JPタワー名古屋
JP TOWER NAGOYA
南東側から望むJPタワー名古屋
(2023年5月)
JPタワー名古屋(ジェイピータワーなごや)は、愛知県名古屋市中村区名駅一丁目にある超高層ビル。高さは195.74メートル[1]で愛知県で5番目に高い超高層ビル。 日本郵便と名工建設の共同事業「名駅一丁目計画(仮称)」により、旧名古屋中央郵便局名古屋駅前分室跡地に建設された超高層ビルである。東海旅客鉄道(JR東海)名古屋駅の北東、JRゲートタワー(2017年4月開業)に隣接する。 2013年12月20日に建物の名称が「JPタワー名古屋」に決定した[2]。 JPタワー名古屋は、高さ195.74メートル、地上40階・地下3階・塔屋1階のオフィス棟と、地上11階・地下1階・塔屋2階の駐車場棟から構成される[1][3]。2013年7月新築工事着工[4]、2015年11月11日竣工[5]。2017年4月1日に全面開業した[6]。 2015年5月14日に、地下1階から地上3階の低層階に入居する商業施設の名称が「KITTE名古屋」となることが発表され、2016年6月17日に開業した[5][7]。 竣工前日の2015年11月10日には内部の様子を公開。竣工日の11月11日には同ビル39階で、日本郵便代表取締役社長・高橋亨出席の下、関係者約350名による竣工披露パーティーが開催された[8][9]。 竣工後は名古屋中央郵便局(名古屋中央郵便局名古屋駅前分室から改称)と名古屋西郵便局(名古屋中央郵便局から改称)JPタワー名古屋内分室、ゆうちょ銀行名古屋中央店(ゆうちょ銀行名古屋駅前店から改称)が1階に入居することになり、2015年12月7日から営業を開始した[10][11]。 高層棟は粘性体制振壁や鋼材ダンパー等の制振装置を各階に設置して耐震性能を確保しているほか、竹中工務店、独立行政法人(現・国立研究開発法人)物質・材料研究機構、淡路マテリアと共同開発した、Fe-Mn-Si系新合金を用いたビル用制振ダンパー(最大荷重4000キロニュートン)を高層棟の低層階(1階 - 4階)部分に16基配置して、長周期・長時間地震動対策を施している[12]。 2018年度には隣接するJRゲートタワーとともに、日本建設業連合会が主催する第59回BCS賞を受賞した[13]。 JR名古屋駅(JRセントラルタワーズ)から歩行者用通路の「貫通通路」でJRゲートタワーを経由して2階のオフィスエントランスに直結しており[14]、同駅から徒歩1分、名古屋市営地下鉄東山線・桜通線名古屋駅から徒歩1分と交通利便性が非常に高い立地である[5][15]。
概要
建物
建物一覧
所在地 - 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号
構造
地上部 - 鉄骨造、柱CFT造(一部鉄骨造)、制振構造
地下部 - 鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)
階数 - 地上40階・地下3階・塔屋1階(オフィス棟)、地上11階・地下1階・塔屋2階(駐車場棟)
建物高さ - 195.74メートル[1]
敷地面積 - 1万2177.50平方メートル
延床面積 - 18万173.14平方メートル(5万4502.37坪)
建築主 - 日本郵便株式会社・名工建設株式会社
建築設計 - 株式会社日本設計
構造設計 - 株式会社日本設計、株式会社竹中工務店名古屋一級建築士事務所
施工者 - 株式会社竹中工務店
着工 - 2013年7月
竣工 - 2015年11月11日
グランドオープン - 2017年4月1日
建物概説
アクセス
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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