以下は、過去に使われていた非公式の通貨コードである。
過去に使われていた非公式の通貨コードコード(非公式)ISO 4217コードE[注釈 2]通貨使用される国・地域備考 補助貨幣単位は、株式の取引やエネルギーなどの資産の価格設定によく使用されるが、ISO 4217では補助貨幣単位のコードは割り当てられていない。補助貨幣単位を表現する非公式のコードとして、以下の2つの方法が広く使われている。 このほか、補助貨幣単位の頭文字の大文字に置き換える方法もある。例えば、南アフリカ・ラント(ZAR)に対するセントのZAC[29]などである。
ADFN/A2アンドラ・フランアンドラ1999年1月まで使用されていた事実上の通貨で、ユーロ(EUR)に置き換えられた[24]。
ARLN/A2ペソ・レイ(英語版)アルゼンチン1970年1月から1983年5月まで使用され、ペソ・アルヘンティーノ(英語版)(ARP)に置き換えられた[24]。
MCFN/A2モネガスク・フランモナコ1999年1月まで使用され、ユーロ(EUR)に置き換えられた[24]。
MKNN/A(第1次)マケドニア・デナール北マケドニア1990年から1993年まで使用され、(第2次)マケドニア・デナール(MKD)に置き換えられた[24]。
SMLN/A0サンマリノ・リラサンマリノ1999年1月まで使用され、ユーロ(EUR)に置き換えられた[24]。
VALN/A0バチカン・リラバチカン1999年1月まで使用され、ユーロ(EUR)に置き換えられた[24]。
YUGN/A2ユーゴスラビア・ディナールユーゴスラビア1994年1月1日のデノミネーションで導入された[24]が、同月中にノビ・ディナール(YUM)に置き換えられた。
YUON/A2ユーゴスラビア・ディナールユーゴスラビア1993年10月1日のデノミネーションで導入された[24]が、翌年1月にYUGに移行した。
YURN/A2改正ディナールユーゴスラビア[注釈 5]1992年7月のデノミネーションで導入された[24]が、1993年にYUOに移行した。
補助貨幣単位
通貨のISO 4217コードの3文字目を大文字の"X"に置き換える。例として、イギリス・ポンド(GBP)に対するペニーのGBX[25][26][27]、アメリカ合衆国ドル(USD)に対するセントのUSX[25]、ユーロ(EUR)に対するセントのEUX[25][26]などがある。
通貨のISO 4217コードの3文字目を、補助貨幣単位の頭文字の小文字に置き換える。上記に挙げた例の場合、GBPのペニーはGBp[28][27]、USDのセントはUSc[28]、EURのセントはEUc[28]となる。