JR東日本DD18形ディーゼル機関車
米沢駅に留置されている1号機(2008年3月21日)
基本情報
運用者東日本旅客鉄道
種車DD51形(本体)
DE15形(除雪装置)
改造年1991年、1996年
改造数3両
引退2008年
主要諸元
軸配置B-2-B
軌間1,435 mm
全長35,090 mm
全幅2,999.4 mm
全高4,076.9 mm
動力伝達方式液体式
機関DML61Z (1,100ps) ×2
制動装置自動空気ブレーキ
保安装置ATS-P
定格引張力16,200 kgf
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福島側ヘッド
DD18形ディーゼル機関車(DD18がたディーゼルきかんしゃ)は、かつて東日本旅客鉄道(JR東日本)に在籍した除雪用液体式ディーゼル機関車である。
概要[ソースを編集]
奥羽本線福島駅 - 山形駅間における新在直通運転(ミニ新幹線化)に合わせて、同区間を従来の狭軌 (1,067 mm) から標準軌 (1,435 mm) に改軌することになったが、それに伴い降雪量が多いこの区間のために、専用の除雪車両を投入する必要が生じた。それに伴い1991年に従来機を改造したのが本形式である。後に、奥羽本線の大曲駅 - 秋田駅間と田沢湖線の標準軌化に際して1996年に1両が増備された。最大で3両が在籍したが、後継の除雪車両となるモーターカーENR1000形が登場したため、2007年中に2・3が相次いで廃車され、残った1も2008年のシーズン限りで運用を離脱し、同年6月5日付で廃車された。
番号の新旧対照は次のとおり。
DD18 1 ← DD51 796
DD18 2 ← DD51 742
DD18 3 ← DD51 783
構造[ソースを編集]
機関車本体はDD51形、ラッセルヘッド車はDE15形の前頭車を種車としている。改造内容としては標準軌への改軌が主であり、機関車本体の動力台車は新製により賄われたが、機関車本体の中間台車とラッセルヘッド部の台車は種車のものを改造して使用していた。種車であるDD51形の中間台車は空気ばね式であったが、軸重調整機能は不要となったため改造時にコイルばね式に変更された。また除雪用への転用に伴い、機関車本体にはラッセルヘッドとの連結固定装置が追設された。自動列車停止装置は、ATS-S形からATS-P形に変更された。
関連項目[ソースを編集]
山形新幹線用に標準軌に改造された事業用車
JR東日本DD19形ディーゼル機関車
JR東日本クモヤ743形電車
現有車両
一般用
直流用
クモハ12形(運用終了)- 115系(運用終了)- E127系 - E129系 - E131系 - 201系(運用終了)- 205系 - 209系 - 211系 - E217系 - E231系 - E233系 - E235系
交流直流両用
EV-E301系
交流用蓄電池式
EV-E801系
特急形
直流用
157系(運用終了)- 185系 - 253系 - 255系 - E257系 - E259系 - E261系 - E353系
交流直流両用
583系(運用終了) - 651系(運用終了)- E653系 - E655系 - E657系
交流用
E2系 - E3系 - E5系 - E6系 - E7系 - E8系
事業用
交流直流両用
FV-E991系
新幹線
一般用
キハ40系 - キハ100系 - キハ110系 - キハE120形 - キハE130系 - キハE200形 - HB-E210系 - HB-E300系 - GV-E400系
事業用
キヤE193系 - キヤE195系 - GV-E197系
客車
一般用
スハフ32形 - オハ47形 - スハフ42形 - オハニ36形 - 50系
急行形・特急形
C57形(180号機)- C58形(239号機)- C61形(20号機)- D51形(498号機)