IS_〈インフィニット・ストラトス〉
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IS学園
主要メンバー
織斑 一夏(おりむら いちか)
声 -
内山昂輝[5]前田綾乃(小学生時代)、ジョシュ・グレイル(英語版)本作の主人公[1]。1年1組および生徒会所属。男性ながらISを扱える世界唯一の存在。飄々とした掴みどころのない性格だが、直情的になりやすい面もある[注 1]。幼少期から「誰か(何か)を守ること」に強い憧れを持つが、それに拘るあまり自身の実力を弁えない行動が目立つ[注 2]。姉譲りの端正な顔立ちに加え[注 3]、異性をときめかせる天然ジゴロな言動も相まり、多くの女子から好意を寄せられている。しかし、周囲が呆れるほどの鈍感ぶりを見せ[注 4]、ヒロイン勢の想いもまったく意に介していなかった。そんな中、『ワールド・パージ』を通じて心境が変化し、奥手ながらも彼女たちを意識し始めている。会話中によく小粋なジョークを思いつくが、簪を除いたキャラクターからは総じて不評。さらに考えが表情に表れやすいらしく、オチを先読みされて突っ込まれたり、失礼なことを考えて相手をたびたび怒らせている。周囲からは「言動が年寄りっぽい」と評されている。常に働いている千冬に代わり、家事全般をこなしてきた。家庭的で自炊マッサージが得意であり、ヒロイン勢からもたびたび称賛されている。小学生時代、篠ノ之神社にある剣術道場へ通っていた過去があり、さらに箒よりも強かったなど身体能力も高い。しかし、中学時代にアルバイト三昧の生活を送っていたため、ストーリー序盤はすっかり鈍っていた。千冬との姉弟仲は至って良好。日頃から身の回りの世話をかいがいしく行うなど、ヒロイン勢からはシスコン疑惑を抱かれている[注 5]。物心つく前に両親に捨てられ、以来ずっと千冬と2人きりで暮らしてきた。両親のことは顔も覚えておらず、幼少期の記憶もあまりない。物語終盤、生体兵器として生み出された試験管ベビーであることが判明[注 6]。高校受験の際、誤ってIS学園の試験会場に入り、受験者用のISを起動させたことが発端。入学後もあまり気乗りしていなかったが、度重なるトレーニングや実戦などを通じ、驚異的なスピードで腕を上げている。ただし、入学時のISにまつわる知識・操縦技術が皆無だったため、他の専用機持ちに比べて劣っている描写が目立つ[注 7]。しばらくは部活に入っていなかったが、5巻の学園祭にて生徒会長の楯無の提案による「クラブ対抗一夏争奪戦」で生徒会が実質勝利したことで副生徒会長に任命され、指定の部活動へ期間限定のレンタル部員として随時派遣されることとなった。これは一夏が特定の部へ所属しないことによる、各部や学園長からの苦情に対する措置である。家族に関する話題は千冬との間で暗黙の了解で禁句となっており、自らも避けていたがマドカとの接触を機に気に留めるようになる。ルームメイトは「篠ノ之箒」⇒「シャルロット・デュノア」⇒「更識楯無[注 8]」⇒「シャイニィ()」[注 9]。専用ISは「白式」⇒「第二形態・雪羅」⇒「第三形態・王理」。IS適性は「B」。
篠ノ之 箒(しののの ほうき)
声 -
日笠陽子[5]モニカ・ライアル(英語版)本作のメインヒロイン。1年1組および剣道部所属。一夏曰く「ファースト幼馴染」。長い黒髪ポニーテールに結んだ古風な大和撫子であり、歳不相応に発育した巨乳の持ち主。実家は剣術道場を営んでいた篠ノ之神社。幼い頃から剣道を嗜んでおり、中学3年生時には全国大会で優勝している。一見すると質実剛健のしっかり者だが、不器用で素直になれないツンデレ体質[注 10]。制服は標準デザインのままだが、スカート丈は短めでロングブーツに白のニーソックスを着用。一夏とは剣術道場の同門であり、小学校1年時からずっと同じ学級だった。当初は馬が合わずに衝突を繰り返していたが、同級生の男子から庇ってくれたことを機に心を開き、それから剣道を通じて打ち解けていった。一夏に対する想いは非常に強く、疎遠になってからも彼のことを想い続けていた。自分に都合のいい妄想・解釈をすることも多い[注 11]。物語序盤はヒステリックな振る舞いが目立ち、暴力的な行動へ出ることも多かった。