J-WAVE
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新ステートメントはfor the Unique and Universalで「声と音楽と行動で、多様な東京の風景を作る」をJ-WAVEのミッションとしている[21]
資本構成

企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[22][23][24][25]
2015年3月31日 - 2020年3月31日

資本金発行済株式総数株主数
20億円40,000株84

株主株式数比率
ニッポン放送7,230株18.08%
クレディセゾン2,560株06.40%
共同通信社1,860株04.65%
中日新聞社1,860株04.65%
みずほ銀行1,520株03.80%
日本経済新聞社1,480株03.70%
東急エージェンシー1,360株03.40%
東京都1,200株03.00%
朝日新聞社1,200株03.00%
読売新聞東京本社1,200株03.00%
ADKマーケティング・ソリューションズ1,200株03.00%
三菱UFJ銀行1,200株03.00%

過去の資本構成1992年3月31日

資本金授権資本1株発行済株式総数株主数
20億円80億円5万円40,000株109

株主株式数比率
西武百貨店1,600株4.0%
日本道路交通情報センター1,600株4.0%
石岡実 [注釈 11]1,600株4.0%
成塚章 [注釈 11]1,600株4.0%
清水雄輔 [注釈 11]1,600株4.0%
武藤貞雄 [注釈 11]1,600株4.0%
今井和也1,600株4.0%
東京急行電鉄1,400株3.5%
2003年3月31日

資本金発行済株式総数株主数
20億円40,000株100

株主株式数比率
クレディセゾン2,560株6.40%
産業経済新聞社1,860株4.65%
共同通信社1,860株4.65%
中日新聞社1,860株4.65%
日本経済新聞社1,480株3.70%
東京急行電鉄1,400株3.50%
東急エージェンシー1,300株3.25%
東京都1,200株3.00%
読売新聞東京本社1,200株3.00%
アサツー ディ・ケイ1,200株3.00%

特徴

“The Best Music On The Planet”(地球で一番の音楽)をスローガンに、音楽番組を中心に構成されている。音楽ジャンル別FM局が存在するアメリカに倣い、バブル景気中に各地で設立された“お洒落な音楽だけを流し続ける”FM局の一つ[注釈 12]。また、かつて「国際都市TOKIO発」をキーワードにしていたこともあって、東京都心の情報や、海外の話題を紹介する。他の関東所在各局と異なり、ヘヴィー・ローテーション番組が存在しない。

J-WAVEでは、「司会者は音楽をナビゲートするためにいる」という考えから、他局で言うDJを「ナビゲーター」と呼ぶ[注釈 13]。当初はネイティヴに近い程度の英語力が必須で、人並みでない人物像やキャリアが求められ、心地よい放送を目指すことから、トーク内容にも厳しい制約[注釈 14]があった。クリス・ペプラージョン・カビラジェームス天願ルーシー・ケントキャラ・ジョーンズなどの英語話者であるタレントを送り出した。その為、現在でも大半のナビゲーターは日本語と英語のバイリンガルDJである[注釈 15]

また、番組やCMの合間に流れるジングルも一万種類以上あるといわれている。多くの場合同一のメロディー(81.3〈Eighty One Point Three〉 J-WAVE?♪)を基本としている。

開局以来、交通情報のBGMはチック・コリア天気予報のBGMはデイヴィッド・ベノワが作曲・演奏したものが使われてきたが、2004年4月より小曽根真が作曲、同トリオが演奏した楽曲を使用している。

FM局には珍しい時事解説番組(JAM THE PLANET)やビジネス関連の番組(MAKE IT 21)を放送(『MAKE IT 21』はナビゲーターの経歴不祥事により2016年3月中旬で打ち切られた)。

日本国内の民放ラジオでは唯一創価学会聖教新聞コマーシャルを流していない局である[注釈 16]。かつては消費者金融不動産投資パチンコ店公営競技など、リスナーに不利益を与える可能性のある業態のコマーシャルは流していなかったが、2010年代頃からは緩和され、銀行系の消費者金融やボートレースのCMは流れることがある。しかし、2023年現在、パチンコ・パチスロ関係(メーカー、ホール共に)のCMは皆無である。

