Jリーグカップ
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JリーグYBCルヴァンカップ
J.LEAGUE YBC Levain CUP

開始年1992年
主催日本プロサッカーリーグ
地域 日本
参加チーム数60
前回優勝アビスパ福岡(1回目)
最多優勝鹿島アントラーズ(6回)
TV放送スカパー!フジテレビONE TWO NEXTフジテレビ(決勝)
サイトJリーグカップ
2024年のJリーグカップ
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Jリーグカップ(ジェイリーグカップ、J. League Cup)は、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するクラブが参加するカップ戦である。第1回大会からヤマザキビスケット(略称・YBC、旧ヤマザキナビスコ)が冠スポンサーとなっており、JリーグYBCルヴァンカップ(略称はルヴァンカップ)の大会名称を用いている(大会名称に関しては後述)。

J1リーグ天皇杯と並ぶ日本の国内三大タイトルの1つ(FUJIFILM SUPER CUPは除く)[1]
概要

Jリーグ開幕前年度の1992年社団法人(当時)日本プロサッカーリーグが主催するカップ戦としてスタートした。リーグ戦の日程の関係で開催されなかった1995年を除いてJリーグと並行して開催されている。

決勝戦の開催スタジアムは1992年から2013年まで国立霞ヶ丘競技場陸上競技場(1994年・1997年を除く)、1994年神戸総合運動公園ユニバー記念競技場、1997年はジュビロ磐田スタジアム茨城県立カシマサッカースタジアム、2014年から2019年・2021年は埼玉スタジアム2002、2020年[注 1]・2022年からは国立競技場で開催されている。

2010年5月に、1992年に実施された第1回大会以来の通算入場者数が1,000万人を突破。また、同年10月には本大会の通算試合数が1,000試合に到達した。

カップウィナーに対してJリーグカップ(チェアマン杯、前年優勝クラブによる持ち回り)とルヴァンカップ(スポンサー杯、優勝クラブへの贈与)がそれぞれ授与される。また、優勝チームは翌夏に開催されるJリーグYBCルヴァンカップ/CONMEBOLスダメリカーナ王者決定戦への出場権が与えられていた。

大会公式試合球は当年のJリーグで使用されている試合球のデザインをJリーグカップ用として特別にデザインされたものを使用している。
大会名称

第1回の1992年大会から菓子メーカーのヤマザキビスケット(旧・ヤマザキナビスコ)が特別協賛(冠スポンサー)となっており、現在の大会名称は「JリーグYBCルヴァンカップ」(: J.LEAGUE YBC Levain CUP)(略称はルヴァンカップ)[注 2]

大会が設立された1992年から2016年のグループステージまで「Jリーグヤマザキナビスコカップ」(: J.LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP)(略称はナビスコカップ)の大会名称を用いており、20回目の開催となる2012年には「同一冠スポンサーによる最長のカップ戦」としてギネス世界記録に申請[2]、翌2013年に「同一企業の協賛により最も長く開催されたプロサッカーの大会 (Longest sponsorship of a professional football competition)」として認定されている[3]
2016年シーズン途中での名称変更

2016年8月31日にヤマザキナビスコがモンデリーズ・インターナショナルと結んでいた「ナビスコ」ブランドのライセンス契約を終了し、翌9月1日から社名を「ヤマザキビスケット」に改称する[4][5] ことを受け、同年6月21日から(実質的には同年8月31日から始まる2016年(第24回)大会のノックアウトステージから)大会名を「JリーグYBCルヴァンカップ(略称はルヴァンカップ)」に変更することが発表された[6]。「YBC」はヤマザキビスケットの英字略号(YAMAZAKI-BISCUITS Co., Ltd.)、「ルヴァン」(Levain) は同社が2016年9月5日よりリッツに替わって発売するクラッカーのブランド名で[7]、フランス語で発酵種を意味する。

この名称変更については、2016年2月時点のリリースでは「社名変更後となる大会終了まで“Jリーグヤマザキナビスコカップ”の名称を使用し、翌年度以降はスポンサー継続の有無を含めJリーグと同社との間で引き続き協議する」としていた[8] が、一方でヤマザキナビスコ側は「ナビスコ」ブランドの終売に伴う売り上げ低下の懸念から、スポンサードの撤退も検討。グループ会社間での協議の席では親会社である山崎製パンから「それならヤマザキカップにしてウチがやるか」という意見も上がったが、Jリーグ側から社名変更のタイミングと同じくしての名称変更に関する提案が出たことで、それを受ける形になった[9]
開催方式
参加資格

前身であるJSLカップではリーグカップの形態を正しく反映して2部も含めた全てのクラブの参加を認めていたが、Jリーグカップでは2部以下のクラブの出場が見合わせられた期間が長く、2002年大会から2017年大会までは、当該年にJ1に所属するクラブのみにより争われている。参加資格の変遷は以下の通り。

1992年大会次年度からのリーグ戦開幕に参加する10クラブ

1993年大会1994年大会:全てのJリーグクラブとJリーグに参加する意思を持つJリーグ準会員クラブ

1996年大会:全てのJリーグクラブ(準会員クラブは不参加)

1997年大会1998年大会:全てのJリーグクラブおよびJリーグ準会員クラブ

1999年大会 - 2001年大会:全てのJ1・J2所属クラブ

2002年大会 - 2017年大会:全てのJ1所属クラブ

2018年大会 - 2023年大会:全てのJ1所属クラブと前年にJ2に降格したクラブのうち2クラブ[10]AFCチャンピオンズリーググループステージ出場枠により変動の場合あり)

2024年大会 - :全てのJ1・J2・J3所属クラブ[11]

レギュレーション

大会の参加資格に応じてレギュレーションにも変遷が見られる。長きに亘って「グループステージ+ノックアウトステージ」の形式が採用されたが、全Jリーグクラブが参加する2024年大会は全ての段階においてシングルイリミネーショントーナメントを行うこととされている。

J1が18クラブになり、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)が3月開幕となって開催時期が重複するようになった2003年大会及び2005年大会以降はACL出場クラブがグループステージ(予選リーグ)出場を免除されるようになった。

大会方式の変遷については以下のとおり。詳細は各大会の項目を参照のこと。

Jリーグカップ大会方式の変遷大会グループステージ
(予選リーグ)プレーオフステージノックアウトステージ


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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