IPod_shuffle
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iPod shuffleiPod shuffle(左から第1世代、第2世代、第3世代、第4世代)
製造元Apple
種別デジタルオーディオプレーヤー
発売日2005年1月11日 (2005-01-11)
販売終了日2017年7月27日 (2017-7-27)
ストレージフラッシュメモリ(512MB?4GB
外部接続USB 2.0
電源リチウムイオン二次電池

iPod shuffle(アイポッド シャッフル)は、かつてAppleiPodシリーズの一つとして販売されていたデジタルオーディオプレーヤーである。
概要

"すべて、偶然に任せよう。(Enjoy uncertainty.)" "Life is random."というキャッチフレーズと共に2005年1月11日のMacworld Conference & Expoで発表された。ストレージとしてハードディスクドライブではなくフラッシュメモリが採用された最初のiPodである。

転送された曲をシャッフルして聴くというコンセプトを前面に押し出している。また、通常の音楽プレイヤーのようにプレイリスト順に再生することも可能。情報表示用の画面が無いため「プレイヤー上で曲を細かく選んで聴く」というような使い方には向かない反面、本体が小型で駆動部の無いフラッシュメモリを採用しているため、ジョギングなどの運動をする際に利用するのに向いている。また価格が(ストレージサイズによっては)100ドルを切るという最安値のiPodファミリーということも大きな特徴であった。
歴代モデル
一覧

世代画像容量色発売日(価格改訂日)価格(円)再生時間サイズ(mm)重量
1
512MBホワイト2005年1月11日10,980最大12時間24.9
×
83.8
×
8.322g
2006年2月7日7,900
1GB2005年1月11日16,980
2005年6月28日14,980
2006年2月7日11,900
本体にUSBコネクタが付いており、単体でUSB 2.0ポートに接続して曲の入れ替えや充電が可能。
21GBシルバー2006年11月3日9,800最大12時間41.2
×
27.3
×
10.515g
グリーン
ブルー
ピンク
オレンジ2007年1月30日
シルバー
*グリーン
*ブルー
**レッド
パープル2007年9月5日
(新色に入替)
シルバー
***グリーン
***ブルー
**/***レッド
ピンク2008年2月26日
(新色は2008年9月9日)5,800
2GB7,800
付属品のDockを用いてUSB 2.0ポートに接続して曲の入れ替えや充電を行う。
* 前バージョンよりも淡い。
** (PRODUCT)RED製品。
***前バージョンより鮮やか。
34GBシルバー
ブラック2009年3月11日8,800最大10時間45.2
×
17.5
×
7.810.7g
2GBシルバー
ブラック
ピンク
ブルー
グリーン2009年9月10日5,800
4GB7,800
*光沢ステンレススティール9,80017.2g
付属品の専用USBケーブルを用いてUSB 2.0ポートに接続して曲の入れ替えや充電を行う。
本体側に操作ボタンはなく、操作は付属ヘッドホンのリモコンで行う。
* Apple Store、Apple Online Storeでのみ販売。
42GBシルバー
ブルー
グリーン
オレンジ
ピンク2010年9月2日4,800最大15時間29.2
×
31.6
×
8.712.5g
2011年10月5日4,200
4,800(2013.5)
5,800(2015.3)
シルバー
スレート
ブルー
グリーン
イエロー
パープル
ピンク
(PRODUCT)RED2012年9月12日
スペースグレイ
ゴールド
シルバー
ピンク
ブルー
(PRODUCT)RED2015年7月16日
付属品の専用USBケーブルを用いてUSB 2.0ポートに接続して曲の入れ替えや充電を行う。
本体に第3世代で省かれた操作ボタンが復活。

第1世代iPod shuffle(第1世代)の裏側

2005年1月11日(日本時間1月12日)に開催された「Macworld San Francisco 2005」にて発表され、同日から販売が開始された。iPod mini発売時に起こった品不足がまたしても起こり、発売後しばらくは『少数入荷しては即完売』が繰り返された。日本では一般店舗へ安定して品物を供給できるまでに発売から約3ヶ月程かかった。その影響で一時的に他社の製品の販売を押し上げる現象が起きた。[要出典]

512MBモデル(10,980円/$99)と1GBモデル(16,980円/$149)が用意された。その戦略的な価格設定から、今までデジタルオーディオプレイヤーに手を出していなかった、もしくは出せなかった層をもターゲットとしている。

他のiPodファミリーと違い、VFATをファイルシステムとして採用し、HFS+形式でフォーマットしたものは、単なるUSBメモリとしての利用はできるが、音楽プレイヤーとしては利用できない。

本体色はホワイトのみ。他のiPodと違い液晶画面を持たず、クリックホイールに似た外観のコントロールパッドで操作する。iTunesから音楽を転送する場合、iTunesが本体容量の範囲内で曲をランダムに選択するオートフィル機能で作成されたプレイリスト、あるいはユーザーが任意に作成したプレイリストに則った曲を転送する。そして本体裏面のスライドスイッチでプレイリスト通りの順番か、シャッフル(ランダム)再生させるかのどちらか一方を選択して音楽を再生する。ただし、ギャップレス再生には対応していない。

重さは22gと非常に軽く、大きさは100円ライターとほぼ同じ程度。PCとはFireWireではなくUSB 2.0で接続する。本体下部にUSBコネクタが設けられており、ドックなどを介さずに直接PCのUSBポートへ接続できる。転送速度はUSB 1.1よりも若干速い程度である。本体の容量は、コネクタの金属部分に印字された文字で判別することができる。

リチウムイオン二次電池を内蔵しており、電池の消耗度は裏側のバッテリーチェッカーボタンを押してLEDの色で確認でき、消耗具合により緑>黄>赤と色が変わっていく。USB端子に接続すれば充電が始まり、約4時間で完全充電される。連続再生時間は約12時間。別売で、単4乾電池2本使用、最長で約20時間分延長される専用バッテリーパックが用意されている。乾電池使用時のバッテリーチェッカーボタン表示は緑の点滅となる。USBコネクタが見えるようにキャップを取り外した第1世代iPod shuffle

iPod shuffleはUSBメモリとしての機能も併せ持ち、「ディスクとして使用する」オプションの設定によってUSBメモリ機能を使用するかどうかを切り替えられる。オンにした場合は、iTunesの設定画面でスライダーを使って音楽再生用メモリ領域とデータ格納用領域のそれぞれの容量比率を自由に変えられる。

また、音楽ファイルを必ずしもiTunesが管理するiPod_Controlディレクトリにいれる必要は無く、USBストレージ上の任意の場所に音楽ファイルを置いて再生用データベースを作成するソフトウェア[1]も存在する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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