JR北海道733系電車
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JR北海道733系電車
B-121編成(2016年9月9日 小樽駅
基本情報
運用者北海道旅客鉄道
製造所川崎重工業車両カンパニー→川崎車両
製造年2012年 -
製造数141両
運用開始2012年6月1日
主要諸元
編成3両編成(1M2T
6両編成(2M4T)
軌間1,067 mm(狭軌
電気方式交流20,000 V・50 Hz
架空電車線方式
最高運転速度120 km/h[2]
設計最高速度130 km/h[2]
起動加速度2.2 km/h/s応荷重164 %で60 km/h以下)[2]
1.3 km/h/s(130 km/hまで)[2]
車両定員番台区分を参照
自重番台区分を参照
全長21,670 mm(Tc1・Tc2)[1]
21,300 mm (M) [1]
車体長21,200 mm(Tc1・Tc2)[2]
20,800 mm (M) [2]
全幅2,915.3 mm[2]
車体幅2,892 mm[2]
全高4,045 mm(Tc1・Tc2)[2]
4,260 mm(M・パンタ折り畳み高さ)[2]
車体高4,045 mm[1]
車体軽量ステンレス(efACE)
台車N-DT733(電動台車)[2]
N-TR733(付随台車)[2]
主電動機かご形三相誘導電動機
N-MT731A × 4基/両[2]
主電動機出力230 kW[2](電圧1,100 V[2]・1時間定格)
駆動方式TD継手式平行カルダン軸駆動方式[2]
歯車比93:19 (4.89) [2]
制御方式IGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置3レベルPWM制御コンバータ・2レベルPWM制御[2]
制動装置全電気ブレーキ回生ブレーキ電気指令式空気ブレーキ[2]
保安装置ATS-DN[2]
備考製造数は2020年4月1日現在。
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733系電車(733けいでんしゃ)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が2012年(平成24年)から導入した通勤形交流電車
概要

札沼線(学園都市線)の桑園駅 - 北海道医療大学駅電化開業にあわせ、札幌都市圏の輸送力増強を目的に登場した[3][資料 1]。本形式の導入に伴い、老朽化した711系の置き換えも実施されている。

JR北海道では、2010年にアルミニウム合金製車体の状態を検証する目的で735系電車を製造しており、2年間の試運転を経て問題がないことは確認されていた[4]。しかし、アルミニウム合金製の車体の本格的な導入については、長期的に運用した上で検討する方向性となり、実績のあるステンレス車体での増備を行っていくことになった[4][注 1]

1996年から運用されている731系電車の設計コンセプトを基本として[3]、その後の新技術の導入やユニバーサルデザインバリアフリー対応の要求を満たすために、仕様の変更が行なわれている[3]

札幌近郊の普通列車に使用される基本番台と、主に快速エアポート」に使用される3000番台、さらに函館近郊の北海道新幹線アクセス列車「はこだてライナー」に使用される1000番台の3グループが存在する。

形式称号は、731系の設計思想を踏襲した車両として[3]、欠番となっていた733系とした。
車両概説

以下特記ない限り基本番台登場時の仕様について述べる。
車体

クハ733形は車体長21,200mm[2]・全長は21,670mm[1]、モハ733形は車体長20,800mm[2]・全長21,300mm[1]で、いずれも構体をステンレス製とし[1]、731系より側面強度を向上させた[1]

外板と骨組みは川崎重工業車両カンパニーefACEと呼ばれる車体構造を採用している。車体幅は、731系・735系の2,800mmより拡大した2,892mmとした[注 2][1]。また、客室部分の床面高さは後述の小径車輪採用等により731系の1,150mmより100mm低い1,050mmとし[注 3][1]、札幌都市圏での標準的なホーム(高さ920mm)との段差を130mmに抑えた[1]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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