かつてラジオショッピングとして『SHOPPER'S DIAL -Goody Goody-』があったが、その後『TOKYO PREMIERE』になり、2010年9月末で終了した。
編成

放送時間は月曜日から日曜日まで、24時間放送を行う。原則的には5時が一日の区切りとなっている。原則として、土日の夕方から夜にかけては単独スポンサーの54分番組が、それ以外の時間にはワイド番組が放送されている。週末の番組を中心に単独スポンサーによる30 - 40分のコーナーを設置し[注釈 17]、それを挟みながら放送するブロックワイド形式をとるワイド番組もあったが、徐々に姿を消していき、現在は土曜日の『RADIO DONUTS』程度となった[注釈 18]

日曜日の深夜1時から翌朝5時までは放送休止としている[注釈 19]が、実際には試験放送(フィラー)や後述の放送番組審議会の内容紹介などといった番組が入る事もある。かつてはFMでの放送休止時間帯において、衛星放送で「ROCKIN' SOUL YELLOW」という独自番組が放送されており、J-WAVEを中継するコミュニティ放送局の中にはこの番組も中継しているところがあった。

日曜日の放送終了直前にかかる音楽"Across The View"(Richard Burmer)は、開局前の試験放送時から人気の楽曲で、当時は問い合わせが殺到したという。
時報

開局当初より「番組の流れを断ち切らない」という考え方のもと、放送中に時報をほとんど流していない。

以前は「Singin' Clock」(シンギン・クロック)というジングル風の「時報」を随所で使用していた。これは女声(英語)によるゆったりとした歌もので、歌詞中に含まれる"It's ? o'clock"の"?(数詞)"の部分が正時になるよう、調整されて送出されていた。

現在は上記のSingin' Clockを毎日5時と6時(月曜5時はオープニング兼用、週末5時はWelcome to the weekendが追加)に使用しているほか、平日の10時・15時・18時(いずれも番組の途中)に、ヴァイオリンとシンセサイザーによる音楽(30秒ほど)のあと、「At the tone, 10 AM」「At the tone, 3 PM」「At the tone, 6 PM」とアナウンス、そしてガラス棒を叩くような“コーン”という音で正時が告知される(音楽部分にはコメントのみのCMが組み込まれるが、サウンドプラネット経由では音楽のみ)。2019年4月現在、10時・15時と金曜の18時時報後にはHead Line Newsが入る[注釈 20]

2010年4月からは平日の10時・15時・18時のタイミングはそのままにメロディやアナウンスが変わっている(アナウンス上は「Singin' Clock」と言っているため、平日朝のものとは多少違うSingin' Clockとも受け取れる)。また、正時告知のガラス棒を叩くような音のところまでメロディがかぶっている(radikoでは、多少のタイムラグが発生するため、正時告知のところは鳴り始めたところでカットアウトし、Head Line Newsからカットインする[注釈 21])。さらに2011年6月、シチズンホールディングスがスポンサーに就き、曲も溝口肇の『シチズンサウンド』に改められた(サウンドプラネットではフィラー音楽に差し替え)。2021年6月からは健栄製薬が平日10時・15時の、霧島酒造が平日18時のスポンサーに就き、前者では永瀬廉による「手ピカジェル」のCM[26]、後者ではジョン・カビラによる「黒霧島」のCM[注釈 22]が流れた後に時報告知サウンドが流れるようになっている。2022年10月から2023年3月までは平日10時のみJVCケンウッドがスポンサーに就いている。

また、週末に関しては土曜の16時台 - 21時台・日曜の16時台 - 23時台はスローな音楽と英語のナレーションで時刻を知らせる「TIME CLOCK」(タイム・クロック)を採用し、概ね正時の15秒前から流し、正時に次の番組が始まるようになっている。

通例、ラジオ放送では時報前にステーションブレイクまたは時報CM(「○○が、○時をお知らせします」等)を入れ、時報後に番組に戻るパターンが多いが、J-WAVEの場合、特にワイド番組同士の間はCMを挟まず(ステーションブレイクレス編成という)、前の番組のエンディングからそのまま次の番組に入るケースが多い。


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