Internet Explorer 10(ModernUIアプリ)
Microsoft Windows コンポーネント
Windows 8上で動作するInternet Explorer 10
詳細
種別ウェブ ブラウザー
FTP クライアント
フィード リーダー
標準提供Windows 8 / RT
Windows Server 2012
追加提供Windows 7
Windows Server 2008 R2
置換Internet Explorer 9
後継Internet Explorer 11
Internet Explorer 10(デスクトップアプリ)
Microsoft Windows コンポーネント
Windows 8上のデスクトップで動作するInternet Explorer 10
Internet Explorer 10 (ウィンドウズ インターネット エクスプローラー テン)はマイクロソフトが提供している Internet Explorer のバージョンの一つである。 Internet Explorer 10は Windows 8 とその ARM 版である Windows RT、および Windows Server 2012 に同梱された。Windows 8 の Modern UI 対応版[注 1]と[1][2]、従来のデスクトップ版の両方が提供される。 従来のデスクトップ版については、Windows 7/Windows Server 2008 R2 にも対応している。2012年11月14日に Release Preview が、2013年2月26日に正式版が Windows 7 / Windows Server 2008 R2 向けに提供された[3]。 2016年1月12日[注 2]を以って、Windows 7およびWindows 8向けのサポートが終了した。ただし、Windows Server 2012向けのサポートはこれまで通り(延長サポートが終了するまで)継続される予定だった[4]。その後、Windows Server 2012およびWindows Embedded 8 StandardにInternet Explorer 11を公開することが発表され、Internet Explorer 10のサポートは2020年1月14日に終了すると変更された。[5]。 Windows 8 と Windows RT のみ Adobe Flash Player が予め含まれており、Windows Update を介して更新が行われる。Windows UI 版の Internet Explorer はアドオンが動作しないが、Flash Player のみ動作する。 標準提供版のみの機能が提供されない他に、Windows 7 と Windows Server 2008 R2 用の Internet Explorer 10 では、タッチ入力に関する DOM イベント、DOM プロパティ、CSS プロパティをサポートしていないものがある。 HTML5やCSS3による標準化が進んでいることもあり、IE10ではそれらに置き換え可能なIE独自機能への対応を一部打ち切っている。 なお、これらの機能のうち一部は、互換モードで動作させる場合には従来通りに動作する。 Platform Preview 1 は太平洋標準時2011年4月12日から開催されたマイクロソフトのカンファレンス「MIX11」で発表された[9]。Platform Preview に合わせてマイクロソフトが公開しているウェブ標準テスト項目に、新しく 502 項目[注 3]追加し、合計 6401 項目のテストケースが公開された[10]。 JavaScript は Internet Explorer 9 では対応されなかった ECMAScript 5 の仕様の一つである ECMAScript 5 Strict Mode に対応した[9]。 に新しく対応した[9]。 Platform Preview 1 の対応プラットフォームは Windows 7 に対応する。Windows Vista では使えないと Microsoft が明言している。 開発中の Internet Explorer 10 のデモでは Platform Preview 1 に含まれていない CSS3 3D Transforms (CSS 3D Transforms Module Level 3) と CSS3 Transitions (CSS Transitions Module Level 3) のデモが行われた[9]。スティーブン・シノフスキー Platform Preview 2 は太平洋標準時2011年6月29日に公開された[12]。合わせてウェブ標準テスト項目に、新しく 270 項目[注 4]追加し、合計 6668 個のテストケースが公開された[13]。 以下の新しい規格に新規・部分・追加の対応が行われた。 Web Workers、Channel Messaging、Async Script といった新しい技術により、バッテリー寿命と HTML5 アプリケーションのパフォーマンスも改善した。さらに、HTML5 Sandbox と iframe isolation のサポートにより、ウェブ アプリケーションのセキュリティも改善した。 Developer Preview は太平洋時間2011年9月13日に開催されたマイクロソフトの BUILD Conference で公開された Windows Developer Preview に含まれる[14]。ウェブ標準テスト項目に、新しく 312 項目[注 5]が追加し、合計 6980 個のテストケースが公開された。 Developer Preview では従来と同様のデスクトップ版と Metro スタイル版の 2 種類が提供されている。Metro スタイル版の Internet Explorer はタッチ操作メインのブラウジング向けにデザインを行い、HTML5 に純化したプラグイン フリーの設計になっている。プラグインによるユーザー体験は Metro スタイルのブラウジングと HTML5 ベースのウェブにはそぐわないためと述べられている[15]。プラグイン フリーにより、バッテリー寿命・セキュリティ・信頼性・プライバシーの面で利用者にメリットがあり、ウェブ側でプラグインを必要としない HTML5 の採用が増えている点が述べられている[15]。デスクトップ版は従来通り ActiveX コントロールが提供される[15]。 PP3 では以下の新しい規格に新規・部分・追加の対応が行われた。 Platform Preview 4 は太平洋標準時2011年11月29日に公開された[16]。Platform Preview 4 は Platform Preview 2 までと同様にスタンドアロン型のもので、Windows Developer Preview 用のみ公開された。ウェブ標準テスト項目に、新しく 118 項目[注 6]が追加し、合計 7092 個のテストケースが公開された。
概要
新機能
input 要素内の「×」を押して入力文字列の消去
password 型の input 要素内で目のアイコンをクリックしている間の入力文字列表示
スクロールバーのデザインと HTML ユーザー インターフェイスの外観変更
タブの改良
ネットワークにつながれていないときのエラー画面の変更
標準提供版のみの機能
追加提供版の制限
廃止された機能
条件付きコメント[6]
Vector Markup Language[7]
DXフィルター[8]
HTML コンポーネント (HTC)
XML Data Islands
経緯
Platform Preview 1
CSS は
CSS3 Flexbox (Flexible Box Layout)
CSS3 Grid Alignment (CSS Grid Alignment Level 3)
CSS3 Multi-column Layout (CSS Multi-column Layout Module)
CSS3 Gradients (CSS Image Values and Replaced Content Module Level 3)
Platform Preview 2
CSS3 Positioned Floats
Channel Messaging (HTML5 Web Messaging)
Media Query Listeners
script 要素の async 属性
HTML5 Forms
HTML5 Drag and Drop
HTML5 File Reader API
HTML5 Sandbox
HTML5 Web Workers
Web Performance API
requestAnimationFrame
Page Visibility API
setImmediate
Developer Preview (Platform Preview 3)
HTML5 Application Cache
progress 要素
input 要素の range 型
HTML5 History
スペルチェック
CSS3 3D Transforms
CSS3 Animations
Panning and Zooming
CSS3 Transitions
text-shadow (CSS3 Text)
WebSocket
Indexed Database API
SVG フィルター エフェクト
Platform Preview 4
Size:53 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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