JM_(映画)
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JM
Johnny Mnemonic
監督
ロバート・ロンゴ
脚本ウィリアム・ギブスン
原作ウィリアム・ギブスン
『記憶屋ジョニィ(英語版)』
製作ドン・カーモディ(英語版)
製作総指揮スタファン・アーレンベルグ
ヴィクトリア・ハンバーグ
ロバート・ラントス
出演者キアヌ・リーブス
ドルフ・ラングレン
北野武
アイス・T
ディナ・メイヤー
音楽マイケル・ダナ(日本版)
ブラッド・フィーデル(インターナショナル版)
撮影フランソワ・プロタ(英語版)
編集ロナルド・サンダース
製作会社アライアンス・コミュニケーションズ(英語版)
配給 トライスター
GAGA/ヒューマックス
公開 1995年4月15日
1995年5月26日
上映時間107分(日本版)
96分(インターナショナル版)
製作国 カナダ
アメリカ合衆国
言語英語
日本語
製作費$26,000,000[1]
興行収入 $19,075,720[1]
$52,400,000[要出典]
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『JM』(ジェイエム、Johnny Mnemonic)は、1995年カナダアメリカ合衆国サイバーパンクSF映画である。監督はロバート・ロンゴ、出演はキアヌ・リーブスドルフ・ラングレンなど。

SF作家ウィリアム・ギブスンによる短編小説『記憶屋ジョニィ(英語版)』 (短編集『クローム襲撃』所収)を原案とし、ギブスン自身が脚色を担当、ギブスン作品によくみられる、巨大企業に支配され東アジアの影響を色濃く受けた近未来ディストピアが描かれている。

主人公である脳に埋め込まれた記憶装置に情報を記録する運び屋ジョニー・ニーモニックをキアヌ・リーブスが、またヤクザの組長タカハシ役を、本作がハリウッドデビューとなった北野武(Takeshi名義)が演じている。

2022年には本作のモノクローム版のブルーレイが海外でのみ発売された。
ストーリー.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2021年3月)(使い方

ジョニーは、通常のネットワークに晒すことのできない機密情報を記録して運ぶ不正取引人である。彼は、脳に埋め込まれた記憶装置へ情報を運ぶことができるが、自身にもその内容が判らないように、複数のキーによって暗号化されている。

ある日、彼は装置の安全許容値を超える情報を運ぶことになる。それは、彼にとって想像を超える金銭的価値のある機密情報であり、全てのキーを使って時間内に取り出さなければ、彼の死を意味することにもなる。

期限内に情報を運ばなければならない彼は、情報の持ち主である企業の殺し屋に追われる身となり、同時にキーの一部を奪われ、また別のキーを破壊される。
キャスト

※括弧内は日本語吹替

ジョニー・"ニーモニック"・スミス:
キアヌ・リーブス宮本充

ジェーン:ディナ・メイヤー一城みゆ希

タカハシ:北野武(Takeshi名義)

Jボーン:アイス・T秋元羊介

カール牧師:ドルフ・ラングレン青野武

スパイダー:ヘンリー・ロリンズ江原正士

ラルフィ:ウド・キア小川真司

アンナ・コールマン:バルバラ・スコヴァ沢田敏子

シンジ:デニス・アキヤマ谷口節

プリティ:トレイシー・トゥイード金野恵子

ヨマンマ:ファルコナー・エイブラハム(大山高男

フッキー:ドン・フランクス峰恵研

ヘンソン:ディエゴ・チェンバーズ(大滝進矢

タカハシの秘書:シェリー・ミラー(英語版)(竹口安芸子

ベトナム人:アーサー・エング(成田剣

ベトナム人:フォン・フローレス(英語版)(金尾哲夫

ホテルロビーの男:サイモン・シン(小島敏彦

ファーマコムの警備員:ダグラス・オキーフ(仲野裕

スティック:シルヴィオ・オリヴィエロ(藤本譲

ニュースキャスター:クリストファー・コムリー(田原アルノ

製作

撮影はカナダトロントモントリオールの他、ニュージャージー州ニューアーク北京でも行われた。トロントのユニオン駅やモントリオールのジャック・カルティエ橋(英語版)など、各地を象徴するモニュメントも数多く登場している。
評価

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}商業的には最終興行成績が5240万ドルに達するなど一定の成功を収め、[要出典]2600万ドルの制作費を全額回収した。

この映画作品は、後に飛躍する二人の映画俳優が競演した作品としても記憶されている。日本では、後にヴェネツィア国際映画祭で作品賞・監督賞を受賞することになる北野武にとって、俳優としてのハリウッドデビュー作として注目を受けた。本人も同作を気に入っており、「サイバーパンクって呼ばれるジャンルのSFでいい作品だった」「シナリオが魅力的でね、現代のインターネット上の違法コピー問題を先読みしたような話だったね」と主にギブスンの原作・脚本面について高く評価している[2]。一方で、「全然当たらなかった映画」「あの人(ロバート・ロンゴ監督)、たしかあれ以来撮っていないよね。『JM』ですごい赤字を出したんじゃない?」「いまだにわからないもん(笑)」「新しいことをやろうとして、できないときの間抜けさっていうのが、あの映画の特徴だね」などとも述べている[3]


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