニメやマンガ関係のイベントが行なわれていたが、日本の文化そのものを取り扱うイベントはなかった。このことに不満を持っていたジャン=フランソワ・デュフール、サンドリーヌ=デュフール、トマ・シルデの3名によって伝統的な部分も含め、日本のすべてを紹介するイベントとして始められた。第1回目は1999年にパリ・ビジネス高等学院 (Institut superieur du commerce de Paris) のガレージで開催され、来場者は約3千人だった[6][7]。 パリ・ノールヴィルパント展示会場(ヴィルパント) 回数開催期間入場者数(概数)日本からの主なゲスト
概説
歴史
略歴
2000年、フランス人の手によって企画され始まった。
2008年より、ラフォーレ原宿がファッションショーを開催。2009年には、日本からMEGが出演している。
2011年に経済産業省が楽天と組み15の出展企業とイベント用ステージを備えた「Village Japon(日本村)」を出展。
会場
パリ中心部よりRER B線で20分。シャルル・ド・ゴール国際空港第1ターミナル駅より3分の隣駅。
RER B線 Parc des Expositions 駅に隣接する国際展示場
入場者統計および開催概要
第1回2000年6月3,200人[8]
第2回2000年12月8,000人[8]
第3回2001年7月12,000人[8]
第4回2002年7月21,000人[8]秋元奈美、弐瓶勉[9]
第5回2003年7月4 - 6日29,000人[8]岡迫亘弘、後藤圭二、坂元亮介[10]
第6回2004年7月2 - 4日41,000人[8]桂正和[11]
第7回2006年7月7 - 9日56,000人*[8][12]大和田秀樹、志水アキ、もりしげ、Plastic Tree[13]
第8回2007年7月6 - 8日81,000人[14]YOSHIKI、GARI、水木一郎、香奈、北出菜奈、坂口博信、武井宏之、水野純子、HALCALI[15]
第9回2008年7月3 - 6日130,000人[16]出渕裕、大暮維人、小畑健、小池一夫、貞本義行、筒井哲也、永井豪、平野耕太、水城せとな、雅-MIYAVI-、AciD FLavoR、Aoi、BETTA FLASH、CATSUOMATICDEATH、Jelly Beans、Lost Color People、Machine、Ra:IN、SCANDAL[17][18]
第10回2009年7月2 - 5日164,000人[19]AKB48、GARI、PUFFY、Aoi、MEG、赤井孝美、壱村仁、恩田快人、CLAMP、佐藤大、高田明美、高屋奈月、竹内順子、谷口守泰、牧野由依、分島花音、渡辺信一郎、School Food Punishment、Vistlip[20]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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