しかし、次第に悪癖であると自覚するようになり、その傾向は薄れてきている。さらに昔から人付き合いが苦手で集団から孤立する傾向があったが、学園入学後は少しずつ周囲に溶け込むようになり、友人も増えて買い物へ行くようにまでなった。入学当初、味なし炒飯を作って一夏に文句を言われるなど、料理の腕はあまり高くなかった。以後は練習で発生した大量の失敗作を自分で処分したからか、急激に上達して純粋に料理がうまいと言われるまでになった。姉である束がISを発明して以来、小学4年生時から政府の重要人物保護プログラムにより日本各地を転々とさせられており、一家は離散状態にある。後に(もっとも保護(監視)が必要な)束が失踪してからは執拗な監視と聴取を繰り返されており、心身共に負担を受け続けてきた。IS学園にも束の妹という理由で政府により入学させられたため、束には強いコンプレックスを感じている[注 12]。そうした過酷な生活の影響からか、カッとなって暴力的行動に出易く、力に溺れて自分や周りを見失うといったこともあり本人も気にしている。中学3年生の時の剣道の全国大会では、優勝したものの試合後にそれが単なる憂さ晴らしでしかなかったことに気付いて強い自己嫌悪に陥った。「銀の福音」と交戦した際にも封鎖海域内を航行していた密漁船を犯罪者であるという理由で見捨てようとし、一夏が負傷する事態を招く一因となった。元々ISに対しては道具以上の感覚を持っていなかったことと[注 13]自責の念もあり、もうISには乗らないとまで思いつめた。だが、鈴からハッパをかけられたこともあってどうにか立ち直り、再び「銀の福音」と戦うことを決意している。IS学園入学当初は、一夏ほどではないもののISに関する成績は芳しいものではなかったが、次第にその身体能力の高さと剣道の腕がISの操縦に活かされるようになる。「銀の福音」との再戦時に単一仕様能力「絢爛舞踏」を発動し、勝利に大きく貢献した。その後、誰の助けも受けようとせず実力が伸び悩んでいたが、一夏に少し遅れて楯無の指導を受けるようになる。「サイレント・ゼフィルス」の襲撃時には楯無に受けた助言に従って行動し「絢爛舞踏」を任意に発動できるようになった。専用機のみのタッグマッチトーナメントの前にも楯無の指導を受けており、実力が向上し続けている[注 14]。また、「ゴーレムIII」との戦闘時に突然出現した新装備の特性を瞬時に理解するなど、徐々に才能を発揮してきている。幼少期は姉の束のことを慕っていたが、ある「事件」[注 15]を境に束を避けるようになった。そんな中「紅椿」を与えてくれたことをきっかけに束との関係について悩むようになる。その後、楯無との交流を通して、束との関係を修復を徐々に考えるようになる。ルームメイトは「織斑一夏」 ⇒ 「鷹月静寐」。専用ISは「紅椿」(3巻より)。IS適性は当初は「C」、ISに関しては他人に説明するのが下手で擬音だらけの表現になる。7巻で楯無によるステータスチェックで「S」であることが判明した。適性「S」を出した者は世界でもヴァルキリーやブリュンヒルデくらいしかおらず、しかも、わずか半年程度でこれほどの変化を見せた者は前例が無い。この急激な適性の向上は束と関係があるのではないかと楯無は推測している。また、8巻におけるクロエのワールド・パージに対して他の4人より効果が薄く、プログラムによって「作られた一夏」を自分の意志で消してしまった(箒以外の者が作った一夏は、一夏が倒した)。
セシリア・オルコット(Cecilia Alcott)
声 -
ゆかな[5]、ブリトニー・カボウスキー(英語版)本作のヒロインの1人。1年1組およびテニス部所属。イギリス代表候補生。縦ロールに整えた長い金髪に透き通った碧眼が特徴。誰にでもお嬢様口調で話し、ほとんどの人間を呼び捨てにせず、敬称を用いる[注 16]白人としては胸がやや小さいものの、ヒロイン勢の中では大きい部類に入る。上流階級に生まれ育ったため、プライドが高くて物腰も上品だが、自身のステータスを鼻にかけている。その反面、見栄っ張りで子供っぽい性格。制服はパニエペチコートを組み込み、ドレス風に改造している。
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