JR東日本E127系電車
0番台V1編成(2012年10月21日 新潟駅)
基本情報
運用者東日本旅客鉄道
製造所
川崎重工業
東急車輛製造
東日本旅客鉄道土崎工場(ノックダウン生産[1]、100番台のみ)
製造年1995年 - 1998年
製造数50両
運用開始1995年5月8日[2]
主要諸元
編成2両編成(1M1T)
軌間1,067 mm
電気方式直流1,500 V[3]
(架空電車線方式)
最高運転速度110 km/h[3]
起動加速度2.0 km/h/s(応加重付)[4]
減速度(常用)3.6 km/h/s(応加重付)[4]
編成定員
0番台2両:275名
100番台2両:271名
編成重量2両:62.0 t[3]
全長20,000 mm
全幅2,800 mm[3]
全高4,090 mm
車体ステンレス[3]
主電動機かご形三相誘導電動機 MT71形[3]
主電動機出力120 kW × 4
駆動方式TD平行カルダン駆動方式[4]
歯車比14:99(7.07)[4]
編成出力480 kW
制御方式
VVVFインバータ制御[3]
逆導通GTOサイリスタ素子(製造時)
IGBT素子(機器更新後)
制御装置SC51形・SC51A形(1C2M2群制御)[3][5]→SC102A形
制動装置
回生・発電併用電気指令式空気ブレーキ[3]
抑速ブレーキ[3]
保安装置
ATS-SN
ATS-P
ATS-Ps
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JR東日本E127系電車(JRひがしにほんE127けいでんしゃ)は、1995年(平成7年)に登場した、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流電車[注 1]。
本項では、えちごトキめき鉄道へ譲渡されたET127系電車についても概説する。 新潟支社と長野支社管内の普通列車向け車両として、両地区で主力車両となっていた115系を補完する形で製造された。 合計2両25編成(計50両)が製造され、新潟地区向けの0番台、長野地区向けの100番台の2種類のグループに大別される。 0番台は2015年3月に北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、信越本線が経営分離されるのに合わせて10編成が経営分離先のえちごトキめき鉄道に譲渡、残る2編成が弥彦線に転用となった。 2023年には、南武線、尻手駅 - 浜川崎駅間(南武支線)で運用されている205系1000番台の置き換えによる省エネルギー化を目的に、弥彦線の2編成が転用された[10]。 新潟・長野地区では前述の通り115系が普通列車の主力車両として運用されていた他、急行形車両の165系・169系も普通列車として運用されていた。しかし、当時これらの車両は老朽化が進んでおり、また急行型車両は2扉のデッキ付き構造であったためラッシュ時における乗降に時間を要し、列車遅延の原因となっていた(急行形車両#淘汰とその要因も参照)[11][12][5]。また新潟地区では、乗客が増加している新潟都市圏でのラッシュ対応、および同都市圏でのデータイムにおける効率的な輸送形態の整備が求められることとなった[11][5]。 こうした経緯から開発・製造されたのが本系列である[11]。 本項では共通事項について述べ、番台ごとの詳細については番台別概説でそれぞれ述べる。 同時期に開発された209系をベースとしたステンレス製でドアチャイムを標準装備とし、新潟・長野地区に対応させた両開き式3扉のストレート車体となっている。 車体側面には主電動機の通気口や車外スピーカが設けられている[13]。 2両編成を4本連結した最大8両まで[11][5]の運用が可能である。 ワンマン運転対応として運転台は半室構造とされ[14]、ワンマン設定器[3]、運賃箱[3]、整理券発行機[3]、運賃表示器[3]、自動放送装置[3]、ドア締切表示器、ミラーが設置されている。 運転台の主幹制御器は左手操作型ワンハンドル式であるが[15]、209系などで採用されたデジタル指令 (MON8) は、本系列では採用されていない[8]。
概要
導入の経緯
構造
車体
車内
機器類
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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