Infinity_(ゲーム)
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infinity
ジャンル恋愛アドベンチャー
ゲーム:infinity
Never7 -the end of infinity-
対応機種PlayStation
ドリームキャスト
Windows 98/Me/2000
PlayStation 2
PlayStation Portable
Android 2.1
iPhone
開発元
KID
サイバーフロント
発売元KID
サクセス(SuperLite2000)
サイバーフロント
5pb.Games(PCダウンロード版)
キャラクターデザイン影崎夕那
シナリオ打越鋼太郎
音楽阿保剛
プレイ人数1
発売日2000年3月23日(オリジナル PS)
2000年12月21日(DC)
2001年10月26日(PC)
2002年5月23日(ドリコレDC)
2003年6月26日(PS2)
2004年9月2日(SuperLite2000)
2009年3月12日(PSP)
2015年12月25日(PCダウンロード版)
レイティングCERO:C(15才以上対象)
コンテンツアイコン恋愛
キャラクター名設定不可
キャラクターボイス全員(主人公以外)
テンプレート - ノート

『infinity』(インフィニティ)は、KIDより2000年3月23日PlayStationで発売されたサスペンス恋愛アドベンチャーゲームのシリーズ、およびその第1作である。本記事では第1作『infinity』、その完結編である『Never7』、およびその関連作品について述べる。
歴史
infinity
2000年3月23日、PlayStationで発売。
INFINITY cure.(インフィニティ・キュア)
2000年11月23日、ネオジオポケット(カラー専用)で発売。
Never7 -the end of infinity-(ネバーセブン ジ・エンド・オブ・インフィニティ)
2000年12月21日、ドリームキャスト (DC) 版発売。2001年10月26日、Windows版発売。2002年5月23日ドリコレ(DCの廉価版)発売。2003年6月26日PlayStation 2 (PS2) 版発売。2004年9月2日SuperLite 2000(PS2の廉価版)がサクセスより発売。
infinity plus
2008年4月4日、サイバーフロントより、シリーズ3作に新作『12RIVEN -the Ψcliminal of integral-』を加えたPC版セットが発売。2008年10月09日、PS2版が発売。
Never7 -the end of infinity-(PSP版)
2009年3月12日、PlayStation Portable (PSP) 版が発売。ディレクション、プログラム、スクリプトなどはレジスタが担当した。新規ムービー、用語解説、シリーズ年表を収録している。
infinity plus portable
2009年8月13日、PSP版のシリーズ4本セットが発売。オープニングムービー収録DVDが付属した。
Never7 -the end of infinity-(アプリ版)
2012年8月29日、スマートフォン (Android 2.1) 向けに配信。2012年9月11日、iPhone向けに配信。
Never7 -the end of infinity-(PCダウンロード版)
2015年12月25日、5pb.Gamesより配信。Windows Vista/7/8対応。
概要
シナリオ構成

オーソドックスな選択肢方式のアドベンチャーゲーム。

5人のヒロインごとにシナリオが存在する。各シナリオは、いわゆるマルチシナリオで一般的な閉じたものではなく、それぞれ横のつながりがあり、シナリオを1つクリアするごとにストーリーの全容が徐々に明らかになってくる。ただし物語の根幹に関わるいづみシナリオは、他の4名のシナリオをクリアしていないと入ることができない。

1つのシナリオで4月1日から6日までを2回繰り返す構造になっており、1周目のラストでいずれかのヒロインといったん悲劇的な結末を迎えた後、2周目では1周目と同じ過ちを犯さないように行動し、ハッピーエンドを目指す。なお、ここで言う1周目、2周目とは通常のゲームの「エンディングを迎えた後、クリア情報を引き継いでまた最初からゲームを開始する」といういわゆる周回プレイのことを指すのではない。

具体的には1周目の行動次第でいずれかのヒロインと親密になり、2周目ではそのヒロインのルート(シナリオ)を体験することになる。2周目で正しい行動を取れば悲劇の回避に成功し、そのルートのヒロインとハッピーエンドを迎えることができる。間違えば悲劇は繰り返され、バッドエンドとなる。

このように、時系列を反復することをストーリーおよびシステム上の前提としたアドベンチャーゲーム(いわゆるループもの)は、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』や『Prismaticallization』などがあるが、これらの作品がアイテムを用いてシステマティックに分岐する複雑な方式をとっているのに対して、本作のシステムは至ってシンプルである。
企画の経緯

当初は未来予知によりヒロインの危機を救うという企画だったが、ひとひねり加えて予知をミスリードとし、タイムスリップものにすることが決まった。また、当時の恋愛アドベンチャーでは、ヒロインの個別シナリオに入ると他のキャラクターがもう出てこなくなってしまうことが多かったので、より面白くなるよう前述のとおり各シナリオに横のつながりがある構成になった。しかしクリア順を固定しようとする打越鋼太郎と自由度を残そうとする中澤工で意見が割れたため、折衷案として先にクリアしてほしいヒロインほど攻略難度を下げ、オープニングムービーでの登場にもその順番を反映してある(優夏→遙→沙紀→くるみ→いづみ)[1]

この時点では続編の構想はなかったが、『infinity』に不具合があったこと(後述)を受け、いっそリメイクしようという話になった[1]。また、KIDの看板作品である『Memories Off』に『infinity』の売り上げが及ばないのは、作品のもっとも重要な特徴である「無限ループ」がシナリオの中盤にならないと明らかにならず、広報の前面に押し出せないからだという反省もあった[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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