IPv6アドレス
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この項目では、IPv6パケットのアドレス部に指定する値について説明しています。通信プロトコルとしてのIPv6については「IPv6」をご覧ください。
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IPv6アドレス(アイピーブイシックスアドレス、: IPv6 address)とは、IPv6コンピュータネットワークにおいてコンピュータ等のノードネットワークインタフェースを判別するための番号(IPアドレス)である。

IPアドレスは、ホストの個々のネットワークインタフェースを特定し、ホスト間でIPパケットルーティングを行うために使用される。IPアドレスはパケットのヘッダに記載され、そのパケットの送信元と送信先を示している。

IPv6は、インターネットにおいて最初に使用されたIPv4を継承している。IPv4が32ビットのIPアドレスを使用するのに対し、IPv6は128ビットのIPアドレスを使用する。このため、IPv6はIPv4と比べて非常に大きなIPアドレス空間を持っている。IPv6アドレスの二進数形式への分解
IPv6アドレスの種類

IPv6アドレスは、以下の3種類に分類される[1]

ユニキャストアドレス - 単一のインタフェースのための識別子。インターネットプロトコルは、ユニキャストアドレスに送られたパケットを、そのアドレスによって識別されるインタフェースに配送する。

エニーキャストアドレス - インタフェース集合(通常は異なるノードに属する)のための識別子。エニーキャストアドレスに送られたパケットは、そのアドレスで識別されるインタフェースの内で、ルーティングプロトコルの距離の定義に従って「最も近く」(nearest)にあるただ1つのインタフェースに配送される。エニーキャストアドレスはユニキャストアドレスと同じフォーマットのため、表記上は区別がつかない。ただ、同じアドレスが複数のインタフェースに設定されるかどうかの違いしかない。

マルチキャストアドレス - エニーキャストと同様にインタフェース集合のための識別子であるが、マルチキャストアドレスに送られたパケットは、そのアドレスを持つすべてのインタフェースに配送される。

IPv6にはブロードキャストアドレスは存在せず、その機能はマルチキャストアドレスが果たす。
アドレス形式

IPv6アドレスは128ビットのアドレス幅を持っている[1]。アドレスは、アドレス指定とルーティングの方法により、ユニキャストアドレス、マルチキャストアドレス、エニーキャストアドレスに分類される。これらのそれぞれに、論理的に128のアドレス・ビットをビット・グループに分け、これらのビット・グループの値を特別なアドレス指定機能と結びつけることによって、様々なアドレス・フォーマットが存在する
ユニキャストアドレス・エニーキャストアドレスのフォーマット

ユニキャストアドレスとエニーキャストアドレスは、通常2つの部分に分けられる。前半の64ビット(サブネットプリフィックス)はルーティングに使用され、後半の64ビット(インタフェース識別子)はサブネット内での個別のインタフェースを指し示す。

一般的なユニキャストアドレスのフォーマット(ルーティングプリフィックスのサイズは可変)bits48(以上)16(以下)64
fieldルーティングプリフィックスサブネットIDインタフェース識別子

ネットワークプリフィックス(「ルーティングプリフィックス」と「サブネットID」)は、アドレスの中の上位64ビットである。ルーティングプリフィックスのサイズは可変である。プリフィックスのサイズが大きくなると、その分だけサブネットIDのサイズが小さくなる。サブネットIDのビットのフィールドは、ネットワーク管理者が与えられたネットワーク内でサブネットを定義するのに使用することができる。64ビットの「インタフェース識別子」は、インタフェースのMACアドレスからmodified EUI-64[注釈 1])を使用して自動的に決定されるか、DHCPv6サーバから取得するか、ランダムに決定されるか、手動で設定するかのいずれかで決められる。

リンクローカルアドレスもまたインタフェース識別子に基づいているが、ネットワークプリフィックスとは異なるフォーマットになっている。

リンクローカルアドレスのフォーマットbits105464
fieldprefix0インタフェース識別子

prefix(プリフィックス)フィールドは二進数の値 1111111010 であり、54個のゼロがその後に続く。全てのリンクローカルアドレスのネットワークプリフィックスは同じ(fe80::/64 : リンクローカルアドレスプリフィックス)になり、それがルーティング不可であることを示す。
マルチキャストアドレスのフォーマット詳細は「en:Multicast address#IPv6」を参照

マルチキャストアドレスは、いくつかの特別なルールに従ってフォーマットされている。

一般的なマルチキャストアドレスのフォーマットbits844112
fieldprefixflgscgroup ID

全てのマルチキャストアドレスで、prefix(プリフィックス)は二進数の値 11111111 である。

flg(フラグ)フィールドの4つのビットのうち3つは値の意味が定義されている[1]が、最上位ビットは将来のために予約されている。

マルチキャストアドレスフラグ[3]ビットフラグ0のとき1のとき
8予約予約予約
9R (Rendezvous)[4]ランデブーポイントがないランデブーポイントがある
10P (Prefix)[5]プリフィックス情報がないアドレスはネットワークプリフィックスに基づく
11T (Transient)[1]Well-knownなマルチキャストアドレス動的割り当てされたマルチキャストアドレス

4ビットのスコープフィールド (sc) は、アドレスが有効でユニークとなる有効範囲を示すのに使われる。

要請ノード(solicited-node)には特別なマルチキャストアドレスが与えられる。

要請ノードマルチキャストアドレス(英語版)のフォーマットbits84479924
fieldprefixflgsc01unicast address

sc(スコープ)フィールドは二進数値 0010 (リンクローカル)である。要請ノードマルチキャストアドレスは、ユニキャストアドレスやエニーキャストアドレスの最後の24ビットをマルチキャストアドレスの最後の24ビットに写して作られる。

ユニキャストプリフィックスに基づくマルチキャストアドレスのフォーマット[4][5]bits8444486432
fieldprefixflgscresriidplennetwork prefixgroup ID

リンク範囲(link-scoped)マルチキャストアドレスは、互換性のあるフォーマットを使用する[6]
表記法

IPv6アドレスは、128ビットを16ビットずつの8つのグループに区切ってそれぞれのグループを4桁の十六進数で表記し、グループとグループの間をコロンで仕切る。例えば以下のように表現される。2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334

十六進数は大文字・小文字を区別しないが、IETFでは小文字を使用するよう推奨している。この表記は、以下に示す方法で短く表現することができる。
0の連続

各区切りの先頭の連続する0は省略できる[1]。このルールを適用すると、上記に例示したアドレスは以下のように表記できる。2001:db8:85a3:0:0:8a2e:370:7334
0だけのグループ

1つ以上の0だけのグループは、::で表すことができる[1]


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