JAXA
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17世紀にアムール川流域に存在したポーランド人を中心とする国家については「ヤクサ王国(英語版)」をご覧ください。

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

正式名称国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
英語名称Japan Aerospace Exploration Agency
略称JAXA(ジャクサ)
組織形態国立研究開発法人
所在地 日本
182-8522
東京都調布市深大寺東町七丁目44番地1
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度40分43.3秒 東経139度33分31.4秒 / 北緯35.678694度 東経139.558722度 / 35.678694; 139.558722
法人番号9012405001241
予算2,212億円 (2022年)
人数1,588人(2022年4月1日時点)
理事長山川宏
設立年月日2003年10月1日
前身宇宙科学研究所(ISAS)
航空宇宙技術研究所(NAL)
宇宙開発事業団(NASDA)
所管日本国政府
内閣府総務省文部科学省経済産業省
拠点#施設・事業所の節を参照
ウェブサイトglobal.jaxa.jp
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国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(うちゅうこうくうけんきゅうかいはつきこう、: Japan Aerospace Exploration Agency、略称: JAXA)は、日本の航空宇宙開発政策を担う国立研究開発法人。本部は東京都調布市にある。

内閣府総務省文部科学省経済産業省が共同して所管し、国立研究開発法人格の組織では最大規模である。

2003年10月1日付で日本の航空宇宙3機関、文部科学省宇宙科学研究所(ISAS)・独立行政法人航空宇宙技術研究所(NAL)・特殊法人宇宙開発事業団(NASDA)が統合されて発足した。
目的

現在の法人設置における根拠法令になる国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構法4条によれば、本法人の目的は以下の通り。

「大学との共同等による宇宙科学に関する学術研究、宇宙科学技術(宇宙に関する科学技術をいう〔略〕)に関する基礎研究及び宇宙に関する基盤的研究開発並びに人工衛星等の開発、打上げ、追跡及び運用並びにこれらに関連する業務を、宇宙基本法第2条の宇宙の平和的利用に関する基本理念にのっとり、総合的かつ計画的に行うとともに、航空科学技術に関する基礎研究及び航空に関する基盤的研究開発並びにこれらに関連する業務を総合的に行うことにより、大学等における学術研究の発展、宇宙科学技術及び航空科学技術の水準の向上並びに宇宙の開発及び利用の促進を図ることを目的とする」
沿革H-IIA ロケットファミリー「日本の宇宙開発」も参照
統合時の状況

JAXAは、国の行政改革の一環としてのみならず、各宇宙機関の連携不足を解消して相次ぐ失敗により失われた日本の宇宙開発に対する信頼回復をするために発足した組織であるが、統合直後に臨んだ H-IIAロケット6号機(元は事業団が9月中に打ち上げる予定だった)は上昇途中にトラブルを起こし、地上からの指令で爆破される結果に終わった。さらに、宇宙科学研究所が打ち上げた火星探査機のぞみ」を火星周回軌道に乗せることにも失敗し、発足後は試練の連続となった[1]
統合後の主な実績日本実験棟「きぼう宇宙ステーション補給機

2005年(平成17年)2月26日にはH-IIAロケット7号機でひまわり6号の軌道投入に成功した。7月10日にはM-VロケットによるX線天文衛星すざくの打ち上げにも成功した。X線天文学は日本が世界をリードしている宇宙科学分野である[2]。10月10日には小型超音速実験機NEXST-1による飛行実験に成功した。

2006年(平成18年)には1月から2月にかけての1か月以内に初めて連続3機のロケットを打ち上げた。このとき打ち上げた陸域観測衛星だいちは災害監視に活用され、赤外天文衛星あかりは宇宙科学の発展に貢献している。またひまわり7号は1990年(平成2年)の米国との衛星調達協定以降、初めて成功した国産商用衛星であった。同年には太陽観測衛星ひのでが打ち上げられ、翌2007年12月にはアメリカのサイエンス誌において、さまざまな新発見を掲載した『ひので特集号』が刊行された[3]

2007年(平成19年)9月に打ち上げたかぐやは、月面のHD画像を地球に送信するなどアポロ計画以来世界最大規模の月探査を成功させ、2009年2月にはこの成果をまとめたサイエンス誌『かぐや特別編集号』が刊行された[4]


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