ITunes_Store
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2005年6月7日、日本経済新聞は日本版iTunes Music Storeが8月に開始されると報じたが、それに対してApple Computerは「この話は完全に間違いである」と声明を出した[6]。Appleは2005年末にiTunes Music Storeを開始するために準備している状態だと主張した。
2005年7月14日、エイベックスのプレスリリースで、Apple Computer全額出資子会社であるiTunes株式会社[7]とエイベックス・グループのエイベックス・ネットワーク株式会社との楽曲提携合意が発表された。
2005年8月4日、日本での配信開始。レコード会社15社と提携し100万曲を用意、全体の90%を1曲150円、残りの10%を1曲200円で販売。
日本でのサービス開始が遅れた主な理由としては、デジタル著作権管理システム「FairPlay」が、楽曲のCD-Rへの書き込みを禁止していないことが、国内のレコード会社によるコピーコントロールCDの展開と矛盾する点、またそれまでの日本国内での音楽配信の販売の平均的な価格に比べて、標準価格が安い点を一部のレコード会社が問題としたことなどが挙げられている。
2005年10月13日、アニメーションやミュージック・ビデオなどの動画の販売を開始。
2005年10月25日、オーストラリアで開始(1曲の価格は1.69オーストラリアドル)。配信価格の値上げを求めているソニー系のレコード会社は日本と同様に参加を保留していたが、2006年1月17日に参加した。
2006年9月12日、米国内で映画配信サービスを開始することを発表した(iTunes Movie Store)[注釈 1]。またiPod用ゲームの販売も開始、それにともない同日より名称を現在のiTunes Storeに変更した。
2006年12月6日、ニュージーランドで開始(1曲1.79ニュージーランド・ドルで販売)。
2007年4月2日、EMIと共同でDRMなしの256KbpsのAACファイルを1曲1.29ドル(アルバムは従来と同価格)とDRMなしのミュージックビデオを2007年5月より販売する予定であると発表した[8]。また、EMIは今後iTunes Store以外でもDRMなしで音楽配信サービスへ供給すると発表した。
2007年9月5日、iTunes Wi-Fi Music Storeのスタートを発表した。これによって無線LAN環境下であれば、iPhoneやiPod touchといったWi-Fi対応モデルを使って、直接楽曲を購入することが可能になる(レコード店内でのダウンロード購入による競合を嫌ったレコードレーベル側の抵抗により、3G環境下での対応は実現できなかった)。また、iPhone対応のカスタムリングトーン(最長30秒、一曲0.99ドルの追加料金で作成可能)の提供も発表した[9]。
2008年1月15日、iTunes Store内で映画のレンタルサービス「iTunes Movie Rental」を開始すると発表。レンタルしてから30日間経過すると、コンピュータから動画ファイルが自動的に削除される仕組みになっている。通常の解像度のバージョンに加え、高精細度ビデオバージョンもある。
2008年7月10日、iPhone・iPod touch向けのアプリケーション提供を行う「App Store」が開設された。MacおよびWindowsではApp StoreはiTunes Store内の一カテゴリーという扱いだったが、iPhone・iPod touch上では「App Store」は「iTunes Store」とは独立したアプリケーションであった。
2009年1月6日、すべての楽曲を256kbps AAC DRMフリーのiTunes Plusで(800万曲を即日、残りの200万曲を3月末から)提供、4月から69セント・99セント・1.29ドルの価格体系で提供、iPhone 3Gの3Gネットワークで楽曲のダウンロード購入ができるようになると発表(レーベル側の許諾が得られたのは2009年3月現在米国のみ)[10]。
2010年11月16日、Apple、EMI、アップル・コアの3社がiTunes Storeでザ・ビートルズの楽曲を配信開始したと発表[11](アップル対アップル訴訟も参照)。
2011年10月12日、iCloudのサービス開始にともない、iTunesの購入楽曲の他端末自動ダウンロード機能「iTunes in the Cloud」、有料オプションの楽曲マッチングサービス「iTunes Match」を北米で開始。
2012年2月22日、日本国内において全楽曲をiTunes Plusで配信を開始。同時にソニー・ミュージック系列の世界規模アーティストの一部楽曲の日本での配信や、ビートルズの楽曲を使用した着信音・通知音の世界独占配信、iTunesに最適化された楽曲「Mastered for iTunes」の配信を開始[12]。
2012年11月7日、ソニー・ミュージック系列の主要邦楽アーティストの楽曲配信を開始。これにより、日本でのサービス開始から7年かかって、日本の主要音楽レーベルが出揃うこととなった[13]。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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