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「あずさ」で運用されるE257系0番台
(2008年1月20日 相模湖駅 - 高尾駅間)
基本情報
運用者東日本旅客鉄道
製造所日立製作所笠戸事業所
近畿車輛
東急車輛製造
製造年2001年 - 2005年
製造数249両
運用開始2001年12月1日
主要諸元
編成9両編成(5M4T)
5両編成(3M2T)
2両編成(1M1T)
軌間1,067 mm
電気方式直流1,500V
最高運転速度130 km/h
設計最高速度140 km/h
起動加速度2.0 km/h/s[1][2]
減速度(常用)5.2 km/h/s
減速度(非常)5.2 km/h/s
全長先頭車 21,000 mm
中間車 20,500 mm
全幅2,946 mm
全高3,980 mm(パンタグラフ折り畳み高さ)
車体アルミニウム合金(A-train)
主電動機かご形三相誘導電動機
駆動方式TD平行カルダン駆動方式
歯車比5.65(17:96)
制御方式VVVFインバータ制御(IGBT素子)
制動装置回生・発電併用電気指令式空気ブレーキ
抑速ブレーキ・耐雪ブレーキ
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E257系電車(E257けいでんしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流特急形電車である。 日本国有鉄道(国鉄)から引き継いだ183系・189系や、波動輸送用に転用されていた直流用急行形電車(165系)の置き換えのために2001年より投入した「新世代の特急形電車[3]」である。 最初に登場した0番台の開発コンセプトは「シンプルさの中のくつろぎ」であり、車体傾斜などによる速達性の向上よりは特急列車に求められる基本的な快適性の向上に主眼が置かれている[4]。車両デザインはGKインダストリアルデザインが担当した。 JRが独自に設計・製造した特急形車両として初めて製造両数が200両を越え、249両に達した。2022年4月1日現在、239両が残存し、JRグループの特急型では単独系列として最大数となっている[5]。 2002年に第45回鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した[6]。 本項では落成時点および共通部分を中心に記述し、各番台固有の構造は後述する。 車体はE653系やE751系を基本としたアルミ合金製ダブルスキン構造を採用している。0番台は大糸線での運転を、500番台は臨時列車での降雪線区の運転[注 1]をそれぞれ考慮して耐寒耐雪構造としている。 前面形状は、高運転台非貫通構造のE653系やE751系と異なりE231系に似た切妻に近い形で、衝撃吸収構造となっている。0番台には非貫通構造、貫通構造、貫通簡易構造の3種類があり、簡易運転台を装備した付属編成のクモハE257形0番台はワンタッチ幌装置を備える。500番台は分割・併合運転を行うため先頭車は貫通構造のみで、クハE257形500番台にワンタッチ幌装置を備える。 前照灯はハロゲンシールドビーム(HSB)とプロジェクター式ディスチャージヘッドランプ (HID) を併用している。上部に補助灯も装備している。尾灯はLED式である。 前面にLED式の種別・愛称表示器を備えている。形状は非貫通構造の先頭車は横長、貫通先頭車ではほぼ正方形となる。側面行先表示器もLED式である。 乗降用のドアはクハE257形は片側2か所、そのほかは片側1か所であり、このうちサロハE257形のみ中央寄りに設置されている。客室側窓は座席2列分[注 2] で、E653系やE751系と共通である。窓ガラスは紫外線カット機能付きの複層ガラスである。 低重心化のために空調装置はすべて床下に搭載し[3]、屋根上はパンタグラフ以外の重量物は搭載していないため、平滑である。 後に0番台の全編成と500番台ともに改良型のスカートの取り付けが実施されている[7]。 普通車の座席は前後間隔(シートピッチ)960 mmの座面スライド機構付きリクライニングシートで、座席の回転は手動式である。座席背面にテーブル、カップホルダー、網ポケットのマガジンラックを装備する。車椅子対応座席は車椅子からの移乗に配慮して通路側回転としている。 0番台には、基本編成の8号車であるサロハE257形の下り方の半室にグリーン車(グリーン室)が設定されている。座席はシートピッチ1,160 mm・横4列配置のリクライニングシートで、フットレスト、可動式枕、座席背面にテーブルを装備する。E351系で設置されていたシートヒーターは装備されていない。 車内はFRPやカラーパネルシートを多用し、デッキ・客室間の自動仕切り扉はタッチスイッチ式を採用した。E351系にあった大型の荷物置き場は本系列では当初設置されなかった。 LED式車内案内表示器を客室前後端部に備え、床材はゴム製のシートを挟んで振動を軽減している[8]。
概要
構造
車体
車内
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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