JR四国2700系気動車
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JR四国2700系気動車
土佐くろしお鉄道2700系気動車
JR四国2700系気動車
(2022年1月)
基本情報
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四国旅客鉄道(JR四国)

土佐くろしお鉄道

製造所川崎重工業車両カンパニー
製造年2019年 -
製造数41両(2020年10月時点)[1]
運用開始2019年8月6日(先行運用)[1]
主要諸元
編成

2両編成(2700+2750)

3両編成(2700+2750+2800)

軌間1,067 mm
最高速度130 km/h
起動加速度2.0 km/h/s[3]
減速度(常用)5.2 km/h/s[3]
減速度(非常)5.2 km/h/s[3]
編成定員98名(2700+2750)
車両定員

46名(2700形)

52名(2750形)

36名(2800形)

自重46.8 - 49.6 t [2]
編成重量

93.7 t(2両編成時)

143.3 t(3両編成時)

車体長20,800 mm [2]
車体幅2,786 mm [2]
車体高3,445 mm [2]
床面高さ1,105 mm [2]
車体ステンレス(efACE)
台車制御付自然振子装置組込コイルばね+円錐積層ゴム式ボルスタレス台車
S-DT70
動力伝達方式液体式
機関SA6D140HE-2
機関出力331 kW (450 ps) × 2基
変速機電子式自動変速機 DW24A
変速段変速2段、直結4段
編成出力

1,324 kW (1,800 ps) (2両編成時)

1,986 kW (2,700 ps) (3両編成時)

制動装置

電気指令式空気ブレーキ

機関ブレーキ・排気ブレーキ併用

耐雪ブレーキ・抑速ブレーキ・フラット防止装置付

保安装置ATS-SS
備考出典:鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』第634号 p.30
第60回(2020年ローレル賞受賞車両※JR四国車のみ受賞
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2700系気動車(2700けいきどうしゃ)は、四国旅客鉄道(JR四国)の特急形気動車である。

本項では、土佐くろしお鉄道が所有する同型車についても取り扱う。
概要

老朽化した2000系気動車の置き換えを目的として製造された車両である[4]

元々、2000系気動車の置き換えには、車体傾斜装置8600系電車同様の空気ばね式を採用し、構造の簡素化によりメンテナンス費用の軽減を目指した2600系気動車を開発し、量産化して投入する予定であった[5]。しかし、2017年に製作した2600系先行試作車を用いて走行試験を行ったところ、特にカーブが連続する区間を有する土讃線において空気ばね制御に用いる空気容量の確保に課題があることが判明したため、2600系の量産化は中止とし、代わりに2000系同様の制御付き自然振子装置を採用して2600系をベースに再設計・製造されたのが本形式である[4]。振り子式車両の新製は2008年のJR九州883系の増結用中間車以来11年ぶり、新系列に至っては2001年のJR西日本キハ187系以来18年ぶりの登場となった。

2019年(平成31年)1月に先行試作車2両編成2本(4両)が川崎重工業車両カンパニーにて製造された[6]。同年1月23日に多度津工場にて、2752-2702の2両が報道陣に公開された[6][7]

車両システムや電気機器、サービス設備も、車体傾斜装置を除いて2600系とほぼ同様となっている。なお、2000系・2600系との総括制御は不可能である[7]

「優れた技術を継承するとともに現在の特急車両としての技術や設備を備えた完成度の高い車両であること」が評価され、第60回ローレル賞を受賞した[8][9]


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