この項目では、J-20について説明しています。
ユーゴスラビアのCOIN機については「ソコ J-20」をご覧ください。
スウェーデン空軍の第二次世界大戦時の戦闘機については「Re.2000 (航空機)」をご覧ください。
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J-20(殲撃20型、?-20“威?”)
Chengdu J-20
用途:戦闘機
分類:制空戦闘機
製造者:中国航空工業集団公司
運用者: 中国(中国人民解放軍空軍)
初飛行:2011年1月11日[1]
生産数:150機(2021年)[2]
運用開始:2017年3月9日
運用状況:現役
ユニットコスト:1億-1億1,000万USドル[3]
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J-20は、中国航空工業集団公司が、中国人民解放軍空軍のために開発した双発ステルス制空戦闘機。アジアで最初に運用された第5世代ジェット戦闘機に分類される戦闘機である[4]。
中国語では殲-20(?-20、ピンイン:Ji?n-20)または殲撃20型と呼び、欧米メディアではChengdu J-20とも表記される。「殲撃」の発音は「ジエンジー」に近い。Chengdu(成都)は、テスト飛行場を所有する成都飛機工業公司または所在地の四川省成都が由来。「殲-20(J-20)」という名称はメディア報道によるもので、正式名称は当時不明であった。2016年10月28日、中国人民解放軍空軍の公式メディア「空軍発布(空??布)」が中国の新浪微博で初めて「殲-20飛行機」(?-20?机)という名称を使い、「殲-20(J-20)」という表記は正式名称として定着した。開発時のコードネームを「鯤鵬」(こんぽう=伝説上の巨鳥)とする報道もある[5]が、実際のコードネームは「鯤鵬」ではなく、「威龍(威?)」である。「鯤鵬」は中国の大型輸送機Y-20 (航空機)のコードネームである。
正式な愛称ではないが、J-20を含むJ-XXとして開発された機体のいくつかは、中国の軍事マニアからは「絲帯(絲帶/??、リボンの意)」と呼ばれている。これは、第5世代機の中国での呼び方である四代機(四代机)の「四代」と「絲帯」の発音が類似すること(四代はsidai、絲帯はs?dai)と、これらの機体の胴体が薄く平らな印象を与えることに由来している。目次 J-20は、1990年代にコードネームJ-XXとして開発されたステルス機の1つで、第5世代とされる。#2001および#2002と呼ばれる2つの原型機が2010年末までに製作された[6]。成都市の成都飛機工業公司テスト飛行場敷地内で飛行を伴わない地上走行が確認されたとされ[7][8]、また、その容姿は2010年末に非公式の軍事関連のウェブサイトにJ-20のものと思われる画像が掲載されたことで明らかになった[7]。2011年1月11日に初飛行に成功したと公表され、赤い星に金の縁取りの国籍マーク(フィンフラッシュ)がある全面黒色の電波吸収塗装のこの1号機(技術実証機)は機首の番号から「2001号機」と呼ばれた[9][10]。2012年には2つ目の原型機「2002号機」も初飛行が報じられた[11][12]。 中国空軍首脳は2009年時点において、中国初のステルス戦闘機がまもなくテスト飛行の段階に入ると述べており、その8-10年後に配備されるであろうとしていた[7]。 2011年1月23日に1999年のコソボ紛争で撃墜されたF-117の残骸から得られたステルスの技術情報がJ-20といったステルス機などに使用されたと紛争当時のクロアチア陸軍参謀総長だったドマゼット=ロソ
1 概要
2 設計
3 要目(推定値)
4 模型
5 登場作品
5.1 映画
5.2 漫画
5.3 ゲーム
6 脚注
7 関連項目
概要
F-35やB-2などステルス機の開発データを標的に設計者のノシル・ゴワディアらのスパイ行為や中国のハッカーがサイバー攻撃していることが度々指摘されているが、関連性は現時点で不明である[17][18]。
2016年11月1日、広東省珠海で開催された中国国際航空宇宙博覧会で初公開。2機によるデモンストレーション飛行も公開された[19]。
J-20はアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーを搭載しており、J-20のAESAレーダーは約2,000-2,200個の送受信モジュールを備え出力電力は24kWに達する[20]。送受信モジュール数及び出力電力の大きさはF-22が搭載しているAN/APG-77を上回っているため、J-20が搭載しているAESAレーダーはAN/APG-77より探知距離が長いと推測されている[21]。また、J-20はF-35のAN/AAQ-37 EO-DASに酷似した分散開口システム(DAS)を採用しており、機体各部に複数のセンサーを備えている[22][23]。機首下面にはF-35と同じくEOTS(EOTS-86)も備えているが、空対空目標の捕捉・照準に比重を置いていると指摘されている[24]。
中国中央電視台は2017年3月9日、空軍に実戦配備されたと伝え[25]、9月28日には国防部も就役を発表した[26]。
2018年9月6日、中央日報はJ-20が今年末にも量産体制に入る見込みだと報じた[27]。また、9月9日にはRecord ChinaはJ-20が年間40機生産される可能性があると報じている[28]。