JR神戸線
大阪湾沿岸の区間を走行する223系電車
(2021年2月、須磨 - 塩屋間)
基本情報
国 日本
所在地大阪府、兵庫県
種類普通鉄道(在来線・幹線)
起点大阪駅
終点姫路駅
駅数40駅
経由路線東海道本線、山陽本線
電報略号トカホセ(大阪駅 - 神戸駅)
サヨホセ(神戸駅 - 姫路駅)
路線記号
(大阪駅 - 尼崎駅間)
開業1874年5月11日(東海道本線として)
1988年3月13日(愛称使用開始)
所有者西日本旅客鉄道
運営者西日本旅客鉄道
車両基地網干総合車両所本所・明石支所ほか
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離87.9 km
軌間1,067 mm
線路数複々線(大阪駅 - 西明石駅)
複線(西明石駅 - 姫路駅)
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式複線自動閉塞式
保安装置ATS-PおよびATS-SW(拠点P方式)
最高速度130 km/h
テンプレートを表示
JR神戸線(ジェイアールこうべせん)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が管轄する東海道本線のうち、大阪府大阪市北区の大阪駅から兵庫県神戸市中央区の神戸駅までの区間、および山陽本線のうち、神戸駅から兵庫県姫路市の姫路駅までの区間に付けられた愛称である。
この愛称は1988年3月13日から使用されている。大阪市 - 神戸市間には阪急電鉄の神戸線や阪神高速道路神戸線もあり、愛称に「JR」と付けてこれらと区別している。この区間は、正式名称を用いて単純に「東海道・山陽(本)線」とも呼ばれている。 JR西日本のアーバンネットワーク(京阪神エリア)の路線の一つであり、大阪・梅田に位置する大阪駅から神戸市最大のターミナル駅である三ノ宮駅を経由して、明石市・加古川市・姫路市などの兵庫県内の瀬戸内海沿い(播磨地域)の各都市とを結ぶ通勤・通学路線である。 ラインカラーは青(■)であり、JR京都線や琵琶湖線とともにアーバンネットワークの主要路線という位置づけから、JR西日本のコーポレートカラーがそのままラインカラーとして使われている。路線記号は A であるが、福知山線(JR宝塚線)の列車が乗り入れる大阪駅 - 尼崎駅間は、重複して G も付与されている[1]。全区間が近畿統括本部の管轄であり、旅客営業規則の定める「大阪近郊区間」、およびIC乗車カード「ICOCA」のエリアに含まれている[2]。このうち大阪駅 - 西明石駅間は電車特定区間に含まれており、区間外より割安な旅客運賃が適用される。 1874年(明治7年)に開業した大阪駅 - 神戸駅間の東海道本線区間は、1872年(明治5年)開業の新橋駅 - 横浜駅間に次いで日本の鉄道としては2番目に古い[3]。神戸駅 - 姫路駅の山陽本線区間は1888年(明治21年)から1889年(明治22年)にかけて山陽鉄道によって敷設されたもので成り立ちが異なる。こうした歴史的経緯から神戸駅を境に東側が東海道本線、西側が山陽本線と路線名称上は分かれているが、JR神戸線としては途切れることなく一体的なダイヤ体系で運行されており、神戸駅は単にJR神戸線の途中駅となっている。
概要